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アニメ監督ヤマカン氏の現在の事実を検証するスレ
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0001名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/02/21(水) 18:17:29.54ID:uxHD5eQ7
ここはアニメ監督ヤマカン氏の現在を明確なソースを元に記録、検証するスレです

【テンプレ】
・推測、捏造、SS、妄言等ソースの無い情報を記載するのはやめて下さい
・当スレの記載情報を転載する際は個人名や特定可能な情報は修正してください
・原則として情報への感想以外の過度な会話、レスポンチ行為は禁止します
・スレのルールを破るIDは一切触れずにNGして下さい
0089名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/10(土) 23:24:24.03ID:duiVaTk+
59 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:43:30.40
Q.カルロス・クライバーといえば?
A.宇宙服と日本刀とチートの餌食になった傭兵 from代紋TAKE2
こんにちは、ジャンプを読まなくなってもヤンマガ読むのはやめられないSS作家です。
兄・木内一雅が代紋TAKE2と青龍の原作を手掛け、弟・きうちかずひろがビーバップハイスクールを長期連載してたのも今や遠い昔。
そんなヤングマガジン昔話に浸りつつ、ザ・ファブルと喧嘩稼業と村上店長の先行きについて熱く熱く語りたいのですが、
残念ながらこの世の中、好きな事ばかりで生きてはいけない仕組みで成り立っています。
なので頑張ってやりましょう。Amazonほしいものリストから届いた商品に関するレビュー。
0090名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/10(土) 23:26:29.16ID:duiVaTk+
60 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:43:56.79
本日ご紹介するのはこちら。
https://pbs.twimg.com/media/DXhH1aJVMAELUN4.jpg
2010年に学研から発行された小説「アインザッツ」。著者・山○寛(スレのルールに則って伏せ字)、イラスト・平松禎史。
手に取った第一の感想はこれでした。
「A5判かよ!!」
そう、A5判。ラノベというのに文庫本サイズでも新書サイズでもなく、まるで文芸誌のようなA5判。
手元にある本の中では初見良昭著「世界のマーシャルアーツ」「ナイフ・ピストルファイティング」などと同じサイズでした。
昨年お引っ越しのために専門書以外の本を減らしに減らさざるを得なかった、SS作家の小さな本棚を圧迫する実に優しくない大きさです。
ちょうど一年前の今頃、バキ全巻を処分した時の私の無念がわかりますか?
約25年もの間全部初版から集めてた、グラップラー刃牙とバキと範馬刃牙と刃牙道とその他を全部売ってしまった時のあの無念が。
グラップラー刃牙の最初期はまだ書籍にバーコードが使われてない時代で、裏表紙全体を覆うほどの馬鹿でかいイラストが載ってて迫力があったんですよ。
素っ気ない裏表紙のジャンプやマガジン、一応程度にあらすじを載せるだけのサンデーと違う、これがチャンピオンか!バキか!と当時中学生のSS作家は感激したもんです。
そんな、今や古本以外じゃ絶対に手に入らない超レア品を泣く泣く手放した傷が未だに癒えないというのに、かわりに入ってきたのがこんな物って。こんな物って。
いや泣くのはまだ早い。世間じゃ酷評されていても、読んでみたら意外に良い面があるかもしれない。人の言うこと鵜呑みにして先入観を持つのはよくない。
そんなわけで気合を入れ直して先に進みましょう。
0091名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/10(土) 23:26:47.85ID:duiVaTk+
61 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:44:42.86
アインザッツとは「楽器の吹き始め」「音の出だし」を意味する音楽用語だそうです(作中解説より)。
書籍の帯には「指揮者・佐藤裕推薦!」「全日本吹奏楽連盟・平松久司理事長推薦!」と書いてありますが、中身に関係ないので略。
付録として、天野正道氏(色んな映画やアニメを手がけた凄い音楽家の先生)がこの作品の為に作った吹奏楽「ウィンクルム」を収録したCD-ROMがついていました。
ウィンクルム(Vinculum)とはラテン語で「絆」の意。1つしかないオーディオトラックに7分ちょっとのこの曲が収録され、
データCDとして開けばそのトラックのwavファイルと、収録の際の合奏の様子を収めたmpgファイルがひとつずつ、
そしてウィンクルムのスコア(楽譜)のpdfファイルと、これを稽古するにあたっての天野氏からのアドバイスが入っています。
「ウィンクルム」は勇壮な印象のいい曲で、ムービーには天野氏の的確な指揮と、天野氏の指揮を的確に遂行する楽団の姿が収められており、
なるほどこれがプロの仕事かとクラシックに詳しくないなりに感心できるものがありました。

