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【BAN祭り主犯】けーざい(@keezay)を倒そうぜ Part3
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0653マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:02:50.18ID:Sub4zyK3
ちんぽこ
0654マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:03:10.77ID:Sub4zyK3
うんちぶり
0655マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:32:45.60ID:aSr1H5uT
 見上げると、白色の大きなドラゴンが仰向けになって両手でオレを抱いていた。
0656マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:33:02.33ID:aSr1H5uT
 白色ドラゴンの指の鋭い爪が視界に入り、オレはぞくりと寒気がしてぷるっと震える。
0658マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:33:35.44ID:aSr1H5uT
 オレは白色ドラゴンの腕の中で手足をバタバタさせて暴れた。
0659マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:33:52.31ID:aSr1H5uT
 まだクリスタルが青白く輝いているので、オレはクリスタルをそっと握り締めた。
0660マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:37:38.96ID:AZlD4T+W
 不思議と安心して落ち着き、大丈夫だと教えてくれている様な気がした。
0661マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:37:55.70ID:AZlD4T+W
 白色のドラゴンが身体をよじって、呆れたように大きな首を横に振る。
0662マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:38:12.46ID:AZlD4T+W
「やれやれ。無暗にオーヴを使い過ぎだ、マスターよ。お前は疲労の限界がきているはずだ、少し
0664マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:38:45.29ID:AZlD4T+W
 気持ち良さそうに両翼を羽ばたかせて、大きな滝から離れ、白色ドラゴンは川沿いをゆっくりと 飛んでゆく。
0665マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:39:01.89ID:AZlD4T+W
 その時、オレの眼下に川岸に寄せられてうつ伏せに倒れているミサが目に入る。
0666マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:39:18.39ID:AZlD4T+W
 ミサの傍にはホバーボードが裏返って火花が散っている。
0667マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:39:34.99ID:AZlD4T+W
 川岸の樹の影から現れた一人の黒装束が肩に掛けたマシンガンを構えてミサにゆっくりと近づいてゆく。
0671マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:40:40.78ID:AZlD4T+W
 肘が痺れてびりびりして、オレは痛みで肘を押さえて呻いた。
0672マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:40:57.33ID:AZlD4T+W
「倒れているあの子かい? ちょっと様子を見ようじゃないか」
0674マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:41:30.37ID:AZlD4T+W
 黒装束の男がミサを肩に担ぎ、ホバーボードを脇に挟んで、黒装束は旋回している白色のドラゴンを仰ぐ。 黒装束は顔が黒いフードで覆われ、口許も黒い布で覆っているため、性別がわからず、表情も見えない。
0675マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:41:47.24ID:AZlD4T+W
 やがて黒装束はミサを肩に担ぎ直して歩き出し 、奥の樹の影に消えた。
0676マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:42:04.10ID:AZlD4T+W
 白色のドラゴンが旋回をやめて羽ばたき、森の奥を見つめている。
0677マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:42:20.61ID:AZlD4T+W
「ふむ。近くに野営地があるみたいだね、テントが幾つか張ってある。そこの連中みたいだ、あの子を攫った奴は。どうするんだい?」
0678マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:42:37.11ID:AZlD4T+W
 白色のドラゴンが欠伸をして火を噴いた後、オレに訊いてきた。
0680マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:43:09.86ID:AZlD4T+W
 白色のドラゴンの視線の先に野営地があり、テントが幾つか張ってあった。
0681マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:43:26.38ID:AZlD4T+W
 野営地から白煙が昇って、風に乗っていい匂いがオレの鼻腔をくすぐる。
0683マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:44:00.41ID:AZlD4T+W
 そういえば、腹が減ったな。ミサが持ってきた菓子、全部食ったしな。
0684マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:44:17.15ID:AZlD4T+W
 ミサの奴、本当はネロとのデートで食うつもりだったんだろうけど。
0685マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:44:33.64ID:AZlD4T+W
 オレはお腹を擦るが、腹の虫は食いものをよこせと鳴き続ける。
0688マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:45:22.86ID:AZlD4T+W
 それにしても、こんなところに開けた場所があるなんて。
0689マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:45:39.22ID:AZlD4T+W
 そうだ。あいつらに訊いてみよう、ラウル古代遺跡のこと。何か知ってるはずだ。
0694マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:47:01.63ID:AZlD4T+W
