7月に金沢発の「融けないアイス」のお店が東京・原宿にオープンし、アイスが融けない仕組みとともに大きな注目を集めた。中国メディアもこのアイスに大きな関心を寄せているようだ。好奇心日報は7日「日本で融けないアイスが開発された」とする記事を掲載した。
 
記事は「夏は総じてアイスで暑さをしのぐもの。しかし、あなたもきっとこんな問題に出くわしたことがあるだろう。屋外でアイスを食べるとき、食べ終わらないうちからアイスが融け始めてしまい、手の上にポタポタ垂れてきてしまう不愉快な件だ」とした。
 
そのうえで、先日東京で販売開始した「融けないアイス」を紹介。

石川県の企業であるバイオセラピー開発研究センターが偶然に発見した現象が応用されており、イチゴポリフェノールをアイスクリームの材料に凍らせると、水分と油分の分離を防いでアイスクリームの形が崩れにくくなると説明するとともに、実際に常温下で1時間ほど放置してもアイスがほとんど融けていないことを画像付きで伝えている。
 
また、イチゴポリフェノールを用いることによるアイスの味への影響についても言及。「実際、これがアイスの味に影響することはない。抹茶味やチョコレート味のアイスに入れても、イチゴの味はほぼ感じられないのだ」と説明した。
 
そして「融けないアイス」の主役であるイチゴポリフェノールが今後、医学分野や食品の凝固剤、乳化剤として広く応用される可能性を秘めていることを併せて紹介している。また1つ新たな日本の「ブラックテクノロジー」が、中国の人びとを驚かせることになりそうだ。(編集担当:今関忠馬)

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