【恨J民】桜ういろう 2本目【ストーカー】
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保守系女性アカウントへの執拗な粘着で有名なハンJ最高齢垢・桜ういろうについて語りましょう!(・∀・)
※前スレ
【恨J民】桜ういろう 1本目【ストーカー】
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1591023199/ 「ああ、そうかよ。お前の恋が実るといいな。どっかの誰かさんと」 オレは「やってらんねえ」と呟き、ミサに背を向けて寝返る。 景色をぼんやり眺めていると、安心感と疲労で眠気が襲い、オレは欠伸をして目を擦る。 その時、どこから飛んできたミサイルランチャーがオレのジャンボシャボン玉に当たり、卵が割れる様な嫌な音を立てて罅が入る。 オレのジャンボシャボン玉にミサイルランチャーが当たる度に罅が大きくなる。 敵の攻撃が止んだのを確かめると、オレは眠気が一気に覚め、何事かと思い慌てて飛び起きた。 オレは拳を振り上げ、ミサに食ってかかる。オレの拳が怒りで震えている。 ミサは胸の前で両手を合わせて、可愛くぺろっと舌を出した。 「ごめんっ。カイトの分だけ、手加減しちゃった。ネロは特別だからね?」 ミサはネロにウィンクして、ネロにラブラブビームを送る。 「はあ!? お前なに言ってんだよ!? ネロ、なんとか言ってやれよ!」 オレの指先が得体の知れない恐怖で震えている。手には嫌な汗を掻いている。 ネロはミサを無視して、デジタル腕時計を弄りながら、黒縁メガネのレンズでどこからミサイルランチャーが飛んできたか探索モードで必死に探っている。 「おい、ミサ! オレのだけ手加減したのかよ!? お前、それでも幼馴染かよ!?」 オレはまた力強くミサを指さす。やっぱりミサが信じられず指先が震えている。 ミサは肩を竦め不気味に微笑んで、鬱陶しそうに手をひらひらさせる。 「ネロとあたしは大丈夫だから。落ちるのはカイトね。短い間だけど、楽しかったわ」 ミサは瞼を閉じ、涙を指で拭う仕草をして、胸の前で十字を切った。 ミサに付き合いきれずに疲れて、そのまま深いため息が零れる。 「!?」
オレは一気に緊張して、驚いて顔を上げる。 オレは素早くネロを見ると、ネロの黒縁メガネのレンズに表示された3D立体地図が赤く点滅している。 その時、けたましく鳴きながら、オレたちの向こうと反対側から飛んできた二羽の大鷲。 大鷲はメタリックの骨格に眼が紅く、両翼の先端が太い筒状になっており、長い尻尾が生えている。 二羽の大鷲は回転しながらオレたちに近づき、それぞれ口を開けるとガトリングガンがあり、二羽の大鷲は口を開けたままガトリングガンを撃ってくる。 オレのジャンボシャボン玉の罅がみるみる大きくなる。 ネロを見るが、ネロのシャボン玉は攻撃を吸収して大丈夫みたいだ。 オレはミサとネロに訴える様に、シャボン玉の見えない壁を拳で叩く。 大鷲は勝ち誇ったように、両翼を真っ直ぐ前に突き出し、両翼の先端の筒からミサイルが発射された。 オレは諦めて両膝をシャボン玉の見えない床に突き、絶望に駆られ俯く。 大鷲のミサイル攻撃がオレのジャンボシャボン玉に当たり、攻撃音が遠くに聞こえる。 オレは両手の掌を床に突き、拳を握り締めて見えない床を叩く。 その間にも、オレのジャンボシャボン玉の罅割れが大きくなる。 瞼を閉じた。落ち着け。とにかく、考えるんだ。どうにかしないと。 その時、オレのジャンボシャボン玉は攻撃に耐えきれず、ついにガラスが割れた様に砕け散る。 「こらあああああ! カイトおおおおお! なに諦めてんのよっ! あたしがカイトを助けるんだから! 幼馴染を見捨てたりしないわよ! 今行くから待ってなさいっ!」 オレの視界に、ミサがホバーボードの後ろの二本マフラーから激しく火を噴きながら、ホバーボードのエンジン全開でオレを追いかける姿が映る。 ミサの姿を見て、オレは鼻を鳴らし喉の奥で笑う。ミサに見捨てられたかと思ったぜ。 ネロとはぐれちまったな。あいつならなんとかするだろ。 その時、ミサの背後からけたましく鳴きながら 一羽の大鷲の魔物が急降下してくる。 「ミサ! 後ろだ! あいつが追いかけてきてるぞ!」 ミサは鬱陶しそうに髪を掻き上げ、背後の魔物を無視してオレの降下スピードに追いつく。 「魔物なんかどうでもいいわ! あんたがなんとかしてよ! あたしはあんたを助けるので手一杯なんだから! カイト、手を伸ばして!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています