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2017/08/09(水) 10:14:48.64ID:CAP_USERサムスン電子は最近、「サムスン採用ホームページ」（www.samsungcareers.com）にデバイスソリューション（ＤＳ）部門内のメモリー事業部で働く経歴職採用公告を出した。
詳細な採用部門については別途の添付ファイルで紹介しているが、その分量は４ページに達する。ハードウェア・ソフトウェアデザインからデバイスプロセス、マーケティング、生産技術まで、事実上、半導体生産に関する全分野をリスティングしている。
サムスン電子関係者は「注文をさばくことができないほど仕事が殺到しているところに、ライン増設を併行しているため専門人材が大きく不足している状況」と話した。
経歴職志願資格も▲博士学位所持者▲博士学位取得予定者▼修士学位所持者で６年以上の経歴▼学士学位所持者で８年以上経歴−−など幅広く提示している。サムスン電子は書類選考と面接を経て今月末最終合格者を発表する予定だ。
サムスン電子はことし上半期に実業系の高卒生３００人を別途で採用している。これまで高卒生の生産職の新規採用は卒業予定者から主に選ばれていたが、昨年８月に職業教育訓練促進法が強化されたことを受けて在学生に対する夜勤や休日勤務は禁じられた。
半導体工場は２４時間ラインが休まず稼動しているが、卒業予定者を交代夜間勤務に投入できなくなったことを受けて、卒業生を対象にした採用を進めるようになった。このため、実業系高校の就職担当教師が卒業生に電話をかけて「サムスン電子の公採に応募してほしい」と頼む珍風景も見られた。
ＳＫハイニックスも今月１日からソリッドステートドライブ（ＳＳＤ）部門の経歴職採用に乗り出している。募集部門は製品認証など品質技術に関する３つの分野で、電気・電子・コンピュータ・ソフトウェア関連の学士以上の学位を持つ者のうち８年以上の経歴者を選んでいる。
その他にＤＲＡＭテストソリューションソフトウェア、メモリーシステムアーキテクチャ設計などでも経歴社員を常時募集している。
半導体生産関連の業務は大きく▼製造直接人材▼設備エンジニア▼研究職−−の３つの分野に分かれている。防塵服を着て生産ラインで作業する人材が「製造直接」に分類される。主にコンピュータ画面をモニタリングしながら工程進行状況をチェックする作業を行う。
過去は防塵服を着た製造直接人材が目の動きを読んでウェハーを直接運んでいた時もあったが、生産工程の自動化によって、ラインの中で動く人材はほぼいなくなった。
生産ラインと各種装備の維持・補修業務を引き受ける人材が「設備エンジニア」だ。彼らも機械や装備点検のためにラインの中に入る時は防塵服を着る。製造直接人材や設備エンジニア分野には高卒人材が多く配置される。
人材が最も不足している分野は半導体設計やデザインを担当する研究職だ。数字上では学士出身が最も多いが、修・博士級人材も増えつつある。サムスン電子・ＳＫハイニックスなど半導体メーカーは研究職の中でもすぐに実務に入れる経歴者を探しているが、人材確保は「夢のまた夢」だ。
業界では権五鉉（クォン・オヒョン）サムスン電子副会長が最近、文在寅（ムン・ジェイン）大統領に会った席で「半導体分野が深刻な人材需給問題に直面している」と吐露したのも研究職確保の難しさを表現したものと分析できる。
サムスン電子半導体部門のイ・スンベク常務は「半導体が難しい分野なので、大学で専攻する学生数が多くなく、供給される人材数そのものが少ない」と話した。また「技術力の面では韓国が最も先を行く分野なので、外国人材を迎えるのも容易ではない」と打ち明けた。
半導体分野の人手不足は相当期間続く見込みだ。サムスン電子は年内に約２０兆ウォン（１兆９４００億円）を、ＳＫハイニックスは９兆６０００億ウォンを半導体工場の拡充に投じる計画だ。
http://japanese.joins.com/article/177/232177.html
http://japanese.joins.com/upload/images/2017/08/20170809100519-1.jpg
生産ラインでモニターを通じて半導体生産工程を見守るＳＫハイニックス役職員
