人間の顔には多くの筋肉があり、様々な表情を作り出すことができる。そして、笑顔は人を引き付ける力を持つが、たとえば買い物などの際も笑顔で接客されれば誰だって気持ちが良いものだ。だが、中国では店員が笑顔で接客するということはあまりなく、仏頂面で対応する店員も少なくない。

 中国メディアの網易はこのほど、「日本人の笑顔は魅力的」であると伝える一方で、日本人の笑顔には中国人にはなかなか理解できない様々な意味が含まれている場合があると伝えている。

 記事は、日本人の笑顔の使い方について、「楽しい」、「嬉しい」といった感情表現のみならず、他人に対しての敬意を表す時にもの使用するほか、不満を示す時にも使用すると紹介。日本人の笑顔は魅力的であるものの、「怒り」や「恥ずかしさ」、「失意」といった時にも日本人は笑顔を作る時があると紹介した。

 さらに「笑顔は一種の文化になって日本人に根付いている」とし、他人と接する際、日本人は、「笑顔とポーカーフェイスを使い分ける」と主張。

 また「日本の礼儀作法として、自分が苦しいときでも笑顔を保つことが日本人としての社会的義務である」と紹介し、中国人からすれば日本人の笑顔の背後にある感情がなかなか理解できないことがあるとした。

 笑顔で接客されると非常に気持ちがよいものだ。だが、中国では笑顔で接客されることは、残念ながら非常に少ないのが現実だ。

 日本を訪れた中国人旅行客は日本の接客に対して「尊重されていることを実感する」と口にするが、それは日本人が笑顔で接客すると同時に、中国での接客態度がそれだけ悪いためだと言えるだろう。(編集担当:村山健二)

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