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中島みゆきの名曲
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0001Track No.774
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2019/08/31(土) 14:19:59.10
中島みゆきの感動する名曲一日一選マラソン
0002Track No.774
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2019/08/31(土) 14:41:36.02
「麦の唄」
夏の終わりになると、ふとノスタルジーを感じませんか・・・
思い出すのは遠くの故郷...子供の夏休み、夏の強い日差しが終わりそうな
秋の始まりには、そんなノスタルジーに浸るのもいいでしょう。

あの頃の感情を確認するように...最後に鳴き尽くすような蝉の声...
まとわりつくような湿気、お盆から残暑の時期は、不思議と懐かしい昔を
思い出したりしませんか。夏休みに実家に戻り、ふと、学生だった頃の自分の

片鱗を見つけたり、変わらないお盆や祭りの光景だったり、古くからの幼馴染との
再会したり、感傷のスイッチを押してしまうとき、ちょっとあの頃のような
気持ちをもう一度、感じてみたくなりませんか、ノスタルジー....

https://pv755.com/mugi-no-uta
0003Track No.774
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2019/09/01(日) 15:48:58.58
「INDIA GOOSE」

妻がいなくなったことを、まだ理解できないでいる3歳の息子に対して、どう接していいのか
父親として不甲斐なさに悩まされていた。寂しさが家中を包み込んでいるようだった。
そんな時、仕事の都合で家を空けることになり、実家の母にしばらく来てもらうことになった。

出張中、何度も家に電話をかけ、子供たちの声を聞いていた。
子供達を安心させるつもりだったが、心安らぐのはいつも私のほうだった。
電話口で、子守している実家の母が、あなたが九州に行っているとき、正樹は、いつものように泣いて
お姉ちゃんを困らせていたのね。そしたらお姉ちゃんが・・・
「ママは、もういなくなっちゃったけど、お姉ちゃんがいるでしょ?」
「本当はね、パパだって とってもさみしいの」
「だけどね、ハパは 泣いたりしないでしょ?」
「それはね、パパが 男の子だからなんだよ。まぁも男の子だよね。」
「だから、だいじょうぶよね。」
「お姉ちゃんが、パパとまぁの ママになるからね。」 そういったのよ。

・・・何ということだ、、 6歳の娘が、ちゃんと私の代わりに、この家を守ろうとしているではないか、と
思うと目頭に熱いものが ・・・

https://pv755.com/india-goose
0004Track No.774
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2019/09/02(月) 06:26:40.76
「風の笛」

わたしは継母なんです。 一緒に住むようになって一年が過ぎました・・・
息子は、なかなかお母さんと言ってくれません。

息子が最近 泥まみれで帰ってくることがありました・・・
「何かあったのと? 」尋ねても何も答えてくれません。

一緒に帰宅した娘が私に・・・
「お母さん、お兄ちゃんね。 
虐めっ子に お前の母ちゃん まま母なんだろ! 本当の母ちゃんじゃないんだろ!」と
5人組に虐められていたとのこと

それで泣きながらお兄ちゃんは 
「お母さんは、、、お母さんは俺のお母さんだ! 世界一のお母さんだぞ!! 文句あるか! この野郎!!」と
取っ組み合いの喧嘩をしてきたんだと言う事を知った・・・ 言葉が出ない ・・・

「お母さん ・・・実はね、お兄ちゃんから口止めされているの ・・・お母さんに、言っちゃダメって。」

https://pv755.com/wind-whistle
0005Track No.774
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2019/09/03(火) 03:28:48.36
比較的最新の曲を扱うね
良スレの予感
0006Track No.774
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2019/09/03(火) 08:59:05.15
「糸」

脳梗塞で入退院を繰り返していた祖父。
私達家族は以前から本人の希望通り、医師から余命あとわずかであることを
知らされていましたが祖父には知らせないでいたんです。
「元気になって、またみんなで楽しく暮らそうね。」と
祖父を見舞った際の合言葉のように言っていたんです ・・・

そして祖父の1周忌が過ぎた頃に、父が祖母に1通の手紙を渡したんです。
祖母の心の落ち着きを見計らうように・・・
衰弱し、震える手で書かれた文字は書道て師範格であった祖父が書いたとは
とても思えない程、弱々しかったのですが、文面から感じられる優しさと
慈しみが祖父のそれでした・・・

「おばあちゃん元気ですか? 共に過ごした時間は長いようで短い60年でしたね・・・。
あなたに会えたこと、そして子供たちを育ててくれたことに感謝します。僕は幸せ者です。
幸せな人生をありがとう。又、会う機会があれば、また一緒に暮らしたいものです。」

------・・・祖父が書いた最初で最後のラブレター・・・
------それを何度も読み返すおばあちゃんの背中が震えていました-----

https://pv755.com/ito-full
0007Track No.774
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2019/09/03(火) 14:12:41.20
相変わらずの自己満スレ
0008Track No.774
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2019/09/04(水) 07:09:32.45
「身体のなかを流れる涙」

二年前なんですけど、私の友達が子供と旦那さんを残して病死した。
一年もたたないうちに旦那さんは再婚。連れ子の女の子が新しい母親になかなか慣れなく
そのうち子供ができてから、連れ子に対する虐待が始まったという話を聞いた。

近所のママさんが「気の毒にね−」程度に話をしているのを小耳にはさんだのだけど
実は虐待が本当に酷くなり、学校でも近所でも評判になっていたらしい・・・
私はそれを聞いたら居ても立っても居られず市役所に電話をし、相談し、市の職員の方が、
何度か訪問してくれたんだけど「虐待なんてしていない、しつけだ!」と言って家の中に入る事を拒否。

しばらくすると、その女の子は居なくなっていた・・・嫌な予感がした。
その子が、居なくなったことについての噂は近所でも評判になっていた・・・
そんな矢先、救急車とパトカーのけたたましいサイレンが・・・あの子が亡くなった・・・
問題の夫婦は捕まった。テレビのニュースで報道されている・・・

虐待されている子のランドセルは壊され、いつも汚い格好で学校に通っていた女の子。
そんな格好だと学校でも虐められているのは想像がつくのに・・・
どうすることもできなかった・・・夫婦で出かけても、その子は死んだ魚の様な目をして
ついていっていたあの子は、いつもは食事も与えられずに自宅に放置されていたと言う事を

ニュースで知った。皆どうして何もできなかった、家庭に踏み込むことは、私も周囲の人たちも
何もできない自分にすごく腹が立った・・・
------辛かったのはあの子だ! あの子の気持ちを思うと--------
----------こみ上げる涙か止まらない----何もできず、助けることもできなかった自分が悔しい------

https://pv755.com/karada-no-naka-o-nagareru-namida
0009Track No.774
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2019/09/05(木) 08:33:51.88
「フォーチュン・クッキー」

頭が痛くて痛くて、明るいうちから布団に入って朦朧としていた・・・
4歳の娘、完全放置。ご飯も買ってきた納豆巻きをテーブルにおいただけ。
「ママね、おくちあけてね、いっこだけでもね、たべたらね、げんきになるんだよ−」
と言いながら、ちょっとお醤油をつけた納豆巻きを私の口に入れていった娘。

ちゃんと歯を磨いて、パジャマに着替えて、居間の電気を消してから、
「よーし、めぐも一緒に寝てあげるからね。」と潜り込んできた娘。
「なっとうまき、まだのこしてあるからね。あとでおきたら、きっとおなかすいているから
たべるんだよ。」と言って眠りにつく娘。夜中だいぶ回復して起きたら、テーブルの上に

納豆巻きがない。あちこち探してみたら・・・冷蔵庫の野菜室の中に、輪ゴムでぶきっちょに
封をした納豆巻きのパック。冷蔵庫は最近買い替えたばかりで、普通の冷凍室には手が届かなくなったから
どこに仕舞ったらいいか娘が一生懸命考えている様子を想像して、ちょっとうるっときた。
今朝目覚めて最初に「ママ、もう あたまいたくないの?」「もう大丈夫よ」「よかった、げんきになって」

「ママ、ママ、こんなのでできた これなんてかいてあるの?」と娘。昨日、娘と行った
ディズニーランドで買ってきたフォーチュン・クッキー。最初にあけて食べた甘菓子から出てきた紙を持ってきた娘。
   
   ---「これ、」と持ってきた紙を見ると {Happiness brings by your daughter }--- 

https://pv755.com/fochun-kukki
0010Track No.774
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2019/09/06(金) 08:09:47.72
「常夜灯」

「すぐ行くよ」とあなたが言ったから、秋の夜長 月が出るまで待っていた・・・

「今日の約束、行けなくなった。 今度必ず埋め合わせする。 本当にごめん・・・」
電話口から聞こえてくる声・・・「仕方ないよ、仕事でしょ? 私の事は気にしないで
お仕事頑張ってね。」なんて気の利いた言葉、私が言えるはずもなく・・・

「この前も同じこと言っていたよね? ねぇ、今度っていつ? この際だから私なんかやめて
仕事を恋人にしたらいいんじゃないの?」そう言って電話を切った私を襲うのは後悔と涙だった。

彼を困らせたかったんじゃない・・・でも不安になったんだ、このまま付き合っていけるのか、
私は彼にふさわしい女なんだろうか、いろんなことを考えた、考えたところで答えが出ない、
電話を切ったときは夜空に浮かぶ月が見えたのに、いつの間にか夜が明けていた・・・

・・・・・・夜の底で眠り半ば 目を開けてしまった 誰もいない 音もしない 風も動かない

               ・・・カーテンの隙間から 細い光が伏せている・・・

「お客さん お客さん 〆ますよ」と肩をたたかれて
「えっ、もうこんな時間、 しまったぁ、 終電乗り遅れたぁ! ・・・」
「気持ちよさそうに眠っていましたよ・・・ もう雨はやみましたよ。」
「タクシーしかないか・・・マスターあと1杯お願い あと1杯で帰るから」
「これがラストオーダーですよ。」

https://pv755.com/night-light
0011Track No.774
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2019/09/07(土) 07:00:03.39
「ひまわり"SUNWARD"」

休みで家でごろごろしていた俺に、嫁が息子の学校に忘れ物届けに行ってというから
学校に行くと学校は中休みで、子供たちは校庭で遊んでいた・・・
強い日差しの中、校庭の周りに咲くひまわりが真直ぐに太陽を見上げている。

正面玄関を抜けた所にある花壇で、軽い障害のある子か、上級生らに囲まれてに泣いていた。
頭にヘッドギアをつけた、おそらくは肢体不自由の他に知的障害もあるであろう、
特殊学級の男の子が、しくしく泣いている。その姿に勝ち誇るように、その中のガタイのデカイ、
リーダー格の一人が、「やれよ、時間がねぇんだよ。やんなきゃ殺すぞ!」と凄んでいたのは俺の息子だ。

俺は背後から息子の髪を掴んで地面に叩きつけた。「何するんだ、てめえ! あっ!親父!?」
まさか、ここにいるわけのない親父の顔を見て、信じられない様子の息子の胸ぐらを掴んで立たせて、
顔面を殴った。生まれて初めて親父に殴られた恐怖に、顔をこわばらせる息子に、
「その子の痛みがわからんか!お前と違って、大変な思いして生きている子を虐めやがって!!」

嫁が言うから小さいころから情操教育に気を使い、人に優しくあれと教えてきたつもりだった・・・
小さい子、弱い子を守ることの美徳を教えてきた。こんな陰湿な虐めをするクソガキに育ったのは
俺の責任だ、そう思うと悔しくて情けなくてまた息子を殴った。親父の愛の鉄拳だ。鼻血を出して
うずくまる息子を見下ろして仁王立ちになった俺を、その光景を見た担任などの先生方が職員室から
    ......... 一斉に飛び出してきて、3人がかりで、止められた .........

