突然ですが、あなたは“ブルピン派”それとも“ブラピン派”? そう聞かれても唐突すぎて、答えに詰まりますよね。何のことかさっぱり、という感じでしょうか?

 ブルピンもブラピンもK-POP女性アイドルグループ、BLACKPINKの愛称。今月30日に日本デビューするブラックピンクの名前を縮めてどう呼ぶかで、ネット上が荒れているのです。

 まずは改めてBLACKPINKについてご紹介しましょう。ちょっと強めのイメージで“女の子が憧れる女の子”を体現していることから、“ガール・クラッシュ”なるブームを牽引していると称される彼女たち。

 でも、このガール・クラッシュ売りは日本では無理がアリアリというのは“「BIGBANGの妹分」で売り出したガールズグループが、苦境を強いられている”というコラムでもお話しました。

 「BLACKPINKはガール・クラッシュの先輩グループ、2NE1の焼き直しで、どちらも日本でのレコード会社はavex。2NE1で大コケしたにもかかわらず、ガール・クラッシュ路線でBLACKPINKを売り出すのは無理があります。

 それで、レコード会社はキャッチーなポーズで売り出すことを考えたのです」(韓流雑誌編集)

 ひと足お先に日本デビューしたTWICEは親指と人差し指でTの文字を作るTTポーズで日本でも大ヒット。ジャニーズ系男性タレントもTTポーズを演じ、いまや国民的に認知されています。翻ってBLACKPINKにはTTポーズのようなウリがありません。

 それで無理やり「BLACKPINK=ブラピンハート」なるプロモーションを考えたって次第です。

デレデレ顔でハートマーク

 「韓国人アイドルは無駄にハートマークを作りたがります。腕や手や指を使ってハートの形を作るのですが、もうすでに飽和状態でアイデアは出尽くされています。

 ブラピンハートとは突き出した二つの親指を逆さにしてくっつけるフィンガーサインですが、実はこれはBLACKPINKの専売特許じゃなく、ほかにもやっているアイドルがたくさんいます。ところが、彼女らは自分たちのオリジナルのようにプロモーションをしていて、これがまず、どうなのって感じ。

 さらに問題はTTポーズと違って、ブラピンハートが一向に広がらないこと。そもそもふたつの拳をくっつけているふうで、かわいらしさに欠け、やりたいって気にさせない。

 メンバーとavexトップの松浦勝人氏が一緒にブラピンハートをやっている写真をアップされても話題にすらなりません。この作戦が失敗すると後がないだけにavexは焦っていると思いますよ」(同編集者)

 このハートが広がらないのにはもうひとつ理由がありそうで……。

 「BLACKPINKを韓国語風にカタカナ表記するとブルレックピンクになり、彼女らが韓国でデビューした頃からのベテラン・ファンはブルピンと略しています。

 そのため、“ブルピン派”は大手マスコミがブラピンと表記すると怒りを露わにし、『ブラピンじゃなく、ブルピン!』と声を荒げます。ブラピンと呼ぶファンを見つければ、“にわかファン”“なんちゃってファン”と見下し、ブルピンと呼ぶ人こそが真正ファンという勢いなのです。

 ブルピン派が怒るのは勝手ですが、マスコミがブラピンと呼ぶのはavexがそう呼んでいるから。つまりブラピンが公式の略なのに、ブルピン派はそれを決して認めない。

 当然、ブラピンハートなんて言葉も浸透するわけがないし、自動的にBLACKPINKもTWICEほどの人気を得られないのです」(同編集者)

 そしてファン以上にチームにも不安定要素が見られるとのこと。

 「先日、武道館で初ショーケースを行ったのですが、生で見たBLACKPINKは期待とちょっと違いました。メインボーカルの歌が弱いんです。反対に、ラップもボーカルもイケるジェニーちゃんのほうがポテンシャルが高そうでした。

 メインボーカルがちょっと残念に思えたぶん、ジェニーちゃんが一番印象に残ったわけですが、ネット上では彼女の性格の悪さが指摘されているんです。それがリアルっぽくて、不安なんですよね」(20代K-POPファン)

 日本でも大ブレイクを果たしたTWICEに大きく水をあけられているBLACKPINK。彼女たちに注目が集まる日は来るのでしょうか?

https://news.infoseek.co.jp/article/messy_50939/