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2017/08/16(水) 21:50:16.56ID:CAP_USER慎重な外交を重んじる同国が、スパイ活動を公にするのは異例。「外国」の国名は明らかにしていないが、中国への対抗措置とみられる。
シンガポールの英字紙、ストレーツ・タイムズ(ST)は15日付で「外国に干渉させるな」と題する社説を掲載。「外国」を特定しないまま、中国による政治介入を警戒しているオーストラリアなども事例にして、黄氏の追放を正当化した。
シンガポール内務省は今月4日、黄氏が外国の諜報機関と連携していたとする声明を発表した。「秘密情報」の入手や、外交、世論の操作を画策し、仲間も募っていたとした。
黄氏は、中国出身で米国籍。米中関係などが専門。シンガポールメディアによると、スパイ活動を知っていたとして同じく国外退去処分になった妻とともに政府に抗議したという。
黄氏は6月、中国メディアに、シンガポールが外交政策を間違ったとして、(1)南シナ海情勢を国際問題化しようとしすぎた、(2)環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)を成功させようと尽力した、ことなどを批判していた。
また、同大学院をめぐっては最近、キショール・マブバニ学長が、大国に刃向かうべきでないとの主張を展開。これをシャンムガム内相兼法相らが「大国のいじめを許すべきでない」と反論して論争になった。
中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は、黄氏追放について、中国とも親交があったリー・クアンユー初代首相が2015年に死去し、シンガポールが「小国」として「過度に緊張している」などとする意見を紹介した。
一方、ロイター通信は、東南アジア諸国連合(ASEAN)の来年の議長国となるシンガポールが、南シナ海問題の国際法による解決を再び目指すと警戒し、中国が圧力を強めていると指摘している。
http://www.sankei.com/world/news/170816/wor1708160048-n1.html
http://www.sankei.com/world/news/170816/wor1708160048-n2.html
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ホアンジン・リー・クアンユー公共政策大学院教授