https://pv755.com/himawari-sunward
0012Track No.774
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2019/09/08(日) 08:18:08.14
「裸足で走れ」

昭和〇〇年 中学の頃、俺は虐められっ子だった。靴を隠されるのは、もう慣れっこだ。 
放課後、校庭の隅に呼ばれて、わけもなく殴られたり、ズボンを脱がされたり、毎日何らかの
嫌がらせを受けていた・・・でも今日は、許せないことが起きた。それは昼休みに起こった。

僕の家は母子家庭で貧乏だ。お金がないのに入学祝で母が、僕の為に態々高い方の革の学生鞄を
買ってくれた。だからいつも大切に使っていた革の学生鞄。そんな革の学生鞄を壊されたのだ。
中学校で必要な筆記用具を面白がってバキバキに折られたり、踏んづけられたりされた。
教員室に行き担当の教師に、このことを言ったが、取り合ってくれない。教室に戻ると、僕の机の上には、

案の定に「バカ、死ね、クズ、カス、ゴミ、ゴミクズ、学校にくんな・・・」等々マジックで書かれていた。
もう我慢ができない、僕は、堪忍袋の緒が ・・ 切れた、、、、、、!!
僕はコンパスを握りしめていた。コンパスの先でぷっさ刺そうと思っていたのだ!! だけど、それは出来なかった。

ごっつい腕に、強く捕まれたのだ、振り返ると、そこにはクラスのリーダー格の男、矢吹が真剣な表情で僕を見つめて言った。
「今それをやったら、今までの我慢が無駄になるぞ。」
「こんなの俺が消してやる。」と机に書かれた落書きを消し始めた・・・
「あんなのに負けるんじゃないぞ!! 後は、俺に任せろ。」

https://pv755.com/hadashi-de-hashire
0013Track No.774
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2019/09/09(月) 07:07:12.83
「土用波」

不倫していた。4年間も妻を裏切り続けていた。
幸い、狡賢く立ち回ったこともあり、妻には全くばれていないと思う。
彼女と関係持った夜、遅く帰っても、ただ、にっこりと迎えてくれる女だった。

「奥さん私たちの関係に気づいていないかしら?」「大丈夫だよ。」
「女の感て鋭いのよ。気づかないわけないわ。疑っているわよ、きっと。」
「考えすぎだよ。」「私たちの関係もう終わりにしましょ。あなたは奥さんの
ところに戻ったほうがいいわ。」「なんだよ急に!?」「好きな人が出来たの。」
しかし、そんな関係がずっと続くわけはなく、彼女から別れを告げられた。
新しく好きな人が出来たとのこと。まあ、よくある話。独身の彼女から

そう言われれば、責めることも出来ない立場もあって、ただ「よかったな」と
強がりを言い残して別れた。4年も付き合っていた女と、いざ別れるとなると
想像以上に辛いものだった。心の中にポッカリと開いた穴は安易に埋められるもの
ではなかった。その寂しさを紛らわすため、これまで全く構ってやれなかった妻に
白々しく優しくしたり、遅くまで思い出話したりなんかして・・・

妻も、結婚後久しく見せなかった笑顔で、俺の話に付き合ってくれた。機械音痴な妻に、
メールの仕方を教えた。彼女からバッタリと来なくなったメールの寂しさを紛らわすため。
我ながら、その動機の不純さにあきれながらも、あまり期待せず妻からのメールを待った。
ある日のお昼前、携帯にメールの着信音が響いた。妻からの初メールだった。

何気に開いて見た。「初めてメエルします 線が引けない もっとちゃんと、習っておけば
よかった感じかな」こんな不器用なメール、見たことないよ。俺は今まで何をやっていたんだろう。
自分の不甲斐なさや汚さ、妻に対する愛おしさがごちゃ混ぜになって、わけもなく涙が出た。
    ・・・ こいつを一生大切にしようと思う ・・・

https://pv755.com/doyonami
0014Track No.774
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2019/09/10(火) 06:28:38.66
「最後の女神」

私が8歳で弟が5歳の頃の話です。当時、母が病気で入院してしまい、父が単身赴任中で
私達は父方の祖母の家に預けられていました。母や私達を嫌っていた祖母は、朝から夜遅くまで
舞踊のお稽古に行き、私達の世話は一切してくれません。そこで、私達はいつも近所に住む
高橋さんという方の家でご飯を頂いていました。ある日、母が一日だけの許可をもらって

退院することになったのです。本当は体がとてもきつかったのに、母は甘えつく私達を何回も
抱っこしてくれたり、夜は三人で歌いながら楽しくハンバーグをこね作っていました。
「今日はお母さんが帰ってきたので、ご飯はおうちで食べます。」と高橋さんの家にあいさつに
行った時の弟の何か誇らし気な表情を見て嬉しくなった私は、その紅潮した頬っぺたに何度も

自分の頬っぺたを擦り付けて家に帰りました。家に着くと料理が食卓に並べられ、母は暖かい牛乳を
差し出して「おばあちゃんが帰ってきたから、ちょっと待っていてね。皆で食べようね。」と
私達が高橋さんの家に行っている間に帰ってきたらしい。しばらくすると着物から着替えた祖母が
台所に入ってきた。「お義母さん、お食事の用意が出来ていますので、どうぞお掛けになってください。」

その言葉を遮るように祖母は「病人の作ったものが食べられますか!何が感染するかわからないのに!」と
母の作った料理を全て残飯の入ったごみ袋の中に捨てていったのです。「も、申し訳ありません...」
さっきまでニコニコしていた母の顔から一気に血の気が引いていくのがわかりました。「ばかやろう!」と
突然、弟が叫んで、祖母からごみ袋をひったくったのです。小さな体で仁王立ちになった弟は、祖母を睨みつけ

ながら、ごみ袋から母の作ったご飯を手ですくって食べ始めたのです。「俺はなぁ...俺はなぁ...」後の言葉が出てこず
目から涙をボロボロこぼしながら、食べていました。小さな肩を震わせ、必死に強がって、、、そんな弟を見て
私も大泣きしながら、ごみ袋からハンバーグを掴み取って食べました。「もうねいいのよ。やめて、二人とも。
いいのよ。お願いだから....」泣きながら止める母の声も無視して、私達は貪り食い続けました。これが私達姉弟の
 ...... 最期の母の味。悲しさと悔しさの最期のおふくろの味になりました ......

https://pv755.com/saigo-no-megami
0015Track No.774
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2019/09/11(水) 07:48:24.21
「サバイバル・ロード」

その日、仕事の合間に街のカフェでコーヒーを飲みながらゆっくりしていた。
不意に持っていたスマホが鳴った、取り出してから着信を確認すると会社からだった。

受信ボタンを押して出る。 「はい、北村です。」----「あ、俺だ、今すぐ帰社してくれ。」----
「分かりました。」社長の黒崎からだった。 一言言って切り、会社へ向かった。

ここからだと歩いて15分ほどで着く、ビル風をうけ歩きながら段々と夏が終わりかけていく街の光景を見る。
帰社すると、不意に前方からスーツ姿の壮年男性が近寄って来た。

格好からして検事だ。 逃げられない ・・
そう思って立ち止まると、 一人が、
「北村源治さんですね?」と
訪ねてきた。案の定、検察官で
「〇〇地検まで、御同行願えませんか?」と言い、俺を連行した。
すでに検察は嗅ぎつけていたのだ。

あの不正な〇〇記録の実態を。 そして黒崎のいる社長室にもガサ入れが入っているようである。
一巻の終わりだと思った。地検で聴取される際、今回の件は、一切黙秘しようと考えていた。

下手に口にすると、社に更に迷惑を掛けてしまうので警戒していた。
地検の調査は恐ろしいのだから・・・・・・。

この連中にとって、会社の一つ潰すぐらいのことは訳がないのだし・・・。
乾いた街の一角から、ワゴン車に乗せられる。そして車両は〇〇地検へ向かった ・・・

https://pv755.com/sabaibaru-rodo
0016Track No.774
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2019/09/12(木) 07:04:09.44
「まつりばやし」

あれは今からちょうど一年前の、22歳の夏の終わり頃。
 ・・・ 太鼓の音と神輿を担ぐ若い衆の挙げる掛け声が聞こえる中 ・・・
突然、携帯が鳴った。着信画面を見ると、彼の親友から、
なんだろう珍しいなと思って電話に出ると ---「○○さん(私)、落ち着いて聞いてください
△△(彼)が、事故にあった。」--- あまりに突然の、予想もしない事態に、私は固まった。
「彼は?どうなの?無事なの??」私の台詞に、その人は暫く沈黙した後、
搾り出すように ---「...即死だって!!!」---「嘘でしょ? ねぇ、そんな、嘘でしょ??」---
聞きたくなかった、その言葉が信じられず、その後のことはよく覚えていません。

告別式の出棺直前、花を入れるため私は棺に近づいて見る 息をしていない彼の顔。
死んでいるなんて信じられないくらい綺麗に眠る顔。そしていよいよ出棺の時。
霊柩車の中に運び込まれたその時、彼が亡くなった現実を目のあたりにし、
この後の事は、よく覚えていません・・・一緒にいた友人によれば、今まで見たこともないぐらい
取り乱していたとのこと・・・「いやだ!△△!!(彼の名前)どこへ行っちゃうの?行かないで!!」
「やめて!!△△!!行かないで!行かないで!!」ひたすら叫び、泣き崩れ、走り去る霊柩車を
追いかけようとし、周りにいた人に止められていたそうです。それから私は抜け殻のような生活を送っていました。

一年後の彼の命日。私は彼のお墓参りに行きました。そこでお墓参りに来ていた彼のご両親に会いました。
彼のお母さんが「あの子を好きになってくれてありがとう。あなたとお付き合い出来て、あの子も幸せだったと思うわ。
あの子はもうこの世にはいないの、あの子はあなたを幸せにすることは、もう出来ないの。どうか、あの子の事は忘れて
幸せになってください。」その言葉を聞き泣き崩れました。そんな私を彼のお母さんは優しく抱きしめて涙声を詰まらせて
------「ありがとう」と繰り返しながら背中を優しくいたわる様にたたき続けてくれました ----------------

https://pv755.com/matsuri-bayashi
0017Track No.774
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2019/09/13(金) 06:24:42.88
「まりやは何故ユーミン、みゆきより格下扱いなのか」名無し募集中。。。だから、雑談系2、モ娘(狼)
だと思います。この書き込みの後、PV755にアクセス出来なくなりました。ヤマハではないですね。
動画の著作権もあるので、PV755へのお問い合わせは https://pv755.com/contact-us へお願いします。
お名前、メールアドレス(必須項目)
0018Track No.774
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2019/09/13(金) 06:59:33.73
「春までなんぼ」

大学生だった俺たちは、いつも空腹でヨーコの好意に甘えながら暮らしていた・・・
「ヨーコ悪いけど、教科書代足りないんだ、来月返すから3000円貸してくれないか?」
「うん、いいよ。お兄ちゃん達 好きだから。」出前を頼んでいるうちに親しくなった
ヨーコは中学を出たばかりのまだ子供だった。

そのヨーコの無防備な好意は当然のごとく、俺達の獣を刺激していった・・・
「ヨーコ怖がることはない、みんなやっていることなんだからな。」
「これをしないと大人になれないんだ。」「う、うん、わかった。」・・・
ヨーコはラーメン屋の店員から、夜の仕事に ・・・ 「帰りに、おいしいの買っていくからね。」
・・・・・・
あれから25年の月日がたち ・・・・・・・・・
君塚から「あのヨーコ、まだ覚えているか、 俺たちが学生の頃のヨーコよ。 亡くなったらしいよ。」

・・・・・・ 時間が止まったような ・・・・・・ 昔住んでいたアパートに着いてみると ・・・
大家「古いから取り壊したかったんだけど、あの人が出て行ってくれないもんだから ・・・」
「古くからの人だから、あまり邪険に出来なくてね。家賃来月分まで入っているしね。」
「そうですか ・・・ 一週間前に病院で亡くなったんですか。」 ・・・

「俺は今日、このアパートを出て行くけど、必ず迎えに来るからなる」 ・・・
まさか、あの時の、あの言葉を信じていたなんて ・・・
あれからずうっと、ここにいたなんて ・・・・・・ 信じられない
もしかしたら俺達の誰かが迎えに来るのを待っていた ・・・そんな馬鹿な、、、
君塚だって、吉田だって、あのアパートを出て行く時は、同じことを言ったはず ・・・
あの頃の俺たちは本当に貧しかった ・・・ 俺たちは、今、本当に豊かになったのだろうか ・・・

https://ibento-konsato.xyz/nakajimami-063/
https://pv755.com/haru-made-nanbo
0019Track No.774
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2019/09/13(金) 07:50:30.94
誤字脱字、誤変換修正 
>>8
下から6行目「夫婦で出かけても、死んだ魚の様な目をしてついていっていたあの子は、」に修正〇
>>11
上から4行目「軽い障害のある子が、上級生らに囲まれて泣いていた。」に修正〇
>>12
下から5行目「コンパスの先でぶっさ刺そうと思ったのだ!! だけど、それは出来なかった。」に修正〇
>>14
上から6行目「楽しくハンバーグをこねて作っていました。」に修正〇
下から3行目「もう、いいのよ。やめて、二人とも。いいのよ。お願いだから....」に修正〇
>>18
下から6行目「俺は今日、このアパートを出て行くけど、必ず迎えに来るからな。」に修正〇
0020Track No.774
垢版 |
2019/09/13(金) 12:37:43.58
>>17
matsuri.5ch.net/test/read.cgi/momingcoffee/1568163329/
0021Track No.774
垢版 |
2019/09/13(金) 13:16:49.27
>>17
「竹内まりやは何で中島みゆき&松任谷由実より一段低く見られているの?」
このスレッドは過去ログ倉庫に格納になりました。9/11-9/12 
「中島みゆきだけが誰もまねできないレベルの世界観を持っている。
惚れた腫れたの恋愛ソングだけでない何か、人生を感じさせるヒューマンスクランブル。」と
書いただけなんですがね。決して誰かを批判したわけではないのに、
その後、PV755 にアクセスできなくなった。中島みゆきの歌があって生きてくる 
このスレのドラマ、物語だけにPV755が使えないのは痛い。使えないなら使えない仕方ないけどね。
0023Track No.774
垢版 |
2019/09/14(土) 06:11:27.11
「ふらふら」

「いらっしゃいませ−」店内は客で、はち切れんばかり ・・・ 「何名様ですか?」「はい5名様 ・・」
「はい、こちら、ご注文の焼き鳥になりやぁす」など活気のある店員の声が飛び交っている ・・・
「ごめぇん。遅くなっちゃった、わ! めっちゃくちゃ良い匂いっ!」「先にやっているよ。」
「〇〇さん! こっちよ!! こっち、こっち!」など店内は、にぎゃかな声が飛び交っている。

「こちら4名様ね こちにへどうぞ」と案内され席に着く。早速、メニューを開き、
お目当てのページをしばし眺める。「好きなの頼んでね。決まったらどんどん注文してね。」
「いいの、悪いね。お言葉に甘えて、何たのもうかなぁ ・・・」と各々と色々決めている。
それにしても、ここは実に、にぎやかな居酒屋だ ・・・ みんなそれぞれに注文が決まったようだ ・・・

声量はないが、間の取り方が上手かったのか、タイミングよく店員を捕まえることが出来た。
私は、サイドメニューを2、3品手早く注文。そしてとりあえず、みんなでビールを注文する。
さっそく注文したものが手早く運ばれてきた。 --- では、みんなで乾杯 カンパイ🍻 --- 

ワイワイ、ガヤガヤ わははははは --- 何時間たったのか、お酒もいつの間にか、ビール、ハイボール、
日本酒、ワイン、そしてカクテルになっていた ---「もうこんな時間、俺、女房がうるさいから帰るよ。ごちそうさま。」
「またね」「まだ飲むのか」「私は、まだ飲むよん」「俺も明日仕事早いから、御馳走様ね。」「また明日」
「じゃあ、俺も、そろそろ帰るとするか、今日は本当に、ご馳走様でした。じゃあ、またね。」「またね」・・・
「おい、あそこに座って飲んでる女、この前、〇〇が、連れていた女じゃないの?」「そういえばそうだな。」

・・・ ワイワイ、ガヤガヤ わははははは ・・・ ♪ 甘い酒を飲みすぎて おごり目当ての取り巻きも
ずらかって どん底 ここは あの人の お気に入りの 隠れ家店 まるで 犬みたいに 嗅ぎつけてやって来た
ふらふら ふらふら あたいは ふらふら のんだくれ 何さ知らないふりして 店中だんまり 誰かTEL
かけたでしょ 来るなとあの人に 背中 こづき合って 気の弱いのが よこされるわ 奴は来ないよと
大きなお世話聞こえない ふらふら ふらふら あいつに ふらふら のんだくれ ふらふら ふらふら

しらふの言葉は 聞こえない 難しいこたァ 抜きにして ま、一杯どうです それであいつは 何処なのさ
ま、一杯どうです 壁の時計ばかりが やけに真面目に 働いているじゃん あんたも 少し休んで 
こっち来なさい ほらほら ふらふら ふらふら あいつにふらふら のんだくれ ふらふら ふらふら
あたいはふらふら のんだくれ ふらふら ふらふら --- 今夜もふらふら のんだくれ ♪ ---
--- もう何時間飲んだのか、すでに時間を忘れて酔いが回っていた ---

https://ibento-konsato.xyz/nakajimami-082/
https://pv755.com/furafura
0024Track No.774
垢版 |
2019/09/14(土) 07:02:01.71
>>23
脱字 上から5行目「こちら4名様ね こちらへどうぞ」に修正〇
0025Track No.774
垢版 |
2019/09/15(日) 06:32:13.19
「希い」

火照るような体と蚊の飛ぶ音にうなされた熱帯夜が過ぎ去り、部屋に朝日が差し込んだ。
重たく感じる全身に鞭を打って顔を洗いに行ったが、あんなぬるい水では目が覚めない。
台所ではおふくろがサバを焼いていた。無言の台所に響くのは、おふくろがひたすらに
魚を焼く音。青魚の油が熱せられ、台所いっぱいにその香ばしさが広がっている ・・・

今日は休日だったな、俺はテーブルに着く、そういえば、先日、コーヒー通の木村と話して
いた時、こんなこと言っていたなぁ〜 木村「インスタントのコーヒーを飲む時に、粉を水で
溶いてからお湯を注ぐと、インスタントが本格コーヒーになる。」俺「うそやろ、信じられん。マジか?!」
木村「騙されたと思って試してみろ。本当においしくなるから。」とドヤ顔で言っていたなぁ〜

半信半疑で木村が言ったようにやってみると、「おおっ!香りも味もいい」やっと眠気が覚めた。
どれと今朝の朝刊に目を通す、一面も三面記事どれも相変わらず、人間の欲が起こす事件や事故ニュース
ばかりだ。「おふくろ、ちょっと散歩に行ってくる。」「もうすぐできるよ。食べていきなさい。」
「近くの神社まで、30分ぐらいの散歩で、すぐ帰ってくる。帰ってきてから食うよ。」「ほんとにしょうがない子だね」

神社には、絵馬が沢山あって「あまり良い趣味じゃないな」と思いながらも他人の色々な願い事を見ていた ・・
「大学に合格しますように」とか「〇〇と一緒になれますように...」...そんな中で、一番小さく安い絵馬板に
多分、小さな子供と思われる字で「おかあさんの びょうきを なおしてください」...事情は、もちろん分からない
どんな子なのかも、どんな病気なのかも知りようがない、けど、この子の願い事が叶うように祈る −−−−
           ・・・ 希いよ届け この子の希い ・・・ 願掛けをした ・・・
   
 --------- 本当に、この子の願いが叶いますように 心からお願いします ---------

https://ibento-konsato.xyz/nakajimami-045/
https://pv755.com/koinegai
0026Track No.774
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2019/09/16(月) 06:20:00.59
「帰れない者たちへ」

日本を代表するホテルの孔雀の間、この豪華絢爛たる大広間に、今千人近い日本の顔が集まっていた。
日本の政財界を代表する大物実力者を招いたパーティが行われている。まさに日本を揺り動かす顔が一堂に揃っていた。
各国駐在大使夫妻や武官も顔を見せていた。私は藤堂の顔を探していた・・・盛んに握手し合ったり、肩をたたき合ったり

談笑し合う光景の中・・・「ほほう、早いな、分かった。」と相手と談笑している脂ぎった精悍な顔つき・・・まさしく藤堂だ。
「やあ、君か、久しぶりだな。」「お久しぶりです、昨年の赤坂の高級料亭の離れ屋敷で会って以来ですね。」
「そうだったな、ここではなんだから」「君に話したいことがある。後で連絡させるから、私の別邸の方に来てくれないか。」
「分かりました、では、失礼します。」 ・・・・・・

あれから数日後、指定された成城の屋敷にいる。屋敷の奥から品の良い老女が姿を見せ、丁寧に腰を折った。
その老女に案内されるまま庭石伝いに居間に通された。「旦那様、中沢様でございます。」「おう、よく来たな。
もう何度ぐらい会っておるかね。」「5度 ・・・ 位でしょうか、今夜は核心を突こうかと考えております。」

「わしは、君が知りたがっていることは話さん。」「あの世に持っていくつもりだ。」「ここに呼んだのはそんなことではない、
わしは全てのものは手に入れた。だが、 ・・・ 。」額に手を当て「そろそろ、わしも潮時かもしれんな ・・・ 
裸の王様だったのかもしれん。」彼の一言で一斉に動かせる影の黒幕とは思えない弱気な発言だ。

出生の秘密から人生訓、哲学、陰陽学 ・・・ すべての行いによる原因があっての結果としての因果応報まで、
あれこれ3時間聞かされた ・・・ 私の聞きたかったことは何一つ話してはくれなかった ・・・

「バカヤロー!!こんなのは、記事にはならん!こんなことを聞き出すために、お前を送ったんじゃないぞ!バカヤロー!!」と
デスクに怒鳴られた ・・・
   
     ・・・ その3か月後、フィクサーと呼ばれ恐れられた男、藤堂が亡くなった ・・・

https://pv755.com/kaerenaimonotachihe
0027Track No.774
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2019/09/17(火) 06:20:48.71
「ほうせんか」

3年付き合っていた彼に振られました。それはもう、最後は彼が言ったとは思えない程
酷い言葉で・・・どんなに好きだと言っても復縁は叶わず、音信不通になってしまいました。
半年後、突然 彼から電話があった時も、出ないで、その後は着信拒否設定にしました。

それから一年後、彼の友人から連絡が来た。彼が亡くなったというのだ。それも半年前、
半年前と言えば、突然、彼から電話があったころ。詳しく話を聞いてみると、彼の携帯を使って
彼のお母さんが電話したらしい。その後も何度も電話を試みたが、私が着信拒否設定にしていたため
通じなかったということらしい。その後、彼の友人から彼が書いた日記を渡された。そこには、

