文在寅(ムン・ジェイン)大統領就任直後に、報道専門チャンネル、YTNのチョ・ジョンヒ社長が辞任したのに続いて、公共教育放送、EBSのウ・ジョンボム社長も4日、辞表を提出しました。

ウ・ジョンボムEBS社長の任期は来年11月までですが、「新政権が新たな出発ができるよう退くことにした」として、4日辞任しました。

このうちYTNのチョ・ジョンヒ社長は、IBK=企業銀行の元頭取で、朴槿恵(パク・クネ)前政権の代表的な天下り人事とされていましたが、大統領選挙直後の5月下旬に退きました。

今回、辞表を出したEBSのウ・ジョンボム社長は、公共放送の性格を持つ民放、MBCのラジオ本部長をしていましたが、朴槿恵前大統領の親友で国政介入事件の中心人物とされる崔順実(チェ・スンシル)被告が所有する会社から履歴書が見つかり、崔順実被告の推薦で就任したという憶測を呼んでいました。

今月1日に就任した李孝成(イ・ヒョソン)放送通信委員長は就任あいさつで、「国と権力の不正を告発し、是非を問うべき公共放送が、その社会的責任を果たせずにいる」として、公共放送の正常化を進める考えを強調しました。

公共放送であるEBSの社長が辞任したことで、KBSやMBCにも影響があるのかどうか関心が寄せられています。

http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_Cu_detail.htm?No=64606&;id=Cu