近刊
【ピョンヤン・アート】 (仮題)
ムン・ボンガン(著) 白凛(訳) 青土社 2019/12/26

絵画に描かれた北朝鮮。

昨年開催された光州ビエンナーレでひときわ異彩をはなった作品群が、北朝鮮のトップ
クラスの画家が集まって描く「朝鮮画」の展示であった。

そのキュレーションをしたムン・ボンガンが、アーティストのアトリエ訪問やインタビュー、
集められた資料を駆使し北朝鮮絵画の現在をまとめたものが本書である。

「朝鮮画」は社会主義リアリズム主義の芸術の典型的な形態でありつつも、独自の表現
方法を追求してきた。

本書では、プロパガンダとアートの境界線上に存在する平壌のアートの現在を描く。