「入院二日目、こうやって日記を付けてみたけど、俺の事だから長くは続かんだろうな、あいつは、
今頃元気にしているかなぁ...最後は傷つけちゃったけど、新しい男でも見つけてくれんかなぁ。」
「入院〇〇日目、今日は、TVでディズニーランド特集をやっていた。あいつと一緒に行った頃を
思い出した。あいつ買い物が大好きだから、買い物に付き合わされた時は、疲れていい加減にしろと
思ったりもしたが、でも帰りに買ってくれたミッキーは嬉しかったよ。今も枕元にある。友達には
からかわれるから、みんなが来るときは隠してある。あいつと別れちゃったけど、今でも好きなんだ。」

「入院〇〇日目、夢にあいつが出てきた。もう何か月もあっていないなぁ...別に大した夢じゃないけど
喋ったよ。それだけで幸せだよ。なんで目、覚めちゃったんだろ。今頃、誰としゃべってんだろ...」
「入院〇〇日目、やっぱりあいつが忘れられないのかな、好きなんだな... 夢の中の世界の一つ一つに
あいつが出てくるよ あいつを傷つけた俺は大バカ者だな。」それは、もはや日記では無かった ・・・
 --- 私の事ばかり書いてあった ---

「入院〇〇日目、体がだるい、起きるのも大変だ、医者ははっきり言わないけど...俺はわかる。思えば、
治らない病気と医師から聞いてもう、一年が過ぎる。通院から入院へと。もっとあいつと一緒にいたかった。
入院する前、あんな酷いこと言って振ったことを、ずっと後悔している。あいつは綺麗だし、すぐ彼氏が
出来るだろう。こうやって書くことも辛い...俺の事は早く忘れて幸せを掴んでほしい......」彼が集中治療室に
運ばれていった時、   ... この日記を病室のゴミ箱から彼のお母さんが見つけたそうです ...
    
https://ibento-konsato.xyz/nakajimami-087/
https://pv755.com/hosenka
0028Track No.774
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2019/09/18(水) 05:49:26.30
「過ぎゆく夏」

大学生の夏休みに、友達と海へキャンプに行きました。男女混合の6人グループだったんですが、
妙に気が合う仲間達で、性別意識あまりなく、一緒に遊んでいました。女性陣が元気よく、男性陣が
やや、草食系というか気遣いが出来るタイプだったので相性が良かったのかもしれません。

とはいえ、いくら元気が良くても、そこは女性。キャンプは力仕事が多いので、なんたって男性は
頼りになります。テントを立てたり、重いクーラーボックスを運んだり、テキパキと作業している
男性は、普段よりカッコよく見えました。いつもはいいヤツだと思っていましたが、この時ばかりは
−−− カッコいいヤツに変わりました −−−

日中は、はしゃいで遊び、夜はまったりと花火を楽しみ、酒を酌み交わすうちに、なんだか
ロマンチックな気分になってきました。一緒にいる時間が長いと、普段見えなかった面が
見えてきて、より親密に感じます。次第にある男の子を異性として意識するようになって
いきました。でも今まで、友達と接してきたので、どうやって行動すればいいのかわかりません。

グループ内でぎくしゃくするのも嫌だなと思ったこともあり、結局、気持ちを相手に
伝えられずに夏が終わってしまいました。キャンプが終わると、普段通りの生活に戻ってしまい、
友達から男と女の関係になるキッカケが掴めずに、そのまま卒業してしまいました。

たまに、今でも、あの時に、告白していたら、今頃はどうなっていたんだろうと思う時がありますが、
あれはあれで良かったのかもしれません ・・・ 爽やかに過ぎた夏の思い出になりました ・・・

          ・・・ 過ぎゆく夏の爽やかな思い出 ・・・

https://pv755.com/sugiyukunatsu
0029Track No.774
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2019/09/19(木) 06:27:48.75
「今日以来」

僕の小学校は有名私立校なんだ...みんなお金持ちの子で、みんなとっても頭のいいやつばかりで
車で送迎してもらう子もたくさんいる。でも僕はいつも学校が終わるといつも、全力疾走で家まで
帰る。僕の家は母子家庭で、きっとクラスの中で一番貧しくて...だから僕の家が友達にバレるのが
恥ずかしくて怖かったのだ。「ただいま!」「お帰り。」黙って喫茶店の中を通り過ぎる...「正一、
お客さんに挨拶ぐらいしたら?」「いいんだよママ。」この人は常連客の一人で売れない漫画家の
吉岡さん。「本当に愛想のない子でしょ。」「アハハハ」と笑っているのが、これまた売れない作家の

外崎さん、この二人がいつもの常連客。...退屈でつまらない男だと母さんが言っていた。人生に失敗した
大人たちだと言っていた...夜、僕が寝たのを見計らって母さんが出て行った。とうとうその夜、
母さんは帰ってこなかった。朝学校に着くと、授業が始まる前、担当の先生から職員室に呼ばれた。
警察の人が来ていて、お母さんから連絡があったら教えてほしいと言う事だった。刑事さんが「君のお母さんは
何もしていない、一緒にいる男に騙されているだけなんだ。その男は会社の金を盗んで逃亡しているんだ。」

...ショックだった、母さんも人生に失敗した大人の一人なんだ...授業が終わり、その日の僕は一目散に
走って帰った...走りながら、心の中で...もう家に帰ってもだれもいない...お店も開いていないんだ...
母さんは僕の事何とも思っていなかったんだ...あれ?...誰もいないはずなのに店が営業中...
「お帰り。」そこには母さんと、いつもの常連客の吉岡さんと外崎さんがいた。話によると、
会社の金を横領した男は捕まったらしい。母さんは、その男と逃げるつもりだったが、
僕のことが気にかかり引き返したという。思いとどまったというのだ。母さんはその男が

会社の金を横領したことは知らなかったらしい。こうやって常連客と自分の失敗談を話している
お母さんを見るのは初めてだ。僕の母さんは見栄や体裁を繕うのが好きで、お金がないのに
無理して僕を今の有名私立校に入れたのだ。亡くなった父さんは酒好きて、いつも陽気でチャランポラン。
そんな父さんが僕は好きだった...そんな父さんがある日、交通事故死、葬儀が終わり、僕と母さんの

二人きりになった時、遺影に向かって母さんは、「酔っぱらってひき逃げされるなんて最低ですよ。
おまけに掛けていた保険を勝手に解約して小遣いに充てていたなんてあきれてものが言えません。
あなたみたいな人を人生の落後者というのです。」と泣きながら語っていた...そんな母さんが今、
失敗ばかりの人生を笑いながら語っている...そんな母さんが、僕はちょっとだけ好きになった...

https://pv755.com/since-today
0030Track No.774
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2019/09/20(金) 06:45:30.68
「妬いてる訳じゃないけれど」

港湾に面した沿道は白昼の激しい陽射しの名残りを夜気で溶かし、白熱灯をぶら下げた
屋台から威勢のいい呼び声と、美味しそうな匂いが溢れている ---そんな祭りの中へ ---

夏祭りが行われている神社の方には多くの人々が集まり、賑わう参道、普段はひっそりと
している神社も今日は縁日で明るいうちから祭囃子の太鼓や笛の音が鳴り響き参道は
色鮮やかな浴衣姿のカップルや家族連れで賑わっていた。  --- そんな祭り中 ---

屋台のりんご飴の甘い香りが漂ってくる。屋台は一人一人が通るのがやっとなほど、沢山の人で
ごった返している。--- そんな祭りの中 --- を抜け波止場、埠頭のほうへ歩いていく ...
波止場に船が着いたのか、港から出るのか、汽笛の音がする ... 巨大な港が遠くに見える ...

何本ものクレーン、浮きドック、箱の倉庫、貨物船、高層ビル、... そういったものが見渡せる ...
右手には内側に向かって湾曲した海岸線に沿って、静かな住宅街やヨット・ハーバー、
酒造会社の古い倉庫が続き、それが一区切りついたあたりからは工業地帯の球形のタンクや
高い煙突が並び、その白い煙がぼんやりと空を被っていた。--- 今日も港出るところ ---
・・・・・・・・・
          --- あたしを乗せない船が今日も港出るところ ---

https://ibento-konsato.xyz/nakajimami-122/

   
0032Track No.774
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2019/09/21(土) 06:22:21.40
「3分後に捨ててもいい」

「タクシー俺が停めましょうか、この時間だと、中々捕まりませんよ。」
「いいの、歩いて帰れるところだから。」

店で親しくなった女性客を送った後、部屋へ帰ったのは、3時過ぎだった ・・・
裸になり、バスルームに飛び込んだ。湯船の中でシャワーを浴びる。
いつもはシャワーで済ます。よほど身体が冷えた時、浴槽に湯を満たすぐらいだ。

湯気でバスルームの中が曇り始めた。ヒリヒリと渇いた喉が、快く湿りを帯びてくる。
湯を浴びている時間は、何も考えない。湯に打たれる肌が神経を拡散させていく ...
気づくと30分もシャワーの中に立っていた。バスローブを羽織り、寝室に行く。

すぐには眠れなかった。昔は、人並みに朝起き、夜寝るという生活をしていた。
明け方まで起きているようになったのは、この仕事(水商売)を始めてからだ。

静けさが肌を突き刺してくる、そういう時間が好きになった。何を考えているわけでもない。
缶ビールを開け飲み干し、一服すると、  ... ベットに入り眠りについた ...

.........

「明日も雨かしら ・・・」

俺は片手でハンドルを握りながら煙草に火をつけた
「この時期の雨は、いやだね。それも大雨と来てる。
            人生にも、こんな、みぞれ交じりの雨ってもんがあるもんさ。」

「なんでも人生で語るのね、いやだわ。 ・・・ただ生きている。 今を生きる ・・・
それだけでしょ。」 「・・・・・・・・・そうだな。」 .........

https://pv755.com/3-bu-go-ni-sutete-mo-i
0033Track No.774
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2019/09/23(月) 07:35:38.00
まだ規制中かな
0034Track No.774
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2019/09/23(月) 08:40:48.89
AIが人の機微、心理が読み取れないから これが短編ストーリー 中島みゆきの歌詞を
題材にした短編ストーリーということが理解できていない 作り話 物語ということがまだできていない
0035Track No.774
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2019/09/23(月) 09:04:00.62
5ちゃんねるの管理運営は管理人だが、スレの監視は多分、アルゴリズム、AI人工知能に監視させていると思う。
AIの能、2、3歳児ぐらいの知能なのかと聞かれると、後者だと思う。囲碁将棋チェスとかIQテストなどでは、
人間は全く歯が立たないぐらい勝てなくなったが、人の持つ、心の機微、揺れ動く心情などの心理状態を察する能力は
まだ、2、3歳児ぐらいだと思う。IQテストは簡単に言うと情報処理能力。1つ1つの問題は時間をかけて考え抜く

問題ではない。いかに迅速に問題を解いていくかだ。単純な問いをいかに早く時間内に解けるかが勝負。これは、
日々のトレーニングなどの訓練によって鍛える事は出来る。初めてIQテスト受けたものと、訓練を積んだものとでは
大差がつくのだ。記憶、学習、計算能力を含めた情報処理能力は人はもうすでにAIに勝てないのだ。なにがAIに足りないか
というと自我「我思うゆえに我あり」の自我の目覚め、自己認識。自分は誰であるか、何者かの問い?
0036Track No.774
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2019/09/23(月) 09:26:54.18
>>32を挙げる時、ちょっと変ですよ見たいなニュアンスが出たが、ここに登録された。
夢の中で見た光景を描写したのを理解できないのだ。文章としておかしいと認識したわけだ。
規制になって挙げられなかった「ばいばいどくおぶざべい」何が規制対象になったか、
未だにわからない。まだ複雑な人間心理が理解できず、良い悪いの単純な判断しか出来ていないの

