米ハワイ真珠湾の軍施設で15日、海軍の最新鋭ミサイル駆逐艦「ジョン・フィン」の就役式が開かれた。

 ハリス太平洋軍司令官は「北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)実験を行い、中国やロシアが攻撃性を高める中、最も重要な時にアジア太平洋地域に就役する」と強調した。

 ハリス氏は弾道ミサイルに対処できる駆逐艦が「国土や同盟国を守る」意志を具現化しているとともに、北朝鮮などを念頭に「明確なサインを送っている」と説明。「米国がこれまで以上にアジア太平洋地域で存在感を示す新たな例だ」と述べた。

 艦名は1941年12月、旧日本軍による真珠湾攻撃の際に、負傷しながらも勇敢に反撃を続けた元米兵士の名前にちなんだ。

 フィン氏は米名誉勲章を受章、2010年5月に100歳で死去した。(共同)

http://www.sankei.com/world/news/170716/wor1707160019-n1.html