>>913
映画製作において、製作費の確保はいつも厳しい問題だね。
人気シリーズ化すると、スポンサーもホイホイ金を出してくれるが、
企画が山とも谷ともつかないものに金を出してくれるスポンサーを探す努力は大変なもの。
是枝監督も製作費の確保に苦労したみたいな事も語ってたね。
新海監督が良い作品を作り続けていけるのも、
その裏でサポートしてくれるコミックスウェーブフィルム代表の川口典孝氏の貢献が多いと思われる。
普通、片淵監督みたいに映画作りたいけどなかなか作る金が無いとなりがちだが、
資金面のバックアップを細かいマネジメントで支えてくれている川口氏の存在は大きいと思う。
「コミックスは制作だけでなく、自社で劇場配給からDVD販売まで手掛ける。
ヒットに伴う収益を総取りでき、制作費だけを収益源とする同業より稼ぐ力がある。
また、製作委員会に出資して幹事会社を務めており(※『君の名は。』では東宝)、
制作やPRを巡る重要な意思決定において、クリエイターの意見が尊重され易い環境を整えている。」
「。『秒速5センチメートル』(コミックスウェーブ)を公開する時点で、
川口氏は「新海作品を世界に飛び立たせる」と決意。
金融機関等から1億4000万円を個人名義で借り入れて、前身企業のマネジメントバイアウト(MBO)を行い、コミックスを立ち上げた。」