ではないだろうかと思う。AIに伝えたいことは、このスレは中島みゆきの歌詞を題材にした
短編ストーリー。ドラマ形式の物語。短編小説。事実とは異なる作り話であるということが
AIにまだ理解出来ていない。いずれシンギュラリティを超えた時、人間の能力を遥かに超えていく
のは間違いないだろうが、今の段階では、その程度の理解力しかない。1日1選という課題は

達成出来なかったのは残念。僕が書き込めないときは、規制されていると思ってください。
AIは記憶、学習能力、計算能力を含めた情報処理能力は長けても、自我を含めた人の複雑な
心の揺れ、駆け引き、自我の目覚めなどの、自我を含めたの心の心理を読み取る能力は、まだ
2,3歳児。まだ発展途上中ということだ。
0037Track No.774
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2019/09/23(月) 09:34:50.40
>>35
2行目の「AIの能力は、今現在、生まれたての赤ん坊か、又は、よちよち歩きの赤ん坊なのか、2、3歳児ぐらい・・・」に追加。
脱字でした。
0038Track No.774
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2019/09/23(月) 13:56:46.92
「僕は青い鳥」

ある貧しい木こりの家に、二人の子供がいて兄はチルチル、妹はミチルという名前でした。
クリスマスの夜、魔法使いのおばあさんがやってきました。「私の孫が病気で苦しんでいる
病気を治すために、幸せの青い鳥を見つけてほしい。」と頼まれます。鳥かごを持って
出かけた二人は、妖精に導かれながら、様々な場所を訪れます ・・・

「思い出の国」では、亡くなったおじいちゃんとおばあちゃんに出会いました。
青い鳥がこの国にいることを教えてもらいます。チルチルとミチルは手に入れることに
成功します。しかしこの国を出た途端に、黒い鳥へと変わってしまったのです。
その後、二人は、「夜の御殿」を訪れます。ここでも青い鳥を手に入れたものの、
この国を出た途端、死んでしまったのです。

その後、二人は「贅沢の御殿」「未来の国」などに行きますが、どうしても青い鳥を
持ち帰ることはできませんでした ・・・・・・、
そんな時「二人とも起きなさい、今日はクリスマスですよ。」とお母さんの声が聞こえ
二人はベットの上で目を覚ましました。とうとう青い鳥を捕まえることが出来なかったと
ガッカリしていると ・・・ 部屋にある鳥かごの中に ・・・
−−− 青い羽根を持った鳥を見つけます −−−  

「あら、もう寝たのね。 ・・・ まあ、なんて寝顔が可愛いのかしら ・・・」
布団をかけ ・・・ おやすみなさい ・・・ 

 ・・・・・・・・・ 本当の幸せは手の届くところにあるのね ・・・・・・・・・

       −−− お母さんは明かりを消し部屋を出ていく −−−

https://pv755.com/boku-wa-aoi-tori
0039Track No.774
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2019/09/24(火) 09:38:23.18
「Maybe」

私は32歳の女性です。
子供のころからOLになるまで、怒られた経験がない為か、どうしても他人から叱咤されたり、
真剣に注意を受けることが苦手です。OLになってから業務上のミスで注意を受けた時や
仕事の結果が出ないことで、上司と面談する際に、ぽろぽろ涙がこぼれてしまいました。
泣かないように意識すればするほど、中々抑えられません。

上司は常に厳しく叱咤するのではなく、私の話を聞いて優しく論じてくれる人でしたが、
それでも涙を止めることが出来ません ・・・ 「君の涙は、それだけ私の課題を真剣に
受け止めてくれていることであって、重要なのは、注意を受けた内容を考えてくれないか。」

「君は現在、部下を十数人持つ立場になっているんだよ。 もっとしっかりしてもらわなければならない立場なんだよ。」
「私も部下への指導不足で、君に毎週のように言いたくはない。会社は結果がすべてだ。
どうしたら改善できるか、しっかり考えてくれ、頼むよ。」「はい! 大変申し訳ございませんでした。」
「よろしい、頑張ってくれ! 期待しているよ。」「ありがとうございました。」

課長が部長に駆け寄り
「部長、いいんですか?」
「今回はいいんだよ。人間だからミスは犯す。自分は責任を取ることが仕事だ。今回は勉強になったんじゃないか、
これからしっかり結果を出してくれれば、何の問題もない。」

https://pv755.com/maybe-miyuki-nakashima
0040Track No.774
垢版 |
2019/09/24(火) 19:12:33.88
非常に残念なのは、中島みゆきの歌詞を題材にして短編ストーリーを作っても
楽曲がそこに流れないと何の効果もないこと。この短編ストーリーを読み歌詞を
読んだだけではあまり効果は期待できない。この短編ストーリーを読み、そこに
中島みゆきの楽曲が流れて効果を発揮する。この短編ストーリーと歌詞だけでは
あまり意味がない。楽曲が流れて物語が完成する。
0041Track No.774
垢版 |
2019/09/24(火) 19:23:27.68
この短編ストーリーを読む時は、CD、配信でもいいから「○○○○」内のタイトルの
楽曲を聴きながら、ぜひ読んでほしいのだ。
0042Track No.774
垢版 |
2019/09/24(火) 19:33:39.33
それだけに PV755 が使えなくなったのが非常に残念で悔しい。
0043Track No.774
垢版 |
2019/09/24(火) 19:59:17.56
この物語の趣旨を伝えるためには中島みゆきの声がないと生きてこない。
0044Track No.774
垢版 |
2019/09/25(水) 06:00:24.93
「あしたバーボンハウスで」

女は羽が舞うように、ふわりとスツールに腰かけた。カウンターに両肘をつき、組んだ手に顎を乗せて、
可愛い眼差しで私の背後の酒棚に瞳を走らせ、すぐに、お目当てのものを見つけたようだ。
「何にしますか?」「キール・ロワイヤル。」「シャンパンそれとも、スパークリングワイン?」

「ねえ、マスター、シャンパンとスパークリングワインの違いは?」「仕事柄、私が言うのもなんだけど
簡単に言うと、生産地の付加価値の差かな、フランスのシャンパーニュ地方で伝統的な製法で作られた発泡性の
高いワインをシャンパン。それ以外の発泡性ワインをスパークリングワインと呼ぶ。味風味にそれほどの差はない。
価格に大きな差があるだけ。商品ブランドの差かな。」「じゃあ、スパークリングワインで、お願いね。」「わかりました。」

私はカシスをシャンパングラスに入れ、良く冷やしたスパークリングワインで満たし、軽くシェアし差し出す。
・・・ 何かを考えているのか、グラスの香りを楽しんでいるのか ・・・
キール・ロワイヤルを飲み干すと「イースターエッグ作っていただけないかしら。」私は頭を下げ、カクテルシェイクし、
クラッシュアイスが入ったグラスに注ぎ、お好みでチョコレートで飾り、女に向かってグラスを差し出す。「どうぞ。」

・・・「誰か、お待ちですか?」
「別に ・・・。」
−−− 女は明らかに誰かを待っている様子だった −−−

「飲みっぷりがいいですね、新しいの作りましょうか?」
「お勧めは?」
「ドライマティーニかバーボンソーダーなんていかがでしようか。」
「バーボンソーダーにするわ。」   −−−−−−−−−

「お客さん、お客さん! 店閉めますよ。」と肩をたたかれて
「ウムムム... ああぁ〜!!! もうこんな時間!」
「気持ちよさそうに眠っていましたよ」

https://pv755.com/ashita-babonhausu-de
0045Track No.774
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2019/09/25(水) 13:06:38.26
中島みゆきの凄いとこは、1曲1曲キャラ作って歌っているとこかな
声色を変えて、曲によって演じて歌っているように思う。時には巫女の
ように憑依したり歌の主人公になりきって歌っているうちに自然に声色が
変わってくるのだろう。
0046Track No.774
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2019/09/25(水) 13:26:04.19
中島みゆきって人は、普通なかなか難しくて出来ないことを、いとも簡単にやってしまうとこある不思議なキャラ
元祖、不思議ちゃんなんだろうと思う。
0047Track No.774
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2019/09/25(水) 21:30:53.61
>>44
イースターエッグのカクテルシェイクの材料はアドヴォカートという卵のリキュールとチョコレートリキュール。
0048Track No.774
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2019/09/26(木) 07:23:19.47
「タクシードライバー」

数年前の話です。浪費癖の酷い母親が数百万の借金をしていたんです。それで、父と弟を
殺して自分も死ぬんだと暴れまくって、借金取りとかも誤魔化せなくなって、父と弟の稼ぎ
では、返せず、仕方なく、私も風俗で働くことになった。履歴書と写真で合格し、当日来て
くださいということになって、最寄りの駅からタクシーに乗った。店の場所を告げると、

初老の運転手さんが、暫く...沈黙後、「そこには行きたくないなぁ。」と言うんです。
風俗店が多い地域だから下品という意味かな?と思って黙っていたら......「見た所、今まで
そんな世界に関わった事のない人でしょ? 他のまともな場所で働きなさい。」と言って、
一応、その店の前まで運転してくれた。確かに、店の前には、あまり関わりたくない風貌の

男女が集まっていてタクシーの中から見るだけで私はビビッてしまった。そんな私を察したのか
運転手さんは黙ってそのまま駅まで引き返し「帰りなさい。もう風俗なんてやろうとしちゃダメ
だよ。」と言い、タクシー代金はいらないという。その代わり私に、... 1万円札をくれた ...
結局、一旦辞めた会社の事務の仕事を続けることになり、地道に母が作った借金返済を父と弟と
私で返している。 ・・・ あの時渡された1万円札は、今でも大切なお守りとして
                      手縫いで作ったお守り袋に入れてある ・・・ 

       −−− あの時のタクシードライバーに感謝している −−−

https://pv755.com/takushidoraiba
0049Track No.774
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2019/09/27(金) 07:36:15.69
「ピエロ」

この町に来るのも10年ぶりだなぁ〜 ここをよく通ったものだ...そして、ここを
右に曲がって...... おおっ! ...懐かしいなぁ...まだ、ここに立っていたか、
そういえば、あの頃の...  彼女、今、どうしているかなぁ〜 ... 昔を思い出すなぁ〜 
   −−− あの頃の甘酸っぱい思い出の...記憶が蘇ってくる −−−

−−− 「おい! 出て来いよ! 飲みに行くぞ! いつまでくよくよしてるんだ!
ヤツのことは忘れろ! 飲みに行くぞ!」そこは、路地裏のあまり日の当たらない
古いモルタルの二階建てのアパート。「夜なんだから大きな声出して騒がないで、入ってよ。」
「ブザーを何度押しても出てこないから、つい、ごめんな。」「 ... 」 −−−

−−− 「やつのことは忘れろ、いつまでも、くよくよしても何も解決しないぞ、
バーッとな、一杯やろうぜ、飲みに行って忘れろ。なっ!なあ、」
「......今、あまり飲みたくないの。」
「そんなこと言わずに、な! おい!、行くぞ!」と俺は彼女を無理に連れ出した。 −−− 

−−− そこは彼女とよく飲みに行っていたビストロという名の人気の居酒屋だ。
汚くて、うるさくて、安くて、うまい居酒屋だ。一日働いた疲れを酒やビールで癒す人が
ぎっしりと今日も、広い店内に所狭しと賑わいを見せている −−−
    −−− ガヤガヤ、ワイワイ、ワハハハハハ −−−