しかし残念ながら、感じ入るものがあったところで所詮は付録のオマケ。
あくまでこの本の主役はおよそ270ページにも及ぶ文章に他ならないのです。そこから逃げては何も始まりません。
諦めてレビューに励みましょう。逃げちゃ駄目だ。逃げ出した先に楽園なんかありゃしねえのさ。大魔王からは逃げられない。
全く関係ありませんが、呉のあの日あの時あの場所で脳裏によぎったのは
喧嘩商売で無一パパが灰色熊に挑む時に呟いた「逃さん」という台詞でした。それが脳内で延々リフレインして無極状態。

それでは本題。
アインザッツ本編は全5章で構成されています。1章ずつレビューしていくとしましょう。
サブタイトルはその章に関連の深いクラシック曲の名前ですが、割とどうでもいいです。
0092名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/10(土) 23:28:12.38ID:duiVaTk+
65 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:47:10.32
●第一章・カタロニアの栄光
(あらすじ)
 大学生・頼場駈呂(らいば かろ)は三年前に卒業した大阪の母校の吹奏楽部から、一ヶ月後の夏の大会で指揮をしてくれないかと要請される。
 嫌々ながら久しぶりに母校を訪れ練習に参加した結果、済し崩し的に指揮者として引き込まれてしまうことに。

……第一章一行目からいきなり「コチ、コチ」「イチ、ニー、サン」ばかりのセリフ文で、早速心が折れかけました。
各所でさんざん貼られてたアレは見せ場じゃなくて冒頭だったのかよ!!
リアルに頭抱えたよ!!たった1ページ半の間にコチだけで50回以上言ってるじゃねえか!!こんなんリアルに呟いたら120%ゲシュタルト崩壊起こすよ!!
そもそもコチの意味がわかんねえよ!!専門用語か脳内用語ならちゃんと解説しろよ!!
メトロノームの擬音だったらそんなもん台詞に混ぜんなよ!!無駄だよ!!読みづらいだけだよ!!お前のツイートとツイキャス並に意味ねえよ!!
そんなんだから定価1952円+税のくせに未使用新品で売価1円なんだよ!!送料の方が圧倒的に高いってそういうことだよ理解しろやバーカ!!

