【八幡和郎】憲法第9条は派兵を防止するが、日本が戦場になるリスク拡大[8/26] [無断転載禁止]©2ch.net
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戦争に行くのは嫌だから第9条堅持」という愚かな事をいう人がいる。しかし、ここで、「戦争に行く」というのは「戦争で『海外』に行く」ことであって、外国から侵略を受けたときに国内で戦闘に行くとか軍事攻撃の対象になることを含んでいない。
そもそも、第9条の趣旨は、それで安全ということでなく、無抵抗主義だ。やられても仕方ないという覚悟なしに擁護などする物ではない。その方が安全だからと言うような「功利的平和主義」は浅ましいし、また、現実的でもない。
そのことをかつて「誤解だらけの平和国家日本」(イースト新書)(http://amzn.to/2iuOnUl)で論じたので、少し再整理して該当部分の要旨を紹介したい。
戦争に巻き込まれるといっても二種類ある。日本列島がということと、海外でということだ。
たしかに、憲法第9条は、海外への派兵を少なくともかなり抑制している。
はたして、国連や民主主義諸国が共同で行っているような平和維持活動に対して例外的にしか参加しないことが、平和憲法の趣旨に叶うのか、あるいは、日本の安全を高めているのかは疑問だが、さしあたって、海外に戦争に行って死ぬリスクは極少になっている(この点については後半で論じてます)。
しかし、日本列島について侵略を受けないかどうかといえば、第9条のおかげでよその国の本格的な侵略を受けずにすんだということは論理的にも現実的にもありない。
北朝鮮やロシアや中国でも場合によって何か口実をつけて攻めてくるとか、小さい軍事作戦をするかもしれないとかいうことも困るが、その可能性があるだけで、さまざまな交渉で立場が弱くなる。
それを防いでいるのは、自衛隊もあるが、安保条約があってアメリカ軍が現実に駐留しているところへ攻撃してくることは普通はない。
尖閣諸島での小競り合いくらいだとどこまでアメリカ軍が関与するかは、微妙なところはあるが、本格的に軍事行動を起こした場合には違いなくアメリカ軍と戦うことになる。
それに対して、第9条があるから遠慮しておこうなどということなどありえない。それは、夜道をビニール袋に現金を大量に入れて歩くとか、若い女性が薄着で立っているとかしたら、あまりもの大胆さにあっけにとられて襲うのが悪いと思ってひったくりや、性犯罪者からの被害に遭わないに違いないといっているようなものだ。
そういうことで助かったというのがまれにありえないわけではないが、やはり、防犯をしっかりして隙を与えない方が安全だ。
一方、竹島などを占拠されたり、拉致問題が起きたりという小さな事件やミサイルを撃ち込まれる可能性となると、第9条があるから反撃されないとなめられているのが原因のひとつだ。
竹島はサンフランシスコ講和条約の発効直前に、韓国の大統領が李承晩ラインという線を竹島を含めて引いて、日本の漁船を片っ端から拿捕したり、竹島に守備兵を置いた。
これなど、もし、日本が海軍を再建していたら、ありえなかった話だ。韓国の海軍力など微々たるものだから、そんな恐ろしいことするはずはない。日韓基本条約締結の際の日韓漁業協定の成立(1965年)で廃止されるまでの13年間に、日本人抑留者は3929人、死者も5人出たと言われる。
竹島については、韓国は年々、実効支配をエスカレートさせている。尖閣列島について日本が実効支配を強化できないのと対照的だが、このあたりは、第9条がゆえになめられているのは確かだ。
奪還などせずとも、施設を作るなら海上封鎖するかもしれないという可能性があるのとないのと大違いです。北方領土についても、よく似たことが言える。
北朝鮮による拉致も、救出策など絶対にありえないというのと、もしかするとあるかもしれないと仄かに危惧するのとで大違いだ。
それに対して、自衛隊の派兵をPKO以外にはせずに済んでいるのは、たしかに、ある程度は第9条のお陰だ。しかし、それだけではない。実態からすれば、ひたすらお金で解決してきたのだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170826-00010008-agora-soci
(>>2以降に続く) (>>1の続き)
「アメリカが押しつけかどうかは別として、後押しした憲法で動けないんで金で払います」ということの繰り返しだった(金でというのは文字通りの金銭もありますし通商上の要求を呑むということもある)。
アメリカもほかの先進諸国も、第9条があるからというよりは、それが、アメリカによる「押しつけてきなもの」であることを知っているので、日本が「第9条があるのでご期待に添えません」というと、それ以上に強く協力を要請できないというのは確かだ。
特に、朝鮮戦争とベトナム戦争に派兵しなくて済んだのは幸運なことだった。ベトナム戦争の場合には、アメリカ軍が5万人、韓国軍が5000人ほどの戦死者を出していますから本当に幸運だった。
しかし、アメリカもベトナムで懲りて、その後の戦争では戦死者を抑えるようになった。
詳しい数字は拙著の第三章で紹介しているが、たとえば、アフガン戦争でフランスやドイツが参加して出した損害が、両国とも10年ほどのあいだに数十人といったところで、兵士たちの死亡率をめだって上げて危険な職業にしているというほどではない。
一方、自衛隊の派遣をしないことは、アメリカを初めとする各国に対する大きな借りになっている。
湾岸戦争のときは、当時の小沢自民党幹事長の主導で、アメリカが使った610億ドルのうち日本が実質的には135億ドル出したし、イラク戦争では復興支援ということで自衛隊をPKOに派遣し、巨額のODAを出した。
もちろん、在日米軍の費用も気前よく出してきた。しかし、もっと大きいのは、通商交渉などでアメリカに対して立場が弱くなることだ。
たとえば、日本の航空会社は、最近少し変わってきたが、ボーイングばかり買って、エネルギー効率や安全性に優れていると言われるエアバスを忌避するというアメリカの航空会社でもやらないことをしてきた。これなど、アメリカだのみの安全保障の代償だ。
集団的安全保障に踏み切ると膨大な戦費がいるという人もいるが、それほどの額にならない。やはり、何もしないでいるほうが費用はかかると見るべきだ。
それになにより問題は、日本経済の不調で、湾岸戦争のときのように気前よくということも難しくなっていることだ。そして、また、経済的支援だけでは、あまり監査もされないのは当然だ。
「いい加減にしろ(無責任な奴は本当に困ったときに助けられないかもしれないという言外のニュアンス)」といわれるし、経済が弱ってもうお金もない。
日常生活でのたとえ話にすると、近所に泥棒や痴漢が頻発するので自治会で見回りをみんなでしようというときに、家訓(第9条)で危ないことはするなといわれているので、金出しますから堪忍してくれといってきたけど、
みんないつまでもいい加減にしろというし、家業不振で金もなくなってきたので困ったという話であって、立派な家訓のおかげだけで嫌な見回りに参加しなくて良かったとかいって自慢するような話ではない。
私は第9条改正に反対だ(するとしても第3項付加に留まるべし)。また、これまで経済的貢献で解決してきたことに否定的ではないし、むしろ、良かったと思う。
これからも、経済成長にもっと力を入れてお金を出せるようにすることがいちばん平和を守ることだ(ハト派と称する人の多くが経済成長の重要性を軽視するのはまったくおかしい)。
しかし
(1)第9条があるからだけで軍事貢献を免れてきたのでないことは冷静に判断材料に入れておくべきだし、
(2)それをそのまま続けることはかなりむずかしくなっている。
(3)これまでの対応の仕方のデメリットもかなり大きいということを認識した上で議論しなければならない
ということだ。
もし軍事的貢献をしていたら安保理理事国になれるとか、国連憲章の敵国条項の撤廃も要求できていたでしょう(ドイツはNATOと全欧安保のお陰で事実上、常任理事国に準じる存在になっているから日本ほど必要性を感じていない)。
つまり、ヤルタ体制から脱却できていたわけだ。それに失敗したことが、これからそれなりに日本に重くのしかかってくる。日本の安全を国連に頼るという人もいますが、ロシアと中国が拒否権をもって日本は持たない国連などなんの役にも立ちません。
(小沢一郎の国連中心にという政策は日本が常任理事国になっておれば妥当という人がいますが大筋その通りです)
(続く) (続き)
国際的な枠組みへの参加は、できるだけゆっくり拡大していくのが妥当だ。すでにPKOには派遣していますし、それをさらに広げることはゆっくりなら仕方ない。