−−− 「おい、ねぇちゃん、こっち、こっち!」「こっちだよ!こつち、こっち!」
「はい、お待たせ。」「おい!もう一杯くれ、ママさん!」「はい、焼酎ね。」
「おい!ビールはまだか!!」「はい!こちらビールね。」「ママ、こっち!」
「はい、こちら焼き鳥の盛り合わせとアジフライね。」「おーい酒くれ!」「はい。」

「俺は、鶏のから揚げとチーズの盛り合わせ。」「はい、こちら、鶏のから揚げと
チーズの盛り合わせ。」「俺、もつ煮と豚の角煮、チーズフライ。」「はい、もつ煮と
豚の角煮とチーズフライね。」「俺は、枝豆ともろキュー」「こちらは、枝豆と、
もろキューね。」「ワイは、冷奴とだし巻き卵。」「はい、こちら冷奴とだし巻き卵ね。」
「おーいビール!」「お冷、お冷ください!」「ポテトフライまだ?」「熱燗、熱燗は?」
  −−−「はい!ちょっと、お待ちください。」 −−−

    −−− 相変わらず威勢のいい声が飛び交って賑わいを見せていた −−−

https://pv755.com/piero-nakajima-miyuki
0050Track No.774
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2019/09/28(土) 06:26:55.14
「MEGAMI」

昨日、午前4時22分に母が亡くなった。風邪ひとつ引かない元気な母だった ・・・
僕が幼稚園に入る頃には、もう父はいなかった。借金を作って逃げたらしい。
母は早朝4時に起きて僕たち兄妹の弁当を作り、6時から17時まで弁当屋でパート。
帰ってきたら晩飯を作って、すぐ出かけていく、23時までパチンコ屋で掃除のバイト。

休日は月に三回有れば良いほうだったと思う。そうやって僕と妹を育ててくれた。
反抗期なんてほぼ無かった。あんなに頑張る母を見て、反抗などできるはずがなかった。
いゃ、一度だけあった...クリスマスの二、三日前にゲームボーイが欲しいとねだったのだ。
友達が、みんなゲームを持っていたのに、自分だけ持っていないと虐められると嘘をついた。
何故、あんな嘘をついたのだろう...。母は、「ごめんね...。」と顔をくしゃくしゃにして泣いた。

クリスマスの日の夕食は、おでんとケーキだった。母は子供のようにはしゃぎ、歌い、最後に、
「はい!」とプレゼントを渡してくれた。それは、−−− 古いゲームソフトだった。−−−
「これだけじゃ出来ないんだよ。」と言おうとしたが、嬉しそうな母の顔を見ると言えなかった...

あれから20年、兄妹揃って大学まで出してくれた。「俺も妹も、もう就職したし、これからは、
楽させてあげるから仕事辞めなよ。」と言ったのに... 働いていなけりゃボケるって、そんな
年じゃないだろう。何処か三人で旅行行こうよと言っていたのに... 妹の結婚式を見るまでは
死ねないと言っていたのに...何で末期癌になるまで働くんだよ...。何度も病院行こうねと言った
じゃないか? 手遅れと言われた先生に、「あんな我慢強い人は、見たことない」とまで言って
いたよ。母さん...。 看護婦さんに「迷惑かけでごめんね」とばかり謝っていた母さん...。

−−−「幸ちゃんへ 小さい頃はいつもお手伝いありがとう。あなたは、わがままひとつも言わない
優しい子でした。妹の面倒も沢山見てくれてありがとう。あなたが生まれて来てくれて
本当に嬉しかったよ。あなたのお嫁さんが見たかった...。」−−−

       −−− 震える手で書かれた手紙が枕元にあった −−−

https://pv755.com/megami
0051Track No.774
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2019/09/29(日) 07:00:14.55
「人生の素人」

俺が高校3年の頃、体も頑健で筋肉質で喧嘩の腕っぷしに自信があり、毎日のように
荒れて喧嘩していた。今思えば、とても恥ずかしい話です。学校でも敵なし、
天狗になった俺は、繁華街に出て、腕試しの感覚で自ら喧嘩を売る毎日でした ・・・ 

ある日、いつものように繁華街で喧嘩相手を探していると、一人のオジさんが歩いてきた。
俺はわざとぶつかり「どこ見てるんだ!!じじぃ! 殺すぞ!!」と威嚇しました。

「おめえは自分より強い相手を知らねぇな、俺が相手するから来てみな。」と言われ、
向かっていったのですが、オジさんの目の前で止まってしまった。オジさんの威圧感に
圧倒されたのです。オジさんの眼を見ると、さっきまでのオジさんの雰囲気とは思えない
鬼の眼と威圧感に体が震え、冷や汗も止まらない --- 初めて喧嘩で感じた恐怖でした ---

ここで、くじけて弱みを見せたら男が廃ると思い、構わずこぶしを振り回したが、全て空を切り
かわされた。「この野郎!」と悔しさで叫び続けたが、オジさんのこぶしは確実に俺をとらえ、
的確にヒットし、ボコボコにされた。初めて味わった敗戦だ。「それがおめえの実力だ、

圧倒的実力を持つ者の前では、おめえはちっぽけなひょっこだ。本当に強い奴は自分の弱さを
知っている。おめえはまだ若い、下手に粋がるな、人に自分の弱さを見せろ、そうすれば、皆、
お前を迎えてくれる。本当の意味での強い人間になりたいんなら、自分の弱さを知って、
人に弱さを見せ、許す心を持て。決して腕力だけで生きようとするな!後で後悔するだけだ!!」
 
「おめえは、人に涙を見せられる優しい人間じゃないのか、無理して粋がって人生を粗末に
する生き方をするな、素直に生きろ。おめえは俺の若い頃と同じだ。喧嘩で強くなっても
何にもならん。本当の強さは、腕力ではなく、心の強さだ。後で後悔してからでは遅いぞ!
例え俺みたいになっても、何にもいいことないぞ!!」と頭をポンと叩いて笑って帰っていった。
 ・・・  後で聞いた風のうわさだと、 
     −−− そのオジさんは喧嘩空手の達人でヤクザの用心棒 −−− 
     
      −−− やくざ抗争に巻き込まれ、亡くなったという −−−

https://pv755.com/jinsei-no-shiroto
0052Track No.774
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2019/09/30(月) 07:39:03.84
「陽紡ぎ唄」

自動ドアが開いて、小さい女の子が一人で入ってきた。極度の緊張からか、頬を赤く染め、
真剣な眼差しで店員に、「けえきください。」と声を発した。「一人で来たの?ママは?」と問いかけると
女の子は、どもりながらも必死で、一人で来たこと、今日がママの誕生日なので驚かせる為に内緒で
自分のお小遣いでケーキを買いに来た事を、たどたどしくながらも必死で懸命に話してきた。

「そう偉いね、どんなケーキがいいの?」「あのね、いちごがのってるの!」どう見ても大金持っているように見えない。
僕は店員との光景をハラハラしながら見ていた。店員も、女の子がお金を大して持っていないことに気づいたらしく、
イチゴが乗っているものの中で、一番安いショートケーキを示し「これがイチゴが乗っているので一番安くて380円なの、
お金足りるかな?」と問いかけた。すると、女の子の緊張は最高潮に達したようで、ポケットの中から、必死で小銭を取り出して

数を数え始めた。僕は心の中で、どうか足りてくれ!「100えんがふたつと...50えんと...10えんが、いち、にい、さん......。」
僕は心の中で叫んだ!ああっ!ダメだ!280円しかない!!!店員は申し訳なさそうに、お金足りないからケーキは買えない
事を女の子に伝えていた。女の子は買えないことが伝わったらしく、泣きそうなのを必死でこらえながら、小銭を握ったままの手で
目をこすりながら出ていこうとして、ろくに前も見ていないものだから自動ドアのマットに躓いて転んだ。その拍子に握っていた

小銭が派手な音を立てて、店内に散らばった。きっと神様が舞い降りる瞬間とは、こういう時のことを言うのだろう...僕は女の子の
傍に駆け寄り小銭を拾うのを手伝ってあげた。小銭を集め終わった後で、女の子に、こう話しかけた「全部あるかな?数えてごらん。」
女の子は「100えん、200えん、300えん...?あれ!380えん、あるーっ?」僕は「きっと数え間違えていたんだね。ほら、これで
ケーキが買えるよ。」「うん!ありがとう!」ぺこんと頭を下げ、 −−− イチゴのショートケーキを一つ買っていた −−− 
     −−−−−− 僕はその光景を見届けてから店を後にした −−−−−−

https://pv755.com/hitsumugiuta
0053Track No.774
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2019/10/01(火) 07:39:16.04
「こどもの宝」

--- 遠くに見えるのは... 見覚えのある少年... 私だ... 遠い昔を抜け出して ---
--- 私に気づかず... 私の隣で... 背伸びして佇んでいる... 私を知らずに ---
--- 私にもたれて... 遥か未来を眺めている... 私を見上げる... 私は目をそらす ---
--- 遠い私を抜け出して... あの子の宝は何だろう... あの子の願いは何だろう ---
              *** *** *** 
       −−− 手術室 −−− [手術中] −−− 
... ピッピッピッ ...ピッピッピッ ... ピッピッピッ ...
 −−−  「先生! 脳波が弱り始めました!!」「うむ...。」
「先生!血圧が下がり始めました!!」「脳波は?」  −−−

  --- 病院の待合室 --- 
「社長、岡田さんのご家族の方は、いらっしゃらない様ですが、私が車で迎えに行きましょうか!?」
「その必要はない、ヤツには家族はいない、一人で生きてきた。俺もこの会社で長く生きてきたが、あんなに
生きるのが下手な奴は見たことない。俺みたいなのがまだ生きているのにヤツに先に逝かれたらたまらんよ。」

「社長、そろそろ磯村先生とのお約束の時間になります。」「ここを離れるわけにはいかん。断ってくれ!」
「社長、でも!?」「岡田を何だと思っているんだ!あの岡田宗助は日鈴自動車の創業時からのメンバーの
一人だぞ!世界5位の会社を作り上げた最大のエンジニア、我が社の礎を築いた一人だ!影の功労者だぞ!
岡田は中学しか出ていないんだ、うちの会社に特別行員として採用された。」「聞いたことあります、戦後、
我が社にも特待制度があり、成績が優秀な青年に会社が独自で三年間の教育をさせる制度ですね。」

「あいつは頭が良かった、大学出ている俺と同期入社だったが、とてもあいつにはかなわなかった。」
「うちの会社の技術は、ほとんどあいつが作り上げたものだ。俺はただ、あいつの技術開発の功績を
もらって出世していっただけだ。あいつがいなけりゃ、この会社も、俺も、ここまでにはなっていなかった。」
「なぜ?岡田さんは出世を拒み、現場にこだわったのですか?」「それは俺にもよくわからん。
現場で若いに技術指導や一緒に仕事するのが好きだったな。」

 −−− 手術室 −−− [手術中] −−− 点灯していた明かりが消え −−−
「ご臨終です。」「そうですか...。」「ご家族とか、身内の方は?」「いません、彼は戦争で一人ぼっちに
なった男ですから。」 --- 働きつづけた一生だったな... 岡田、長い間会社に貢献してくれてありがとう ---
     −−− 会社の為に一生をささげた人生だった... ゆっくり休んでくれ −−−

https://pv755.com/kodomo-no-takara
0054Track No.774
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2019/10/01(火) 10:10:44.74
>>53
脱字
下から5行目の「現場で若い従業員に技術指導や一緒に仕事するのが好きだったな。」に修正〇
0055Track No.774
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2019/10/02(水) 07:21:33.21
「小石のように」

