■韓国人監督、嫌韓デモに対抗する日本人団体のドキュメンタリー映画を制作=韓国ネット「日本と韓国は兄弟」「日本の悪口を言えなくなった」
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2017年9月22日、ある韓国人監督が嫌韓デモ隊に抗議する日本の市民団体を扱ったドキュメンタリー映画を制作したとのニュースが、韓国のネット上で話題となっている。

韓国・SBSによると、在日韓国・朝鮮人らに対するヘイトスピーチ(憎悪表現)が深刻な社会問題になったことを受け、日本政府は昨年、「ヘイトスピーチ対策法(本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取り組みの推進に関する法律)」を施行した。

同法は差別意識を助長する目的で生命や身体などに危害を加えると告げることや、著しく侮辱することを「差別的な言動」と定義し、「容認しないことを宣言する」と明記しているが、事前規制の規定が設けられていないことから、実効性に疑問を呈する声が相次いでいる。

そのような中、日本のある市民団体が立ち上がった。団体の名前は対抗して戦うという意味の「カウンターズ」。

韓国人のイ・イラ監督はその中でも特に積極的に活動を行っている「男組」のメンバーの姿をカメラに収めた。

映像の中で「男組」のメンバーは、デモ隊との激しい衝突もいとわず、嫌韓デモの参加者1人1人に圧力をかけて現場から追い払っている。

「差別反対運動に過激な手段を用いるべきでない」と指摘する声もあるものの、日本のために差別行為をなくそうと努力する「男組」メンバーの熱い思いは大きな反響を呼んでいるという。

このニュースを見た韓国のネットユーザーからは
「こういう良心的な日本人は応援する!」
「立派な人たちだ」
「彼らの正義を見習いたい」
「国を正常な状態に戻すには、彼らのような努力が必須」
「彼らの存在を知ってから日本の悪口を言えなくなった」など「男組」メンバーに対する応援や称賛のコメントが相次いでいる。

また、「日本と韓国は兄弟。いつか過去の問題が全て解決され、2国が仲良く過ごせる日が来てほしい」
「日本にいる韓国人がこれ以上悲しい思いをしませんように」などと願う声も。

そのほか、「勘違いしてはいけないよ。彼らは日本のために活動しているだけ。韓国を守ろうとしているのではない」
と指摘する声もみられた。(翻訳・編集/堂本)

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