2017年8月9日、四川省の九寨溝で地震が発生したことを受け、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)では日本のある動画が急速に拡散している。

鳳凰網、新京報など複数の大手メディアの微博アカウントは9日午前、日本のNHKによる「つくってまもろう みんなで集めた防災アイデア」の動画を相次いで掲載。

動画では、単3電池を単1電池にする、ごみ袋でポンチョを作る、上着で担架を作る、新聞紙で食器を作る、段ボールでベッドを作る、ビニール袋で三角巾を作る…など、災害時に身の回りの物で様々な代用品を作るアイデアが紹介されている。地震の被災者に活用してもらおうという意図だ。

微博のユーザーの多くはこの動画をシェアするとともに「どれも本当に使えるものばかり」「これは本当にすごい」「全国民に見せよう」「学校で普段からこういった工作を教えてほしい」「地震多発地域に住む人びとの知恵の結晶だ」「敬服せざるを得ない」「日本は防災減災がしっかり行われている」といった称賛コメントを続々と残した。

また、「中国の科学協会は経費を使って何をやっているんだ」「中国はどうしてこういう緊急時に役立つ動画を放送しないのか」など、このような動画が中国国内から出てこないことに対する疑問や不満の声も出ている。

また、「こういった技術は知っておく必要があるけれど、一生使わずに済むといいな」と願うユーザーも少なからず見られた。(翻訳・編集/川尻)

http://www.recordchina.co.jp/b187016-s0-c30.html