差し当たり言いたいことは言ったので、気を取り直して先へ進みます。
擬音祭りから場面は転換して、主人公・駈呂くんが母校へと赴くシーン。
「陽光が鮮やかなプリズムの七色となって漆黒のアスファルトに」とか「ヘンゼルかグレーテルのような気分」とか
「ルバートがかった動揺」とか「呪縛して自由に操るハーメルンの笛」とか「蛇に睨まれた蛙(文中では誤用)」とか
文学的表現のつもりで小難しい言い回しをするも何ひとつとして伝わらない、どこかの誰かの定義で言うところの「上手い事言いたがり」の文章が延々続きます。
昨年身を以て味わった(味わいたくなかった)作者の文章力と語彙力を理解力と人生に対する姿勢を鑑みて、これはもう真面目に読み込むだけ時間の無駄だ、
斜め読みで地の文を追い掛けて大雑把なストーリーラインだけを頭に入れるべきだと悟りました。読み始めからここまで、わずか3分。
0093名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/10(土) 23:28:57.65ID:duiVaTk+
67 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:48:08.62
駈呂くん、やたらオドオドして「呼ばれはしたけど参加したくない帰りたい」と全身で表現していますが
大学の授業をサボってまで高校の部活に来訪し、更に自前の指揮用タクトまで用意している周到っぷり。やる気マンマンやないか。
「かーっ!俺はやりたくねーんだけど頼まれたから仕方ねーなーっ!かーっ!」 作者の人生的願望丸出しでものすごく痛いです。
ちなみに吹奏楽部の副部長は、駈呂くん信者の女子高生です。信者です。誇張じゃありません。
三つ歳が違って現役時代に顔合わせたこともない同士なのに信者。これも作者の願望丸出しでものすごく痛いです。
そういえば駈呂くんは指揮やってた現役時代にコンクールで金賞を獲ったそうですが、大会規模がわからないのでどう凄いのかわかりません。
まあ高校以来タクト振ってないのに顔も知らない現役から声がかかるぐらいですから、
最低でも支部大会(関東・関西などのブロック大会)には行ってるんでしょう。きっと。そうに違いない。
それにしてもライバカロって驚くべき珍名。名指揮者カルロス・クライバーを文字るにしてももっとセンス発揮できなかったんか。それとも発揮してこれか。

続けて、仕方なく()練習に参加するシーン。まるでなろう小説に出てくる魔法剣士の戦闘のような表現で
「タクトの振り方がなんかすごい」と伝えようとしてくれますが、当然伝わりません。読者にも。登場人物にも。
登場人物に通じなかったのは、その場にいた部員が初心者ばかりで専門用語が通じず、一方的に指揮を始めてしまったのが原因なのですが
部員の力量を見極めないまま稽古つけようとした指揮者が己の不明を恥じることは、当然ありません。
なお部員の力量を知ってる筈の信徒副部長は、部員を指導したり教主さまをフォローしたりする素振りを全く見せませんでした。最初から最後まで、全く。
なんだこれ。上から下までどっかの介護スタジオ級のボンクラーズか。
0094名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/10(土) 23:29:48.71ID:duiVaTk+
69 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:49:22.42
この後、白リボン少女(信者候補、当然初対面)に請われて衆人環視の中で個人授業する願望丸出しシーンみたびがありました。
個人授業シーンは、かの有名なタリラリラー。前情報で知っててもきつかったです。元祖天才バカボンか。元祖名乗っていいぐらい天災で馬鹿で坊ンか。
で、最後はOB乱入から済し崩しに指揮者就任決定で、第一章完。
これでまだ五分の一ってところですよ。逆恨みするわけじゃないけど贈って来た人を殴りたいですよ。こんなものを律儀にレビューしてる自分自身も。
そういえば駈呂くんが初めて部室へ入るシーンでは、初対面同然の信徒副部長が汗ばんだ体で腕を組んできて引っ張り込んでくれるという、
実に童貞臭い妄想のかかった気持ち悪い展開を見せつけてくれました。いま一番殴りたいのは間違いなく作者だ。


