リリースまで残り1ヶ月程となったThe 1975の通算5作目のアルバム”Being Funny In A Foreign Language”は、
思わず踊りたくなるエレクトロポップな瞬間がありながら、次の瞬間には官能的な愛や欲望を歌っているような作品だ。

その前者のカテゴリーに位置する”The 1975”は、
The Beta Band、LCD Soundsystem、The Cureの”Caterpillar”やビートルズの”A Day In The Life”を、
無造作に放り込んでミキサーにかけたような曲で、
2022年のアルバムの最も素晴らしいオープニング曲の候補として、Fontaines D.C.の”In ár gCroíthe go deo”の対抗馬に挙げられる。
歌詞に関しては、アペロールやQアノンなどへの言及があるのだが…これ以上は、もうすぐリリースされるアルバムであなた自身が確かめた方がいいだろう。

「Fontaines D.C.は、今気に入ってるバンドの一つなんだ。特に最初の二つのアルバムとかさ」と、Mattyは熱く語る。

「今、人々は出来る限りテクノロジーを使用しないで作られた素晴らしいものを見たいと渇望しているんだ。
”Notes On A Conditional Form”が、あのファッキンIMAXシアターで映画を見るような作品だとしたら、
”Being Funny In A Foreign Language”は、劇場に見に行くような作品。
つまり壮大に構築されたようなものとは真逆の体験で、より親密さがあるものになってる」