9.Round and Round ★★★
弟作。
おふざけサウンドからラテン調にチェンジ。このサウンドの幅広さよ。
全体的に音が乾いており、シリアスなイメージを受けるが、なかでも歌詞がお気に入り。

10.秘密 ★★★
弟作。ムーディーな曲。歌詞がエロい。
ハーモニカが印象的だが、他はあまり印象に残らなかった。
詞と音のマッチングが良い。

11.アンモナイトの歌 ★★★
兄作。
メロディはいいけど地味!

12.小さなおとなたち ★★★★★
兄作。
傑作だと思う。とにかく歌詞の哀愁が凄まじい。
遊園地という「非日常」な空間で楽しんでいても、結局またいつもの日常はやってくるという
シリアスでもの悲しい曲。最後の「明日があるさ」の連呼でさえ、後ろめたさマックスだ。
演奏は終始スリリングで、特に間奏は必聴。
光が目の前に飛び込んで来て、そのままどこかに連れていって貰えるのかと思いきや、
視界が開けたらいつもの日常が待っていた、という感じ。
この曲を最後に持ってきたのは英断だと思うが、アルバムタイトルが「浮力」なのに、
最後の最後で現実に引き戻してくるところが憎い。