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今、Matty Healyの身体はこのマンチェスターの質素で優美な住宅の中にあるかもしれないが、
どうやら彼の心は未だにThe 1975のメンバーと共に、
先日東京からイギリスに戻ってきたブリティッシュ・エアウェイズの航空機ドリームライナーの中にあるようだ。

「個人的に攻撃されているかのような時差ボケでさ」と、Mattyは顔をしかめる。
「アメリカやオーストラリアとか何度も飛行機で行ったり来たりしているし、ずっと平気だったんだ。
でもどういう訳か、日本はヘヴィでキツかった。
チケットが完売した巨大なスタジアムでのショーで、好きなカントリーアーティストの一人であるKacey Musgravesも出演していて。
俺が作っている音楽を最もシンプルな形にまで削ぎ落とすと、本質的には、まさにカントリーミュージックになるんだよ。
3つか4つのコードとメロディ、大体そういう構成の曲になりがちだから。
あのKen Burnsが監督した”Country Music”シリーズを見たことある?」

ーHank Williams,からWoody Guthrie, Patsy Cline やJohnny Cash、そしてDolly PartonTammy Wynette,
Garth Brooks やWillie Nelsonに至るまで彼らの素晴らしい映像を収めたシリーズを?ああ、勿論。

「めっっっちゃくちゃ良いよね」と言って彼は話題を元に戻し、
「日本は素晴らしかった。日本で俺達がどれぐらいピッグな存在かを理解することは、俺にとってずっと難しいことだったんだ。
日本語のソーシャルメディアも読めないから。で、実際に行ってみると…アメリカやイギリスでもそうなんだけど、
実際に歩き回ったり、その国の人々に会うことでようやく理解することができる。
日本の場合は、火星にいるような感じがするけどね。自分達がやりたいことをやってる国なんだ」