●第二章・雲のコラージュ
(あらすじ)
 OBのおっさん共、居酒屋で飲む。信徒副部長、教主さまの下宿にTELする。OBのおっさん共、部活に押しかける。

一章開始数ページの時点で「地の文だけ斜め読みすりゃいいや」と基本方針を固めましたが、早くも自分の浅墓さを思い知る結果になりました。
二章には、地の文が一切ありません。○○○○「」と、カギカッコの前に登場人物名をくっつけて台本形式で会話させるだけです。
いや、場面転換や動作・感情を表す指示すらないので台本形式の域にも達してない。そして所々使われる(笑)。なんだこれは。
おかげで斜め読みするのにも時間がかかってしまいます。おのれこんな奴のために。このうすらぼけめが。
0095名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/10(土) 23:30:36.09ID:duiVaTk+
71 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:50:46.52
この章は中身がないのでストーリー的に語ることはないのですが、とにかくキモい描写が満載でした。
いい歳した大の大人のOB連が、17そこらの女子高生を明らかに性対象として見てる。駈呂くんも誰もそれをたしなめない。不快感すら覚えていない。
この本の帯には「かつて吹奏楽部だったアナタも、いま吹奏楽部のキミも!」とキャッチコピーが載ってますが
編集もいくら商売とはいえよくこんな白々しいコピー書けたもんだと感心しています。本当にキモい。肚の底から気持ち悪い。
その後の信徒が教主さまに電話で御機嫌伺いするシーンも、明らかに実体験に微塵も基づかず
モテない男の都合のいい妄想100%だけで描かれた「ちょっと背伸びした女子高生とのキャッキャウフフ」。
一言だけで評するなら「気持ち悪い」なんですが、しかしこの気持ち悪さを的確に表現するいい言葉が思いつきません。
描写そのものより、こんな描写をお出しできる作者の世界観が心底気持ち悪い。マジキモい。

なお、この章のラストにもタリラリラーのシーンがありました。
昔暴走族がよくホーンで鳴らしてた「ゴッドファーザー愛のテーマ」を不意に思い出しました。タラリラリラリラリラリラー。
今にして考えたら凄いですよね。高校生ぐらいの子供がバイク何台も改造して乗り回せるぐらいお金持ってるなんて、
ある程度違法行為してるとしても今の時代じゃ到底考えられない。そりゃデフレ時代を経て暴走族が絶滅危惧種になるわけだ。
正直、アインザッツなんかより田中宏のBAD BOYSを語りてえですよずっと。ヒロの婿入り話なんてあんなにしんみりさせておいてオチがひどすぎる。
0096名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/10(土) 23:31:03.33ID:duiVaTk+
73 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:52:46.36
●第三章・キャンディード「序曲」
(あらすじ)
 吹奏楽部、文化祭でしくじる。夏の強化合宿に入る。嫌われ者OBが張り切る。こいつのせいで合宿がうまくいかなくなる。ヤカン切れる。
 信徒副部長が切れたヤカンを追ってきて泣きながら許しを乞う。戻ったら部員一同も反省して許しを乞うてきて、嫌われ者OBもなんか反省してた。
 そしてヤカン指揮者就任から一ヶ月、高校は地区大会に参加したけど結果は最低の銅賞。最低の、銅賞。

三章に入ったら台本形式から普通の小説に戻りました。
ここからは「駈呂くん」といちいち打ったりコピペしたりするのが面倒なので、主人公名は全部「ヤカン」に置き換えます。
ヤカン含めて全員練習不足で当然の結果に終わった文化祭、その汚名を地区大会で晴らすべく部員一同は夏合宿入り。
そしたら普段から部に出入りしてる嫌われ者OB(面倒臭いから以下「おじさん」)がここぞとばかりに出しゃばり始め、
元々部員のやる気が薄いのも重なって、練習はどんどんいい加減に。
こうしておじさんが余計なことし続けてる間、ヤカンは何もしない。真横で常時茶々入れ続けられてるのに本当に何もしない。
実際に指揮する立場からしたら邪魔なことこの上ないし、しかも目に見えて部員のやる気を奪い続けている元凶そのものだというのに、
ヤカンはおじさんに反抗する素振りすら見せない。まさに棒振り人形。人として恥ずかしくないのか。お前はゼロの人間か。
いや、人を疑うようなこと言っちゃいけないですね。人として恥ずかしい。お前はゼロの人間だ。ヤカンはゼロの人間だ。
0098名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/10(土) 23:45:28.83ID:duiVaTk+
75 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:53:24.23
しかしヤカン、ここまで全く何もしてなかった糞チキンのくせに、ダレた部員が練習をやめ始めると怒って譜面台に台パン食らわせて脱走します。
上の相手には何も言えないくせに下の立場には強く出られるヘタレ根性、本当に素晴らしいですね。
しかも強く出ると言っても出来るのがせいぜい台パンで、そのまま追っかけてくるの期待して何も言わずダッシュ逃走してしまう点も、
いかにもヘタレのヤカンらしくてグッドです。軍鶏になれないチキンのチラッチラッ心理が心底ウゼエ。
そこからの「信徒副部長による号泣引き止め→戻ってみたらおじさん含めみんな反省→ヤカン寛大にも許して練習再開」という、
誰もが思いつくけど面白くないから必ずボツにする超ご都合展開もたまりません。
それまでやる気なかった奴が台パンされてやる気出すかよ。台パンやるような奴が根に持たずそのまま練習再開なんかあり得るかよ。
マジビックリするほどのあたまのわるさ。ご都合主義はいいとしても、もうちょっとリアリティと言うものをですね。本当にもう。

