北朝鮮が発射をほのめかす大陸間弾道ミサイルの脅威が迫る中、2010年11月に北から砲撃を受けた韓国・延坪島(ヨンピョンド)を取材してきた。

仁川港から高速船で片道2時間の距離。

北朝鮮側の陸地まで15キロ、5月に金正恩党委員長が現地指導しに来た長在島まではわずか7キロしかない。

展望台からは、長在島をはっきりと確認できる。兵器は見えなかったが、現在も多数の砲口が南を向いているはずだ。

砲撃事件で全焼した民家は、安保展示館になっていた。

北の多連装ロケット砲が発射した122ミリ砲弾の直撃を受けた民家は屋根が吹っ飛び、火災で焼き尽くされていた。

家の中にいれば、確実に焼死するだろう。島にはあちこちに堅固な地下待避所があり、住民がすぐに逃げ込めるようになっている。

砲弾ですら火の海となるが、ミサイルだとどんな惨事になるか、計り知れない。(北朝鮮ウオッチャー、金正太郎)

http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170828/soc1708280011-n1.html

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安保展示館になっていた、砲撃事件で全焼した民家