俺、シティボーイズが九十年代前半からWOWOWでも放送始めたコントの公演が好きでよく観てたんだけど、それ以前にシティボーイズは八十年代初頭から竹中直人や中村ゆうじやビシバシステムなんかとラジカルガジベリビンバシステムってコント集団やってたんだよ

八十年代後半のそのコントのビデオを観てみたら、当時流行り出してた不条理ギャグをメインにしてるんだけど、あんまり不条理ギャグとして巧く行ってないんだよ

その後竹中直人の公演なんかでは不条理ギャグ漫画のオリジネーターともいえる吉田戦車が台本に参加してどんどん洗練されていったのね
不条理・シュール・アヴァンギャルドな演劇ってのは発想アイディアだけでなく仕草演出でハマるかどうかが変わってくるんで、役者がそれを身につけるまで時間がかかる

で、その様な「不条理」演劇を遡ると麿赤児がやってた大駱駝艦、山海塾や白虎社なんかが有るんだけど、画像検索動画検索すれば直ぐに判るが、完全に様式化した白塗りとほぼ同じような動きの舞踊ばかりで、完全に仕草が決まってるのを何十年もやり続けてんのw

ブラックミディはその白塗り舞踊をマスロックに混ぜてやってる様なモンで、新しい仕草を身に付けて新しい笑いを生もうとした
ラジカルガジベリビンバシステム〜以降の不条理シュールアヴァンギャルドなコントの様な創意工夫をやってるバトンヘッドみたいなグループとは違うんだな

然し、大手音楽メディアや大手メディアが売りやすいのは前者で、本当に質が高くて面白い後者はハブられてしまうってのが現状

だから、ロックが衰退するのもアタリマエなんだよ