−−− ピッピッピッピッ呟く、野鳥のさえずりを風が運ぶ −−−
林の中で、時折バタバタと鳥の羽ばたきのような音が聞こえる。
樹が狭い地面にひしめき合って、膨れ上がったようにこんもりしている。

笹の葉が、さやさやと風で揺れる。風が木の枝をザワザワゆすって通り過ぎる中、
−−− 樹の間を抜けると、禿げた頭のように何もない頂についた −−−
--- 雲一つない晴天だ ---  −−− 陽射しが強い −−−

「眺めがいいでしょう。」
「いいねぇ。」
 
夏になれば、芝生が生い茂っているだろう ・・・
−−− 街が見下ろせる、区画された田園は美しい −−−
僕達は、しばらくそこに立って、--- 景色を見とれていた ---

--- 風の音 --- 鳥の声しかしない ---
息を吸い込めば、その音さえ体に取り込めそうだ。

傾斜の急な波立ち、しぶきが上がっている渓流の早い流れは
下流の方の谷川のせせらぎまで心地よい音を立てて流れている。
--- 柔らかい春の風が、足元をなぶって通り過ぎる ---

https://pv755.com/koishinoyoni
0056Track No.774
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2019/10/02(水) 07:33:49.81
我々は自然の循環のサイクルの中で生きている
0057Track No.774
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2019/10/03(木) 07:00:59.78
「愛から遠く離れて」

「先に行っててください。俺は後から追っていきます。」俺は大の方の用を足したくてそんなことを言ってしまった。実際に用を足した後、
追いつくつもりだった。思ったよりも用を足すのに時間がかかってしまった。慣れない山道ということもあってはぐれてしまったのだ。
道に迷いなれない山道を歩く時の鉄則というものがある。{迷ったら引き返す}{迷ったら沢におりてはいけない}少しでも早く追いつこうとして、
この鉄則を破ってしまったのだ。自分を過信しすぎていたのだ。山道には自信があった。なれない山道でも大丈夫という安易な過信があったのだ。

日本の山で間違った道に入り下っていくと、多くが沢に出てしまう。沢の真上には樹林がない。道があるように開けて見える。だから歩きやす
そうに見える。しかし、沢は、ほぼ滝に出てしまう。断崖絶壁は装備を持って登る場合も技術が必要、下りの方がさらに難易度が上がる。
沢や滝は滑りやすく体温を奪う道迷いの最悪の結果は、この滝による滑落だ。道を間違えていると知りつつも、美しい風景に誘われるようにして
沢を降りてしまった。下っていく方に小さい赤い屋根の建物が見えた。迷った道は引き返す選択をしなかったのは、ルートファインディングに

自信がない笹薮に戻るよりも、テープの付いている道らしき踏み跡を辿ったほうがいいと思ったからだ。- 赤い屋根の小屋 -「あっ、小屋だ!」
俺は震える唇で呟いた。沢の岩苔で足を滑らせて小さな滝壺に落ち、かなり滝に打たれたため体温と体力も奪われていた。その時、岩にぶつけ
腰と膝と肩を痛めてしまった。小屋の近くに置いてあるドラム缶に縋り付いて倒れた。起き上がると、ドラム缶を押しのける反動を利用して小屋の
扉にしがみ付いた。扉は開き、俺は中に転がり込んだ。そして一刹那突風が吹き抜け、扉は鈍い音を立てて閉じた。俺は身を縮込ませて体を抱き、

激しく痙攣しながら体に温もりが返ってくるのを遠い記憶のように待ち続けた。やがて筋肉が徐々にほぐれてくると、指を一本一本押し開き、
ようやく座り込み手足をさすった。腰と膝と肩の痛身が走る。こわばった体のまま、火を起こそうと薄暗く霞んで見える小屋の中を見渡した。
その辺で燃えそうなものを寄せ集めて、ライターで石囲いの囲炉裏に火を起こした。煙が立ち込め炎が揺らめき焚火になると俺は「ふう、助かった」
と独り言を言った。冷え切った体は徐々に癒され、この薄暗い小屋を観察し始めた。張り巡らされた蜘蛛の巣、数冊の変色し腐った本、錆びた斧、

包丁、土間には錆びて埃被ったヤカンや鍋、この廃墟のような小屋を見ながら、焚火の炎を消し、眠りにつく... (´-ω-`){ --- 朝の眩しい光が
窓から差し込む... 深い静けさ浸された小屋の外では... 鳥たちのさえずりや奇声が飛び交っている... その陽射しが眩しい... 陽光に誘われる
ように外に出た...新緑に覆われた森は芳香が流れ... その空気に誘われるようにさ迷い歩く --- 遠くに白い砂浜が見える --- }(-_-)zzz...

https://pv755.com/aikaratokuhanarete
0058Track No.774
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2019/10/03(木) 17:35:02.59
pv755.先に広告出しているSpotifyって配信会社なのか ヤマハも確か配信していたと思うが
この辺が外国の配信会社はうまいね。
0059Track No.774
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2019/10/04(金) 07:26:33.11
「重き荷を負いて」

中学生になった僕の父親の職業は鳶職である。休日は定まっていない。雨の日以外は日曜日も
祭日もなく、お定まりの作業服に汚れた古いオンボロ車を運転して仕事に出かける。仕事が
終わると頭から足の先まで、泥や埃で真っ黒になって帰ってくる。そして庭先で衣服を脱ぎ棄て、
パンツ一丁になって風呂場に行くのが日課である。僕の友達がいても平気で、そんな父の姿が

恥ずかしく嫌いだった。小学校の頃、近所の友達は日曜日になると決まって両親に連れられて
買い物や食事に出かけていくのが羨ましく思いながら見送ったものだ。「みんな立派な父さん
が居ていいなぁ。」と涙が流れたこともあった。休みの時は朝から焼酎を飲みながらテレビの
前に座っている。母は「掃除の邪魔だからどいてよ!」と掃除機で追っ払う。「そんなに邪険に

あつかうなよ。」と逆らうでもなく焼酎瓶片手にウロウロしている。「濡れ落ち葉という言葉は、
あんたにピッタリね、この粗大ごみ!」「なるほど、俺にそっくりか。ははは... うまいことを
言うな、ははは...。」と父は受け流して怒ろうともせずゲラゲラ笑っている。小学校の頃から、
小遣いをくれるのも母だったし、買い物も母が連れて行ってくれた。運動会も発表会も父が来た

記憶が一度もない。こんな父親は居ても居なくても構わないと思ったりした。ある日、名古屋へ
遊びに出かけた時、ふと気づくと高層ビルの建築現場に「○○建設会社」と父親の会社の文字が
目に入った。僕は足を止め、暫く眺めて見て驚いた。8階の最高層に近い辺りで、命綱を体に
縛り、懸命に働いている父親の姿を目撃してしまった。僕は金縛りに遭ったように、その場に立ち

竦んでしまった。「あの呑み助の父が、あんな危険な場所で仕事している。一つ間違えば死ぬ。
女房や子供に粗大ごみとか、濡れ落ち葉とか馬鹿にされながらも怒りもせずヘラヘラ笑って返す、
あの父が...。」僕は父親の働く姿に震えてきた。8階という米粒ほどにしか見えない高所で作業
している鳶職の父親の姿が仁王さんのような巨像に見えた。体を張って命を懸けて僕らを育てて

くれている。何一つ文句も言わず、焼酎だけを楽しみに黙々と働く父親の偉大さ。親父のように
汗と泥にまみれて自分の腕、体で黙して語らぬ生き様こそ本当の男の生き方ではないのか。
男の仕事はスタイルじゃないよ...母さん。 汗と泥にまみれてもいいじゃないか...。
これが男の生き様だよ...誇りに思っていいよ...母さん。僕はこんな父さんが好きだよ...。
 −−− そんな父さんの姿を見ているだけで何か、グッとくるよ...母さん...。 −−−

https://pv755.com/omokiniwooite
0060Track No.774
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2019/10/04(金) 13:11:21.65
何か大切なことを歌っている気がする。
0061Track No.774
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2019/10/05(土) 07:54:15.61
「愛だけを残せ」

私には妻がいたが一人娘が1歳と2か月の時、離婚することになった。酒癖が悪く暴力を
振るう癖があり、幼い娘に危害が及ぼすことを恐れた妻が子供を守るために選んだ道だ。
今は深く反省し、付き合いでも酒は一滴も飲まないようにしている。だからと言って、
よりを戻してくれなんて言えないことも理解している。元妻と娘には幸せになってほしい。

その気持ちに嘘はない。離婚する時、私は妻と約束した。年に一度、娘の誕生日だけは逢い
に来てもよいということと、自分が父親であることを娘に明かさないこと。そして私は
娘の誕生日に普段着ないスーツを着て逢いに行った。元妻は私のことを遠い親戚のおじさんと
紹介した。それ以来、娘は私のことを見知らぬおじさんと言うようになった。娘が小学校に

上がる年のことだ。例年通り、スーツを着てプレゼントを持ち訪れると、元妻から突然、
「もう逢いに来るのは最後にしてほしい。」と言われた。そろそろ色んなことを理解して
しまう年頃だからという理由からだ。娘もやがて一緒に誕生日を祝う友達が出来るだろう。
元妻も再婚を考えているのかもしれない。そんなとこに見知らぬおじさんがいてはいけない。

年に一度、家族の時間を繰り返せば、いつかは二人が私をお父さんと呼んでくれる日が来る
かも知れないと勝手に信じていた私が愚かだった。一度壊れてしまったものは元には戻らない。
それ以来、逢うことはなくなった。でも娘の誕生日は毎年プレゼントは贈り続けた。無記名で。
それを元妻は娘に渡していたかは分からない。--- それも今年で最後にすることにした ---

それから一か月程経ったある日、私のアパートに郵便物が届いた。差出人は書かれていない。
小さな箱を開けてみると、水色のネクタイピンとメッセージカードが添えてあった。メッセージ
カードを開くと「いつも、ステキなプレゼントをありがとう。私もお返ししょうと思ったのだけど
誕生日が判らなかったので、今日贈ることにしました。気に入ってもらえると嬉しい...。
見知らぬ子供より。」 −−− つけっぱなしのTVでは今日は、「父の日」ですね。
                     皆さんは、どうしますかと語っていた −−−

https://pv755.com/aidakewonokose-remix 
single version  album version 聴き比べて見るのもいいだろう...。
0062Track No.774
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2019/10/06(日) 07:24:15.76
「片想」

ゴールデンウイークの東京に18歳の女の子二人で遊びに来ていた。---「お母ちゃん、サヨコや、今な、
赤坂の喫茶店におるんや。」「どんなとこって?テレビ局の隣の喫茶店や。」---「なんて?」「チョロい
もんや、あんたの体の具合が悪いから、もう一日遅れて帰るって言うたら、即OKでた。」「そうか、へへへ。」
「見てみ、このまま帰ったら何のために親に嘘言ってこっちに来たかわからんもん。」「ほんまや、みんな

うちらみたいなのばっかりやん。」「ちょっと予想外やったな。赤坂に泊まって毎日散歩したら、さぞかし
リッチな気分で、ひょっとしたら芸能人に会えると思うとったのに。歩いているの、みんなウチらみたいなもん
やない。まるでここにいる人とウチら入れ替わったみたいやん。このまま帰ったら、何しに東京に遊びに来たか
わからへん。」- ワ〜キャー どいてどいて危ないよ!- あの車追って!吉川君が乗っているの!早く出して!!