そして、それを可能にし、一方で歯止めもかけることが安保法制をめぐって本来議論すべきことであって、憲法違反だと言い放ってそれですませるべき問題ではない。
さらに、 第9条があったからこそ、日本がアメリカなどとの協調とは別に太平洋戦争のような「侵略戦争」をしなかったのだと言う人もいる。具体的に日本がどこでそういう戦争をする可能性があるのだろうか。
かつての植民地独立阻止とか、フランスのようにいまも旧植民地と特殊な関係を維持していることから、「準国内戦」的な作戦行動をしている国もあるが、植民地もすべて奪われた日本が、どこでなにをするというのか。
それとも、日本人は普通の国と同じような軍隊を持たせたら、世界中のどこの国もしないような戦争を始めそうな危険な国民なのか。いくらなんでも、自虐に過ぎる発想だ。
そして、第9条は日本だけが孤高の立場を永遠に取ろうという趣旨でなく、日本が範を示せば世界各国が倣うと期待したものだということも確認したい。
八幡 和郎
(おわり) >>1
>竹島などを占拠されたり、拉致問題が起きたりという小さな事件やミサイルを撃ち込まれる可能性となると、第9条があるから反撃されないとなめられているのが原因のひとつだ。
それはないな。
竹島を韓国に占領された時期は、
サンフランシスコ講和が結ばれた直後で、日本が正式に独立国として稼働する直前だったからな。
だから、李承晩はそれに合わせて直前に侵略したってことだろう。
八幡 和郎は、もっと良く勉強すべきだろうな。 憲法はいじらず解釈だけ変更していく方が良い
アメリカのお付き合いで日本の国益とはかけ離れたところの紛争戦争に赴かずに済む
なんせアメリカが強要した憲法なのだからその憲法に準じて文句を言われる筋合いはない
自衛隊を国防軍にして核を含めた敵基地攻撃能力を備えさせるのに憲法改正は必要ない
こういうご時世だ、うまく立ち回ろうぜ 北斗の拳に出てくる「無抵抗主義の村」のところを読め
いかにバカげた対応かがよくわかる >>13
チョンよ。
日本の憲法9条は、「戦争放棄」の規定ではないぜ。(日本人も政治家からニートまで勘違いしてるアホが多いが) 憲法9条は変える必要ないね
よく変わるとも限らないし、日本はバカが政治家になる国だからね
日本に攻めてくる国なんてないし
戦争なんてしなくともバカな政治家と自己中な官僚抱き込めば
日本が静かに平和裡に乗っ取られる可能性もある
どっちにしろ、自民党が中国共産党になろうが
ウリナラ党になろうが俺は知ったこっちゃない
日本人としての誇りなんか感じたこともないし
むしろ日本人は世界でも恥ずかしいダサい民族だと思うよ
そう言うと出て行けというやつがいるが
そういうやつらこそ日本をクソにしてる元凶だから出て行って欲しいと思う >>13
教科書とかではなく
わかりやすい形が望ましいよな
逆バーにはだしのゲンがあるが パヨクどもは戦争には必ず相手が必要だということを理解できない。
理解した上での言動ということもありうるが… 専守防衛って聞こえはいいけど 本土決戦しか選択肢がないということだ
最新ミリタリー関連記事.
http://yamatotakeru999.jp/index.html
★米イージス艦事故 中国等のサイバー攻撃の可能性を探る
★再び荒れる尖閣 中国漁船団接近 ベトナム船は既に沈められる
★核使用発言に外交官追放 米ロ中のヒートアップする言動 憲法第9条通りやれば、本土決戦しかできない。そして、北朝鮮から核ミサイル
が飛んでくる。昭和20年8月と同じパタン。日本国民は竹やりで戦うの? そもそも前文と矛盾してますし
キュージョー!ヘーワ!と叫ぶやつは何故かそこを無視する
そんなに憲法が重要なら、そこは無視しちゃ駄目ですよね?もっと気概見せろよ 日本以外の普通の国なら領海侵入の時点で撃沈
そんな平和ボケ日本がアジアの平和均衡を乱している
日本が核武装してアメリカの様に怖い国なら北朝鮮や中国も今みたいに好き勝手出来ない
日本を戦場ににしてその混乱にじょうじて国家転覆をねらうアナーキストが日本中に蔓延
憲法9条信者を疑え >>3
>植民地もすべて奪われた日本が…
八幡はん、そういう認識なんか?
日本の植民地なんていつどこにあった?
八幡はんの植民地の定義、オレのと違うだけならいいけど。
軍事力があれば国の安全保障はホントに万全か?
