【ソウル米村耕一】米国のティラーソン国務長官と韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相は6日、訪問先のマニラで会談した。

 韓国外務省によると、米韓両国は新たな安保理決議について「実効的な措置を含む」として歓迎し、対北朝鮮制裁・圧迫の目的が北朝鮮の政権交代や崩壊ではなく、対話のドアを開くことにあることを再確認した。

 これに先立ち韓国外務省は6日、安保理決議に関連し、北朝鮮に挑発行為の中断とともに「韓国政府と国際社会が提示する非核化と平和のための対話の道へ速やかに出てくるべきだ」と呼びかける報道官談話を発表した。

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権は、北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験を受けて、国際社会による制裁強化に同調しつつ、こうした制裁は、北朝鮮を対話に引き戻すための手段と位置づけている。

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