韓国国防省は5日、国会の国防委員会で、北朝鮮が4日発射した弾道ミサイルについて「高度や速度、飛距離などを考慮すれば、大陸間弾道ミサイル(ICBM)級の新型ミサイルと評価される」と明らかにした。

 一方、大気圏への再突入技術などは未確認だとして、北朝鮮がICBMの開発に成功したと断定するのは難しいとした。.

 国防省は今回のミサイルは、北朝鮮が5月14日に発射した中距離弾道ミサイル「火星12」を2段式に改良したものだとの暫定的な評価を下した、とも説明した。

 国防委に出席した韓民求国防相は、北朝鮮が6回目の核実験を強行する可能性が高いと指摘。

 国防省は、北朝鮮は北東部の豊渓里にある核実験場の二つの坑道で「常時、核実験が可能な状態を維持している」と国防委に報告した。(共同)

http://www.sankei.com/photo/story/news/170705/sty1707050013-n1.html

http://www.sankei.com/photo/images/news/170705/sty1707050013-p1.jpg
北朝鮮の労働新聞が5日掲載した「火星14」の発射実験の写真(共同)
http://www.sankei.com/photo/images/news/170705/sty1707050013-p2.jpg
北朝鮮の労働新聞が5日掲載した「火星14」の発射実験で記念写真に納まる関係者の写真。2列目中央は金正恩朝鮮労働党委員長(共同)