【モスクワ時事】ロシア軍の東部軍管区(司令部ハバロフスク)は29日、クリール諸島(北方領土と千島列島)で2500人以上の兵士が参加する軍事演習を開始したと発表した。

主な軍事施設がある北方領土の国後島や択捉島で実施している可能性がある。T72戦車やロケット砲など兵器700以上を投入し、上陸阻止訓練を中心に行う。

9月初めには射撃訓練も実施する。東部軍管区は今月10日にも、北方領土で1000人規模の軍事演習を実施したと発表している。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017082901214&;g=pol


千島列島で演習 首脳会談直前「露領」アピールか

【モスクワ杉尾直哉】ロシア軍の東部軍管区司令部(極東ハバロフスク)は29日、千島列島で兵士2500人規模による軍事演習を開始したと発表した。

仮想敵国が海から部隊を上陸させるのを阻止するシナリオといい、北方領土を含む諸島防衛を想定した演習とみられる。

演習には戦車や自走砲など700台以上が参加し、9月2日には実弾射撃訓練を実施する。

安倍晋三首相は9月6、7両日、極東ウラジオストクで露政府が開く東方経済フォーラムに参加し、プーチン大統領と北方領土での日露共同経済活動などについて協議する。

首脳会談直前の軍事演習は、北方領土を「ロシア領」とアピールする狙いがありそうだ。

https://mainichi.jp/articles/20170830/k00/00m/030/059000c