 白色のドラゴンはオレを摘まんで、顔の前までオレを持ってくる。
0695マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:47:19.42ID:AZlD4T+W
「ワタシは反対だね。マスターの疲労が酷い。今野営地に行ったって死ぬだけさ。ワタシとお前で攻めるつもりかい? 冗談じゃないよ。敵の数が多い。よく考えな」
0696マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:47:35.86ID:AZlD4T+W
 白色ドラゴンは眉根を寄せて口を結び、白色ドラゴンの鼻息がオレに飛んでくる。
0697マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:47:52.29ID:AZlD4T+W
 白色ドラゴンの声が子守唄の様に、波の様に揺らいで聞こえる。
0702マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:49:15.59ID:AZlD4T+W
「オーヴを使ったにしちゃ、よく身体が持ったほうだ。大したもんだよ」
0706マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:50:20.79ID:AZlD4T+W
 どこか大きなテントの中で、頑丈な檻の中に閉じ込められているのか画面が左右に揺れる。
0707マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:50:37.02ID:AZlD4T+W
 テントの入り口からちらっと外が見えて、黒装束がライフルを肩に担いで通り過ぎる。
0713マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:52:14.44ID:AZlD4T+W
 ネロは檻を背に片足の膝を曲げて檻に凭れて座り込み、片足の膝を曲げた膝の上に腕を載せている。
0715マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:52:47.08ID:AZlD4T+W
 やがて黒縁メガネをゆっくり外して、ジャケットの内ポケットから取り出した布でメガネのレンズを拭いている。
0716マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:53:03.39ID:AZlD4T+W
 ネロはジャケットの内ポケットに布を突っ込み、黒縁メガネを片手で掛ける。
0717マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:53:19.65ID:AZlD4T+W
『ボクとしたことが油断した。ミサの魔法が消えて、敵の野営地に落ちるとは。カイト、お前が頼りだ』
0718マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:53:35.90ID:AZlD4T+W
 ネロは顔を上げて後ろ頭を檻に凭れ、物思いに耽って何故か鼻で笑った。
0728マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:56:18.51ID:AZlD4T+W
 女は髪が雪の様に白いミディアムヘアで肩に髪がかかるくらい。
0729マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:56:34.83ID:AZlD4T+W
 整った目鼻立ちで、瞳は吸い込まれそうなサファイアブルー。
0730マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:56:51.27ID:AZlD4T+W
 耳に蒼い滴の形をした透明なクリスタルのピアスを付けて、風でピアスが小さく揺れている。
0731マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:57:07.55ID:AZlD4T+W
 服は長袖の青コットンのロリータクラシックドレスで黒いショートブーツを履いている。
0733マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:57:39.99ID:AZlD4T+W
 女はオレの顔を不思議そうに覗き込み、両手を腰に当てて不気味に歯を見せて笑った。
0734マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:57:56.38ID:AZlD4T+W
「うわっ!」
オレは驚いて慌てて上半身を起こす。葉っぱデザインの薄い毛布がオレの上半身からずり落ちる。
0735マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:58:12.80ID:AZlD4T+W
 どうやら、オレは大きな切り株の上で寝ていたらしい。木の香りがする。振り向くと木の枕がある。
0736マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:58:29.04ID:AZlD4T+W
 なんだ、この枕。不思議に思い木の枕を人差指で触ってみると、意外にふわふわで柔らかい。
0738マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:59:01.64ID:AZlD4T+W
 その時、頭痛がしてオレは顔をしかめて額を手で押さえる。
0741マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 01:59:50.62ID:AZlD4T+W
 女は腕の前で両手を組み、勝ち誇ったように仁王立ちして喉の奥で笑っている。
0742マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 02:00:07.03ID:AZlD4T+W
「オーヴに選ばれし者にしては、まだまだ力の使い方がなっておらんの。お前はあれから二時間も気を失っておったんじゃ。無理もないわい」
0744マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 02:00:39.47ID:AZlD4T+W
 オレ額を手で押さえて顔をしかめながら女を睨み据える。
0747マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 02:01:28.37ID:AZlD4T+W
 女は馬鹿にしたように胸の前で両手を組んだまま、鼻と喉を鳴らして笑う。
0751マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 02:02:33.40ID:AZlD4T+W
「……白いドラゴンか? お前、人間に姿を変えたのか? 冗談だろ」
0752マンセー名無しさん
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2020/09/17(木) 02:02:49.77ID:AZlD4T+W
 頭痛が治まり、オレは切り株の上に胡坐をかいて、太ももの上に肘を突いて頬杖を突き鼻で笑う。
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