国際関係からの孤立が国を滅ぼす。
国際連盟脱退後、大日本帝国は破滅の道を進んだ。
特に日本は資源がない国。
国際貿易なくして国は成り立たない。
経済活動、外交を停滞させないこてだって
立派に国益、国民を守ることになる。
外側の脅威には、国際社会と連携して対応するのが本筋ではないだろうか? 左翼は反論できないな、この記事は。
何故ならば左翼は憲法はイデオロギー
であって理論的合理性なんてないからな >>15
しかし、チョンのオマエに解説しても意味ないけどなあw
日本の憲法9条は、その条文を見れば分かるが、
「国際紛争の解決に武力を行使しない。そのための戦力を保持しない。」と言ってるだけ。
したがって、国際紛争に該当しない「テロ」や「侵略」に対抗するためには、自衛隊は9条の拘束をまったく受けないってことだ。
(解釈でなく、9条条文の意味通り) そもそも日本国憲法はGHQが作った、日本を拘束するための人権・国家蹂躙のための鎖
普通の憲法は自国民が国家国民のありようを宣言するためのものであるのに対し、
日本国憲法は戦勝国が日本を再起不能にして去勢・洗脳するために作ったもの
戦後、GHQの命令を受けた政府が新しい憲法を作っていた。
しかし、それを某変態新聞社が盗み出して紙面にて糾弾・ご注進し、
真に受けたGHQが日本人の手から作成する権利を剥奪して作った、
日本差別と弾圧を根底とするものだ
日本を叩きのめすためのものに、理屈も道理もない
真の独立国であるならば、即刻破棄しなければならないもの
たとえ精査した結果内容が同じになるのであれ、絶対に日本人が作った憲法でなければならぬ >>31
おい、寝言チョン。
日本の憲法は、キチンと日本の国会で審議され議決して作られたものだぜ。
そして、憲法が国民に公表され(発布)され、実際に施行されるまで6カ月の余裕があった。
その期間、共産党を含め、ただの一人の日本人からもその新憲法に異議を唱えたものはいなかった。
安倍の改憲は、その内容をみれば「外国人参政権」など、チョンに都合がいいからなw
その手には乗らんぜよ。 「戦場にさえならなければ戦争は最大の経済策」は
アメリカ的戦争経済思想 >>4
商売左翼、ご苦労様
お前が1人で9条バリアで日本を守れ。死傷者が出たら死刑な。 憲法9条は変える必要ないニダね
よく変わるとも限らないし、日本はバカが政治家になる国だからニダ
日本に攻めてくる国なんてないニダし
戦争なんてしなくともバカな政治家と自己中な官僚抱き込めば
日本が静かに平和裡に乗っ取られる可能性もある
どっちにしろ、自民党が中国共産党になろうが
ウリナラ党になろうが俺は知ったこっちゃない
日本人としての誇りなんか感じたこともないニダし
むしろ日本人は世界でも恥ずかしいダサい民族だと思うニダ
そう言うと出て行けというやつがいるが
そういうやつらこそ日本をクソにしてる元凶だから出て行って欲しいと思うニダ >>4
日本を守る気ゼロのパヨク哀れw
サヨクじゃなくパヨクなww 日本には本当の左翼右翼はいないよ
軍隊否定者は只のアナーキストか外国のスパイ思想者 そもそも9条は理解のある相手にしか通用しない
そして戦争になるとみんな狂う
つまり現実では無意味 >28
軍事力があれば、少なくとも今よりは安全保障のレベルが上がるだけでなく、
飛躍的に外交力と経済力も引き上がる。今のスイスが好例。
1930年代の話と結果を持ち出して、今に当てはめるのは単純化し過ぎて
本質を見失っている。
世界情勢、時代背景、価値観etcを当時と今で比較検証が必要。
現状、日本が100%孤立するような懸案は皆無であり、寧ろ孤立に向かって
いるのは北朝鮮。
国際社会と対応してきた結果が、今の北の核開発とミサイル開発であり
結局は役に立ってない。
国際社会の枠組みは大事でも、万能ではないので過信と期待は禁物。 モノは試し、ザイニチ・ぱよくに無抵抗主義を実践して貰おう。
やった方が罪等問われたら意味ないので全くお咎めなしで。
3年くらい試験運用して、その結果を元に判断すればいい。
3年後にも生きてたらコメント頼む。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています