坂本龍一「今は音楽の氷河期」
2050年頃まで氷河期が続いて、その後に生まれ変わるのだそうです
少し前のインタビューでそう語っていました
音楽ファンの皆さんは、どう感じていますか? 氷河期だからこその良さを含んだ音楽が生まれるのでは
音楽に優劣なんてつけられないとおもう 確かに氷河期だわな
邦楽から凄い名曲が出なくなった 邦楽はもちろん、洋楽ももうネタ切れなんだよ
そんなの2000年頃からすでにそうだった 12音階なんていうのはそら範囲の話で
普通のポップスのメロディーとしたら基本は7音
それで売れなくていいなら確かに無限だろうが売れるものとなるとそら限られてくる
だからメロディーはパターン的には70年代ぐらいですでに出尽くしていた
でも80年代にはシンセサイザー、シーケンサー、サンプラー、デジタルレコーディング
という新しいテクノロジーの台頭で
メロディーは頭打ちでもアレンジ、サウンドは新しいものが作り出せていたから
一定の新しいムーブメント、新しい流行を作り出せていた
しかしその手法も頭打ちになりかけていたところへ
90年代に入るとそれらのテクノロジー、機材が安価になり、ヒップホップ、ハウスなどのクラブミュージックによって
新たな方法論、ストリートなサウンドという方向性の流行は作れていた
またCDがレコードに置き換わった事でのバブル需要もあった
そして2000年に入ってその方法論もいよいよマンネリ化し、
デジロックを最後に洋楽のムーブメントは新しいサウンド、流行を作り出せないまま20年が過ぎた まさに失われた20年、そりゃ氷河期と呼ばれるわけだ
極論を言えばメロディーパターンが出尽くした70年代ですでに終わっていたが
テクノロジー進化のおかげでなんとか新しいサウンドが作れていた
逆に言えば80年代以降の商業音楽はテクノロジー進化頼みだったわけだ
その音楽のテクノロジー進化がノンリニアレコーディングの普及を最後に止まってしまった
そりゃテクノロジー頼みだった音楽の進化も止まるでしょうよ
今の音楽制作テクノロジーは全て20年以上前にはすでに完成されていたものばかり
もう音楽制作用のテクノロジーに進化の余地がないわけよ
これ以上どうしたい、どうなったらいいという目標もニーズもない
そりゃ音楽もネタ切れになるわけだよ 世界は広いから探せばまだ面白いのあるけどね
今は簡単に世界中の音楽聴けるし 個人の感覚でならあるかもね
でもメガヒットという観点から言うと
もう手法としてはネタ切れなんだよ
あとは演歌やカントリーみたいに
個別に売れる曲がたまーに出る事もあるかも。。ぐらいの話になる もうテクノポップ、ニューロマンティック
ヒップホップ、ハウスミュージック
などの新しいジャンル、新しいムーブメントは起こらない その状態がすでに20年も続いてる
もう新しい音楽、新しいムーブメントは起こらない 新しいジャンルの前にお前ら世界中のジャンル全て聴いたことあんのかね >>12
そういう問題じゃないんだよ
個々人が聴いたかどうかではなく
なんらかの新しいジャンルが立ち上がって
当初はマイナーであってもそういう同じ志向性の音楽スタイルがある程度固まっている事が必要
つまり小ムーブメントだ
メジャーなムーブメントを起こすにはこれらの小ムーブメントにレコード会社なり
メディアなりがスポットを当てればそれで作る事ができた
レゲエ、スカなどみんなだな古くはハウスもヒップホップもユーロビートも
でも今はその小ムーブメントすら見当たらなくなってしまった
今は小さいけど一部では熱い、拡大傾向にあるもの
こういうムーブメントが新しい音楽を作り
市場を牽引していくわけだが
2000年に入ってこれらか出尽くしてしまった もはや商業音楽はボーリングやビリヤード
プロレス、演歌、クラシックみたいなもの
つまり終わったエンタメになっていく
決してなくなりはしないけど
しかしヒットを飛ばす事もほぼなく、好きな人たちによって細々と回っていく
何年かに一度、ちょっとしたヒットも出るかも知れない
でも80年代頃のような、エキサイティングでダイナミックなマーケットではなくなったという事だよ YOASOBIだっけ?
