中国メディア・今日頭条は5日「日本の女性が中国の女性に及ばない部分」とする記事を掲載した。記事は、偏見に満ちた日本の女性像と中国の女性像を比較したうえで、「嫁にするなら中国人がいい」との見解を示している。

まずは「中国の女性は結婚すると一心に家族の世話をするが、日本の女性は従順そうに見えて、浮気率が高い」、「中国の女性はより自信を持っており、公共の場でも自らの考えを堂々と示す」、「中国の女性は日本の女性よりも自由であり、自分の仕事や商売を持っている」、「中国の女性は日本の女性よりもおおらかでさっぱりとしている」とした。

自己表現をはっきりとするという点については、確かに日本人よりも中国人の方が得意な傾向がありそうだ。ただ、他人のことが考えられずに自分のアピールばかりするようであれば、それは考えなければならない。「中国の女性は日本の女性よりも自由」というのも、何をもって「自由」と呼ぶかで、見方が変わってきそうだ。

残りは「日本の結婚は男性が十分なお金で妻を雇うようなものだが、中国の男性は共通の理想や言葉を持つ女性の伴侶を探して、ともに奮闘しようとする」、「子どもが生まれた時、日本では母親は数週間程度しか面倒を見てくれないが、中国の母親は家が遠くても半年くらいは世話をしてくれる」、

「中国の女性はGDPに貢献しているが、日本の女性は仕事しておらず、収入は男性任せだ」、「日本の女性は結婚前に、相手がちゃんと養ってくれるかを観察するが、中国の女性は2人で一緒にやっていこうという気持ちがある」というものである。

記事は日本人女性をネガティブに、中国人女性をポジティブに説明している。しかし、日本人女性、中国人女性のどちらが優れているか、という議論は意味がない。自分に合う伴侶が見つけられれば、中国人だろうが日本人だろうが関係ないのだ。

気になるのは、記事が紹介したような中国の女性像を、中国の男子たちが本当に好んでいるのかどうか、という点だ。(編集担当:今関忠馬)

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