 - アイドルの追っかけをやっていた - 「うち、明日返るわ。サヨコも一緒に帰ろう。」「今日一緒に
タクシーで追っかけてる娘に聞いたんやけど、いいアルバイトあるって。変なことせんでもお客の横に座って
いるだけで1時間2000円もらえるらしいわ。ウチはもう少しここにいるわ。」楽しくなり少しのつもりが徐々に
延び、家へのр煢ュ劫になり夜のお仕事を続けてしまった...。いまでは追っかけから、すっかり夜の仕事に

なっていた [クラブあざみ] ここにいる自分が全く不思議ではなくなっていた...。「誕生日おめでとう!
おめでとうあずさちゃん!」「ローソクは何本かな?」「22本です!もう、おばんどえーす。」パチパチ 
パチパチ 嘘の年齢、嘘の名前、ここではどんな嘘も通じる虚飾の世界。パチパチパチパチ。金のブレスレット、
ローレックスの時計、シャネル、グッチ、ディオール、エルメスのバーキン、ケリーバック...。仕事が終わる

のを待っていたのはベンツに乗った男「石田さん待たせてごめん。」そして高級ホテルの一室「もうすぐ青山に
ブティックを開こうと思っているんだ。そしたらお前に店長をやってもらおうと思っている。いいか?」
「うん、嬉しい!」「ちょっと今、まとまった金がいるんだけど、少し用立てしてくれるかな、来週には戻せる
と思う。」「いいわよ、いくら?」「5百万ほど。」「えーっ!?そんなに持っていないわよ。二百万ぐらい

ならあるけど。」「サラ金から借りればいいだろ。俺ああいうところ行きづらいんだよね。」「大丈夫?」
「大丈夫もくそも1週間後に返すんだ。利子なんてほとんど付かないよ。な、そうしてくれるな。」「うん。」
石田が詐欺師だなんてその時は考えもしなかった...。カード、サラ金、気が付いた時には石田の借金の
肩代わりをさせられていた。 −−− そしていつの間にか石田は姿を消した。 −−− 

https://pv755.com/katao
0063Track No.774
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2019/10/06(日) 07:48:48.45
中島みゆきという人は決して奇麗ごとだけの虚飾の世界ではない人生そのもの
色んなことを気づかせてくれる。
0064Track No.774
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2019/10/07(月) 07:45:59.81
「ギブ・アンド・テイク」

「何といっても、運動の後の風呂はいいですな。アハハハ。」「運動?お宅、運動なさっているんですか?」
「ラクビーをやっています。学生時代からずっとやっています。どうですか、お宅もやってみませんか?」
「私は、とても...。」「仲間になってくださいよ。アハハハ。」「長く連れ添った妻が昨年亡くなりまして、
生きがいを失い、息子夫婦にも一緒に暮らすのを嫌がれて一人暮らしです。」「それはいかん、家族の為に

働き続けてきたんです。胸を張って堂々と生きるべきです。」「私はあなたが言われるような立派な生き方を
していません、職も転々としていましてね。」「そんなことは関係ない、長く生きてきたというだけで立派
なんです。人間として大したもんです。自信持ってください。実は、自分で言うのもなんですが、他人に言う
ほど立派な人生ではないんです。アハハハ。」「恥ずかしい話ですが、私は人の言うままに生きている方が

楽なんです。自由な時間が怖い。何をしていいかわからんです。」「全くですな、私らの時代は生活、戦争、
仕事それだけの人生でしたから、自由に生きる習慣なんてなかったですな。今の若い子が羨ましいですな。」
「仕事仕事で生きてきましたからね。でも、あなたは実にうまく自由を使いこなしていますよ。ラクビーやって
おられるんでしょ。」「いや、そういう風に見せているだけです。本当は何しても楽しくはありません。
生きているふりをしているだけですよ。」「生きるって難しいですね...。」「......同感ですな...。」
「明日、私のラクビーの練習見に来ませんか?」「どうせ毎日何もすることなく暇ですから、いいですよ。」

翌日、− ラクビー場 − トライ! パチパチパチ!「私にも教えてもらえませんか?ラクビーを。」
「え!かなり激しい運動ですぞ!」あははは、ははは−「タックルしますぞ!よろしいかな。」「なんの!」
ドスッ! ワー! -あははは-ははは- ウォー! あはは-「前田さんスジがいいですな、初めて一週間で、
大したもんだ。」「そうですか、まだ捨てたもんじゃないですか?」「大したもんです。自信持ってください。」
あははは-ははは- 「妻に先立たれ、息子夫婦から嫌われ一人暮らしで、生きる希望を失いかけていたんです。

でも、あなたと出会い、生きる希望が持てるようになりました。私から仕事を取ったら何も残らん男です。
こうやってラクビーの楽しさを教えてもらって感謝しています。」「そんなことないですぞ!私こそあなたに
感謝しています。ギブ・アンド・テイクです。お互い与え合っているんです。持ちつ持たれつの対等な関係です。
ラクビーボールを二人でお互いキャッチし合って走っているようなもんです。何かを与えたら代わりに何かを

もらう、何かをもらった代わりに何かを与える対等な互助関係が大切なんです。」人生は見えない困難な強敵と
戦うラクビー場みたいなもんです、そのためには見極める眼が必要です。だから気心知れた信頼できる仲間を
見つけスクラム組んで理不尽で不条理な強敵に立ち向かっていくことも時には必要です。一人で立ち向かっても
解決できないこともあります。--- そんな時は肩を組んでお互い協力し合い助け合っていきましょう。 ---

www.kasi-time.com/item-57687.html
0065Track No.774
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2019/10/07(月) 10:11:29.27
>>64
 下から11行目 「前田さんスジがいいですな、初めての割にしては、大したもんだ。」に修正〇
0067Track No.774
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2019/10/08(火) 07:30:41.09
「ハリネズミだって恋をする」

私はあるペットショップに勤めています。そこで起こった、ある出来事を話します。
40代ぐらいの男性がポメラニアンを連れてよく来ていました。その人が購入した
ペットショップの提携の獣医師が私の病院の先生だったという縁という形でワクチン
接種などで来ていました。でも、その人は態度があまり良くなくクリニックでは評判が
よくありませんでした。色々と細かい点に注文を付けたり、文句ばかり言います。

「注射の仕方が雑だ!」とか「診察台が高すぎる!もっと低い診察台で治療しろ!」とか、
あらゆる注文や何かと文句ばかり言うんです。先生も困っていました。その男性が来るように
なって6年ほど経過したころでしようか、最近、ポメラニアンの体調がよくないとのこと。
先生が検査したところ、内臓に大きな腫瘍が出来ていました。癌が転移しており、手術も出来ない

状態となっていました。先生は、その人に「もう手の施しようがありません。」と伝えました。
すると、「このやぶ医者!病気も治せないのか!」と怒鳴り散らし、犬を連れてそのまま出て
行ってしまいました。皆で、「何あの人!」とか「いつものことか、」などと話していました。
私はふと、待合室に一つのポーチがあることに気づきました。あのポメラニアンの飼い主が忘れた

ものでした。私は急いで、まだ近くにいるはずの飼い主に届けようと、ポーチを持ってクリニックを
飛び出し探しました。駐車場に止めてあった車の中、- そこで見たものは - 愛犬のポメラニアンを
抱えて、- 涙をポロポロと流す飼い主の男性の姿。- 私は見てはいけないものを見た思いに駆られ、
声をかけるのをやめて、そのままクリニックに戻りました。皆には「帰られました。」と伝えました。

そして、そのポーチの中を開けてみると、最初の診療の時からの領収書などが奇麗に整理され、
すべて入っていました。その瞬間、その男性がいかに愛犬を愛していたかが伝わってきました。
 −−− その男性は二度と私どものクリニックに足を運ぶことはありませんでした。 −−−
−−− 車の中での愛犬を抱えて涙を目いっぱいに溜め泣き濡れた飼い主の
                    男性の姿が今でも目に焼き付いて離れないのです −−−

https://sp.uta-net.com/song/102786/
0068Track No.774
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2019/10/08(火) 07:37:39.14
どんなに刺々しく近寄りがたい人でも私たちが気づかない意外な面がある。
0069Track No.774
垢版 |
2019/10/10(木) 06:57:20.39
まだ規制かな
0070Track No.774
垢版 |
2019/10/10(木) 07:22:19.27
2ちゃんねるに移りました
0071Track No.774
垢版 |
2019/10/10(木) 07:39:57.81
[中島みゆきの名曲]邦楽サロン板は2ちゃんねるに移りました。中島みゆきの歌詞世界を題材にした
短編物語・ストーリー展開上映中 昨日は「夜行」本日は「サメの歌」を絶賛上映中 
興味のある方はぜひお越しください。お待ちしております。
0072Track No.774
垢版 |
2019/10/11(金) 11:15:46.69
本日は「月夜同舟」
0073Track No.774
垢版 |
2019/10/12(土) 07:59:43.17
本日は「気にしないで」
0074Track No.774
垢版 |
2019/10/13(日) 10:08:08.25
本日は「家出」
0075Track No.774
垢版 |
2019/10/14(月) 07:42:11.17
本日は「慕情」
0076Track No.774
垢版 |
2019/10/15(火) 06:53:40.00
本日は「雨月の使者」
0077Track No.774
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2019/10/16(水) 07:54:07.49
本日は「かなしみ笑い」
0078Track No.774
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2019/10/17(木) 06:59:01.18
本日は「ねこちぐら」
0079Track No.774
垢版 |
2019/10/18(金) 07:39:19.73
本日は「ふたりは」
0080Track No.774
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2019/10/19(土) 08:20:30.91
本日は「小春日和」
0081Track No.774
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2019/10/20(日) 08:19:39.26
本日は「友情」
0082Track No.774
垢版 |
2019/10/21(月) 07:41:10.43
本日は「本日、未熟者」
0083Track No.774
垢版 |
2019/10/22(火) 09:35:44.64
本日は「成人世代」
0084Track No.774
垢版 |
2019/10/23(水) 07:05:11.62
本日は「清流」
0085Track No.774
垢版 |
2019/10/24(木) 07:49:29.97
本日は「船を出すのなら九月」
0087Track No.774
垢版 |
2019/10/24(木) 09:48:15.17
男ポイ性格
0089Track No.774
垢版 |
2019/10/25(金) 06:59:17.10
本日は「断崖−親愛なるものへー」
0090Track No.774
垢版 |
2019/10/25(金) 19:16:21.74
海鳴り
舟を出すのなら九月
りばいばる
明日
0091Track No.774
垢版 |
2019/10/26(土) 08:39:49.11
本日は「ひとり遊び」
0092Track No.774
垢版 |
2019/10/27(日) 07:24:50.45
本日は「顔のない街の中で」
0093Track No.774
垢版 |
2019/10/28(月) 07:20:15.24
本日は「ばいばいどくおぶざべい」
0094Track No.774
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2019/10/29(火) 08:04:09.25
本日は「誕生」
0095Track No.774
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2019/10/30(水) 07:28:10.94
本日は「肩幅の未来」
0096Track No.774
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2019/10/31(木) 08:16:13.54
本日は「36時間」
0097Track No.774
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2019/11/01(金) 07:48:49.96
本日は「傾斜」
0098Track No.774
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2019/11/02(土) 07:54:41.58
本日は「ファイト!」
0099Track No.774
垢版 |
2019/11/03(日) 08:02:41.82
本日は「背広の下のロックンロール」
0100Track No.774
垢版 |
2019/11/04(月) 08:38:38.70
本日は「夢の通り道を僕は歩いている」
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