2017年7月8日、1944年、当時の日本軍の慰安婦だった韓国人女性の姿を撮影した映像が5日、ソウル市で公開された。市当局などがフィルムを入手した。米ニューヨークでは市民団体が日本の植民地時代に端島(軍艦島、長崎市)での「強制労働」を告発する映像を放映。国内外で日本との歴史問題を映像でアピールしている。

聯合ニュースなどによると、慰安婦映像の発見はソウル市が支援する「日本軍慰安婦記録物の管理事業」の一環。関連の研究を行ってきたソウル大の研究チームが米国立公文書記録管理局(NARA)所蔵のフィルム数百本を一つ一つ確認した末に見つけた。これまで、中国人の慰安婦を映した映像が公開されたことはあるが、韓国人慰安婦については、その様子を証明するものが文書と写真、証言しかなかった。

映像は白黒で18秒ほど。1944年9月7日に米中連合軍がミャンマー・ビルマロードの日本軍を敗退させた後、近くの中国雲南省松山で捕虜として捕まった7人の韓国人慰安婦の姿が映っている。女性たちは皆はだしだった。

研究チームは「映像の中の韓国人慰安婦が誰であるか特定することはできないが、米中連合軍が捕虜を尋問する過程で作成した『朝鮮人慰安婦名簿』に書かれている人たち」と説明。ソウル市の朴元淳市長は「不幸な歴史も記録し、記憶してこそ二度と繰り返されない。これからもソウル市の力量と資源を集中させ、歴史を記憶し、正していきたい」とコメントしている。

韓国や中国など8カ国・地域の14市民団体でつくる「国際連帯委員会」は、旧日本軍の慰安婦関連資料の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界記憶遺産への登録を推進している。昨年5月に資料2744件を登録申請しており、今年9月に登録の可否が最終決定する。聯合ニュースは「ソウル市は映像が登録に向けた好材料になると期待を寄せている」と伝えている。

一方、韓国・ヘラルド経済になどよると、米ニューヨーク中心部のタイムズスクエアに設置されているスクリーンでは、日本の植民地時代に軍艦島の炭鉱で朝鮮半島出身者が過酷な労働を強いられたことを告発する映像が3日から韓国の市民団体の意見広告として流されている。映像は15秒で、1日1000回以上、1週間で7000回放送される。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)
http://sp.recordchina.co.jp/newsinfo.php?id=183618&;ph=0