●第四章・組曲「シバの女王ベルキス」
(あらすじ)
 吹奏楽部銅賞の理由は「コンクールは技術を競うものでグルービーさは要らない」という御尤もなもの。
 しかしヤカンはこれにショックを受け、そのまま指揮者をやめて部活にも顔を出さなくなる。
 その隙に大人しくなってたおじさんがまた勢力を伸ばし、今度は本格的に部を乗っ取って私物化し始めてしまった。
 ヤカンは信徒副部長から誘われたコンサートに一緒に行き、
 信徒から「進級したら吹奏楽やめる、ヤカンと部活できて幸せでした」と告白を受けて別れる。
0099名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/10(土) 23:45:51.80ID:duiVaTk+
76 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:54:15.62
ここまで斜め読みしかしてなかったのでわからなかったのですが、四章を途中まで読み進めて大変なことに気が付きました。
三章を境に、文体・文章が普通に読めるものに成長している。それも別人に生まれ変わったと言っていいレベルで。
一章のくどいだけで味も何もない駄文とも、二章のト書きすらない台本未満とも違い、
三章からは普通に小説として成立していました。ストーリーこそトンチキですが、文自体は実にまとも。
三章後半の地区予選の演奏シーンは特に言う事がなくレビューを省かざるを得ないほど普通に読めましたし、
四章のおじさんが部を乗っ取る流れに至っては、プロ演奏家もいるOB会を活用して侵食してくるという強かな政治手腕まで描写しています。
本当に別の作者に成り代わったかのように「読める」文章。いったい二章から三章の間に何があったのでしょうか?
SS作家の胸中は、まるでジャイアンがテストで100点を取ったかのような驚きに満ち溢れています。

それはさておき。
誰がどう見ても弱小でしかない吹奏楽部の、指揮者に就任してからわずか一ヶ月。
いくら地区大会、一般的部活で言うところの市大会レベルとはいえ、これでまともに戦えると思ったヤカンの脳味噌を心底疑います。
合宿込みの一ヶ月だけで金賞獲れるぐらいになれるって、運転免許と勘違いしとりゃしませんか。それか昔の怪しい通販。
それだけでも大概なのに、審査員から酷評されただけで何もかも放り出して逃げ出すガラスハート&無責任っぷりが本当に凄い。
全国大会ならまだしも地区予選ですよ地区予選。たかが地区予選ごときでこんなに腐ることができるってある意味無類の才能です。
まったく作者の人間性が透けて見えるようですね。ガラスだけに。
0101名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/10(土) 23:53:58.87ID:duiVaTk+
77 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:55:03.26
ちなみに「コンクールは技術を競うものでグルービーさは要らない」との審査員評ですが、
最初に「私の趣味じゃない」と前置きされ、その上でこの言葉が続いています。
察するに、ヤカンと愉快な信者たちはそもそも技術的にどうしようもなかったのでしょう。始動からわずか一ヶ月目なのだからさもありなん。
しかしそれをストレートに伝えては学生が傷つく。だからあくまで「個人的な好みにより落とした」という態を取り、
比較的見所のあったグルービーさを微妙に褒めつつ、君たちには本来持っているべき技術が足りないのだと厚めのオブラートに包んで伝えることで
今後の成長と発展を期待したのではないでしょうか。SS作家はそう受け取るのが妥当なシーンだと考えています。
それにしても、こんな微妙な心理をうまく描写できるようになっているとは実に素晴らしい。本当に文章力が格段に成長している。
SS作家の胸中は、まるでジャイアンがテストで100点を取ったかのような驚きに満ち溢れています。

