韓国の国営電力会社が、国外で初めてとなる大規模な太陽光発電所、いわゆる「メガソーラー」を千歳市に建設し、5日から北海道電力への電力の販売を始めました。
電力の販売を始めたのは「千歳太陽光発電所」で、韓国の国営電力会社「韓国電力公社」が80%、日本の企業が20%を出資して設立した会社です。
新千歳空港に近い千歳市柏台に建設された発電所では、5日から北海道電力への電力販売が始まりました。
発電所の制御室では、大型のモニターに発電量がグラフで示され、発電量が大きくなっていく様子を担当者が確認していました。
会社によりますと、発電所は77.8ヘクタールの敷地に12万枚あまりのパネルが敷き詰められ、6700世帯が1年間に使う電力を賄える規模だということです。
韓国電力公社にとっては国内での電力販売が伸び悩む中、国外で建設する初めての太陽光発電所になり、発電した電力はすべて北海道電力に販売する予定だということです。
千歳太陽光発電所のカン・ソクハン(姜錫翰)建設部長は「海外で太陽光発電事業を進めていく上での試金石になる事業で、日本の先進技術を取り入れ、役立てていきたい」と話しています。


http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170705/4752011.html
07月05日 12時33分