あれPCで作りましたとか言っていたけど、2000年代から10年代にかけてのcapsuleの方が遥かにアクティビティを感じるけどね。
殆どソフトシンセで作った、と知った時は遂にシンセなしでキーボード(鍵盤から直接らしい)叩いて、周辺機材も若干エフェクターある程度か!
みたいな感じはあったなあ。
しかし、新型コロナの新型は弱毒性らしいがまだマスクに非密集だもんな。
経済崩壊するんじゃないか?音楽産業も危ない。 YOASOBIが斬新だったのは
あの明快な青春ディスコな曲調に
生身の人がボカロっぽく歌った事の組み合わせ
これだよね
ただこれはそのアーティスト、曲が良かったというだけで
特にムーブメントが起こるようなものじゃあない
YMOのテクノポップムーブメントは
その後プラスチックスやヒカシュー、Pモデル、ジューシーフルーツとかが派生的に生まれた事 >>2
就職氷河期、新規採用凍結の際は本当に酷かった!
後にも先にもあんなメチャクチャな雇用崩壊と経済的不況、停滞期はなかったのではないかな!?
その影響でどの職場にも40代辺りが一番層が薄くて、上のバブル期の世代や狭間世代がやたら多くて、下のゆとり世代がそれに続く。
第三次ベビーブームは起こらず、未曾有の少子化と高齢化が進行して社会的総需要の縮小、慢性的なデフレか。
そういえば、渋谷文化?渋谷系とかあったよね。 良い曲ってのはアコースティック楽器でシンプルな構成で演奏しても良いままなんだよ
果たして最近の音楽にそういった曲があるか?って話
70、80年代ほど無いと思うけどな
なぜなら、最近の音楽はメロディーの展開や構築性が昔のそれに比べて甘いからな
とにかく、奇抜なアレンジで気を引けば何とかなるだろうって発想なんだよ 弾き語りでも成立するメロディーの楽曲を純粋な音楽というなら
ポップスはもう70年代でとっくにネタ切れしている
80年代以降は完全にテクノロジー頼み
新しく出てきたのはサウンドだけ
でもそのテクノロジー進化も2000年頃に頭打ち
完全にネタ切れになってからはや20年になる 70年代はまだ各種ルーツ音楽の影響度が濃いポップスが多い時代だからな
カントリー色が強いポップスとかブルース色が強いポップスとかフォーク色が強いポップスとかetc.
80年代になると良い意味でもっと節操がない音楽が作られるようになった
要は特に○○色が強いと一言で言えない感じのものだな 例えば、かつてはゴールデンタイムで放送されていたプロレスや
ボーリング、ビリヤード
また音楽では普通にアイドルとしてブロマイドも売れていた五木ひろしや八代亜紀がいた演歌
これらがまたエンタメ、娯楽の主軸として大復活する事はあるのだろうか
何事も100%、0%というものはないが
現状、実例としてない以上、限りなく0%に近いと言えるだろう
つまり、基本、終わった娯楽ジャンルがその後大復活するという事はまずないのである
つまり氷河期、という事は今の人類が存在する間の音楽産業の復活はないという事だろう 新しい音楽ジャンルは既存のジャンルの融合で産まれてるだけ
全くの無からは何事も産まれないのである
そうしてジャンルの細分化が進んでいくわけだ
細分化が進むと一般の音楽ファンは幅広くジャンルに慣れ親しむかと言えば全くその逆で
自分の好みのニッチなジャンルに固執するようになる傾向はあろうな 大衆における音楽の流行、トレンドが生まれれ事で音楽がファッション化し、
今これを聴くのがイケてる的な潮流が生まれる事で
本来の音楽ファンじゃない人にも音楽を買わせる事が出来ていた
音楽のトレンドが無くなるとこれが無くなるんだな
逆に言えば今までがバブルだったわけだ
だから純粋な音楽ファンだけが残っていいじゃないかというのはごもっともな話ではあるけど
ビジネスとしては縮小していく
元々音楽が純粋に好きだという人は実はスポーツなどに比べるとすごく少ないわけだ