しかし後半部のデートシーンは、あらすじも文章も相変わらずのひどさで安心しました。
特にひどかったのが、信徒からチケットが郵送されてきた時のお誘いの文面。以下、原文ママ。
「お元気ですか?私はまぁ、なんとかやってます。……これは、ちょっとしたデートのお誘いです(笑)」
……ああ、うん。いるね。こんなデートの誘い方する「男」。
適当かつどうでもい挨拶にもなってないい挨拶の後、何の前置きも前振りも御機嫌伺いもなくいきなりデートに誘う馬鹿丸出しの「男」。
しかも末尾に(笑)をつけることで「本気じゃないから断ってくれても大丈夫だよ!」と、
相手に逃げ道を作ってあげてるように見えてその実、断られた時の自分への言い訳を最初から万全にしてる典型的な「ヘタレクソ男」。
これ、ハタチそこらの女馴れしてない小僧とか、水商売や風俗でしか相手してもらえない素人童貞に本当に多い。物凄く多い。
0102名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/10(土) 23:54:15.55ID:duiVaTk+
78 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:55:36.87
女の子はこんな品のない誘い方しません。良くも悪くも見栄が大事なんだからこんな知能が透けて見えるような文章は送りませんし、
そもそも男を誘うこと自体がなかなかない。男から誘われるよう仕向けることは多くても、自分から積極的に誘ってくるなんてかなり稀です。
本当にね、浅い。この作者の人生経験は、年齢に全く見合わないほど浅く幼い。女心がわかってないのは当然のこと、同性のはずの男心すら全く理解していない。
だからこんなダメ男そのもののダッセェ文面を、女が出したという態で臆面もなく描写できる。
ひどい。当時三十路のいい大人の書くものじゃない。人気のないなろう小説だってもうちょっとマシだ。ひどい。頭痛い。

とはいえ、これは八年も昔の作品。八年とは、競技に目覚めた一介の素人が世界王者に上り詰め引退してトレーナーに転身するほど長い月日です。
昔から「男児三日会わざれば刮目して見よ」と言います。ですからきっと彼も、今は生まれ変わって素晴らしいクリエイターになっていることでしょう。
三章や四章前半でちゃんとその片鱗を見せていましたし、あれから長い時を経て格段に進化していることとSS作家は思います。期待しましょう。きっと大丈夫です。
皮肉ってわかるか?
0103名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/10(土) 23:54:36.95ID:duiVaTk+
80 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:58:22.44
●第五章・"ウィンクルム"
(あらすじ)
 おじさんが張り切ってくれたせいで吹奏楽部はボロボロ、部員数も激減で状況はかなりピンチ。
 その頃傷心のヤカンは特に勉学に励むでもなくバイトしつつ日々を無為に過ごしていたが、最初の指揮者就任から一年後、
 部員たちが自分の復帰を求めていると聞き、実家の父親(大音楽家)から託された秘蔵の一曲「ウィンクルム」を引っ提げて部に帰還。
 高校生にウィンクルムを仕込んでしっかり鍛え上げつつおじさんの妨害をはねのけ、部活やめてた信徒副部長も復帰。
 そして一年前は銅賞に終わった地区大会でリベンジ金賞を獲得し、地区代表にも選出されました。一同大喜び。
 さあ次は大阪府大会!おれたちの戦いはこれからだ!おしまい。

この最終章を読んでる時、SS作家の脳内ではずっと、
満賀道雄氏と才野茂氏が美味しいもの食べた後のような満面の笑顔で「キモーイ!」と叫び続けてました。
「無能の権力者がぶち壊した組織に救世主として呼ばれ、期待に応えて建て直しに成功し女にもモテモテ」
すごいですね。メサイアコンプレックス丸出し。しかも自分から動くことは全くなくて徹頭徹尾受け身。
呼ばれたからまた行った、そしたらなんかうまくいきますた。キモーイ!
一応ヤカンは指揮が凄腕だから呼び戻されたという設定にはなってますが、当然何が凄いのかは全くわからない。
実際の描写は魔法剣士的な表現のタクト振りと、地区大会最低評価という結果だけ。これであの人の指揮がいいと言われても「お前バカか?」としか。
そしてキモさの真骨頂は、信徒副部長に部活復帰をお願いするシーン。
「復帰したら私と付き合ってくれますか?」とこんな発言する女いねえよと断言できるキモ発言が飛び出し
それを聞いて胸高鳴らせたヤカンが戸惑ってると「……先輩、可愛い」
はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
もうゴールしてもいいよね?BGM「青空」で。ブルーハーツの。こんなはずじゃなかっただろと歴史がぼくを問い詰めるよ。
0104名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/10(土) 23:55:11.49ID:duiVaTk+
81 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:59:17.82
しかし何ですね。最終章で特に感じましたが、この作品に一貫して流れてる雰囲気を見るに
作者はこれまでの人生で「努力」というものをしたことがないのではないでしょうか。
規定の仕事をこなす「作業」の経験は豊富かもしれませんが、思考力と精神力をフルに使って自分のあるべき姿を模索し
己だけでなく人も錬磨してより高みに上ろうという意識と、そうあらんと励んだ経験がまるでない。過去あった痕跡すら見当たらない。
それどころか、どんな形であれ人とまともに競ったことすらないように思えます。
一度目の指揮者就任からたった一ヶ月そこらで「ド素人集団が大会に優勝する」とかどんな競技でも不可能ですし、
二度目の指揮者就任からたった一ヶ月そこらで「ド素人集団が大会に優勝した」とかどんな競技でも不可能です。
自分達は、たった一ヶ月の練習で他の出場者をゴボウ抜きにできるほどの天才とでも思ってますか?
他の出場者は、たった一ヶ月の練習でゴボウ抜きにできるほどの下手糞ばかりとでも思ってますか?
作者には、自分を的確に評価する眼と、他人に対する敬意が根本から欠けています。正々堂々と競った経験があれば、子供でも自然と身に着くはずものです。
しかもこの大会は地区大会、あくまで府大会の予選にすぎない。
そりゃ去年は最低評価だったのが最高評価になったら嬉しいでしょうが、決して大歓声で狂喜乱舞するほど大したものじゃありません。
センター試験でいい成績取ったからって大歓喜できますか?それなりの喜びを噛み締めつつ二次試験に備えるのが普通でしょう?
そういう、戦って競って努力して成果を収めた経験がある人間なら絶対にやらない筈の描写を、この作者は平然とやっている。
だから薄くて浅い。下手糞なワナビ小説だの、出来の悪い宗教物語だのと言われるわけです。ウンザリだ。
0105名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/10(土) 23:55:28.95ID:duiVaTk+
82 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:59:55.56
戸塚ヨットスクールの校長は「人間矯正できるのは30歳まで、過ぎたらもうダメ」と言い、
作家で元ヤクザの安部譲二氏は「40過ぎてやり直せたヤクザはほぼ皆無」と語っていました。
かの人がこれを覆し、今からでも人生をやり直すのを期待するだけです。
ちなみに文章力については最後まで100点ジャイアンでした。シークレットブーツを脱いで素足で歩きましょう。

このレビューを書き終わった今、SS作家は無性に癒されたい気分です。半端なく疲れました。体より心が。
Amazonほしいものリストに音楽と酒を追加してしまった俺を責められまい。早い時間ですがおやすみなさい。本当に疲れた。
そして贈ってくれた方、本当にありがとう。こんなにも人を殴りたい気分になったのは夏以来ひさしぶりです。
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