>>915の続き
「5年目には3億円の融資を獲得した。
3億円というのは、製作委員会方式で資金調達せずとも、映画を1本作れる最低限の額である。
新海氏が好きな映画を作れるよう、3億円を常に会社に蓄えておく必要があるのだという。」
「「監督もアニメーターも、現場は良い作品を作ることしか考えていない。その純粋さに接していると、こっちも打算が無くなる。
だから、僕は経営者として、カネを出す“大人”にハードネゴシエーションをする。」
「川口氏は1993年に青山学院大学を卒業し、『伊藤忠商事』へ入社。
コンテンツ事業部に配属され、出資先だったコミックスの前身企業に出向する。
そこで新海氏に巡り合い、才能に惚れ込んだ。
高給の商社マンという身分を捨てての賭けだ。」
・・ここまで川口氏が人生賭けてるのも、新海氏の天才性を確信しているからだ。
普通、こう言う資金面・スタッフ面を監督が安心して映画製作に専念させてくれる人はなかなかいない。
よく川村プロデューサーの貢献が良く言われるが、川口氏がその裏で縁の下の力持ちで支え続けている。
まあ、映画観る方は目に見える直接的な映画製作の貢献スタッフを話題にする事が多いけどね。