7月の旅行収支の赤字がこれまででもっとも大きかったことがわかりました。

旅行収支とは、韓国人旅行者の海外での消費を「支出」、韓国を訪れた外国人の韓国での消費を「収入」として収入から支出を差し引いたものです。

韓国銀行が5日、発表したところによりますと、7月の旅行収支の赤字は、去年の同じ月に比べて5億ドルほど増えて暫定で17億9000万ドルだったということです。

これまででもっとも大きい赤字幅です。

これは、夏休みの海外旅行者数が増えたのに対して、外国人の韓国旅行、なかでも中国人の韓国旅行が急激に減ったためです。

7月の韓国人の海外旅行者数は、去年の同じ月に比べて14.5%増えて238万9000人で、これまででもっとも多くなりました。

これに対して、韓国を訪れた外国人は、40%ほど減って 100万9000人でした。

なかでも中国人は、28万1000人と、去年の同じ月に比べて70%近く減りました。

これは、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備をめぐる報復措置が影響したものとみられます。


2017-09-06 10:04:47
http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_Dm_detail.htm?No=64983&;id=Dm