14.トラベリンメンのテーマ ★★
「BIG」や「あいかわらずなボクら」のようなお遊び曲。箸休め的な脱力ソング。
悪くは無いけど今までのそれらに比べるとネタ的に弱い。

15.オレとオマエの新しい季節 ★★★★
ラテン調のナンバー。珍しくコンガなんか参加させて本格的。
2番途中から松本のエレキギターが主張しだしたときは笑った。終盤へ掛けての盛り上がりが最高。

16.永遠の翼 ★★★
シングル。「OCEAN」のような壮大なバラード。悪くは無い出来だけどちょっとベタすぎる。

17.BUDDY ★★★☆
あまりB'zらしくない曲が多かった今作だが最後の最後はB'zらしいロックナンバー。元は前作「MONSTER」のボツ曲。
力強い歌詞が良い。BUDDYとは相棒という意味だけど松本のことを歌ってると思うと仲良すぎて笑う。

総評 ★★★★☆
2007年に発売されたB'zとしては16枚目のオリジナルアルバム。1枚組のアルバムとしては過去最多の17曲入り。
テーマがマンネリの打破ということなので今までB'zがやらなかったようなタイプの曲が多い。実験的。
雰囲気は全体的に暗め。タイトル通り「ACTION起こして現状を変えろ!」という内容の曲が多い。
B'zの王道から外れた作品なので「ultra soul」的なのを期待するとがっかりするかもしれない。初心者には不向き。
あとさすがに曲数が多すぎるので通して聴くと中盤でダレる。ダークな流れが続くので聴き終ると若干の疲労感。
それでもハマる人はとことんハマる一枚だと思う。稲葉の暗い歌詞が好きな人はかなり気に入りそう。
人によってはオンリーワンな作品。個人的にも偏愛な一枚。