北朝鮮による挑発行為や終末高高度防衛ミサイル(THAAD)配備などで韓中関係が冷え切っている中、8月24日の韓中国交樹立25周年を記念する行事が韓国と中国で別々に開催されることになった。

 両国は1992年8月24日の国交樹立以降、5年ごとに記念行事を開催しており、15周年(07年)や20周年(12年)など近年の行事は共催していた。

 北京の外交消息筋は7日、「中国外務省傘下の中国人民対外友好協会が4日、中国にある韓国大使館に『韓中国交記念行事を23日に開催する』と通知し、大使の祝辞や僑民出席など行事協力を要請した」と語った。

 これは、既に駐中国韓国大使館が25周年当日の24日に北京の5つ星ホテルで記念行事を開くことを決め、中国各界の関係者に招待状を発送した時点のことだった。その前日に行事を開催するということは、「記念行事はそれぞれ別々にする」という意味だ。

 この通知があったのは、韓国政府がTHAAD発射台追加配備を決めた日(1日)から3日後のことだった。これまで各行事を韓国大使館と共にしてきた中国人民対外友好協会側は「中国外務省から急に(別々に行事をせよという)指示を受けたので、まだ場所も決まっていない」と話したとのことだ。

北京=李吉星(イ・ギルソン)特派員

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/08/08/2017080800753.html