2兆ウォン投じた「神話テーマパーク」、先月30日にオープン

観光地として人気の済州に初めてオープンした大規模テーマパーク「神話テーマパーク」が活況を呈している。先月30日にオープンして以降、週末には約5000人、平日は約3000人が来場している。

神話テーマパークは「済州国際自由都市」開発事業の目玉プロジェクトの一つ。ラムジョン済州開発が2兆ウォン(約2000億円)を投じ、西帰浦市内の251万9000平方メートルの敷地に建設した。

神話テーマパークは、世界の神話と伝説をテーマにした三つのテーマゾーンとさまざまな遊具で構成される。済州の遮帰島にある岩の伝説をモチーフにした「ミスティック・アイランド」の公演も見ものだ。

高麗時代に中国が遮帰島に送り込んだ中国人が、この島の地脈と水脈を断ち切って帰ろうとし、漢拏山の守護神がタカになって突風を起こして中国人の乗った船を沈没させたという伝説だ。遮帰島という名前は、この中国人たちの帰国を遮断したという意味からつけられたという。

11月には韓流スター、G-DRAGONがデザインに参加したカフェとボウリング場などがある「YGリファブリック」がオープンする。12月までには、マリオットリゾート、ラムジョンリゾート、会議・展示施設、レストラン、ショップ、外国人専用カジノが相次いでオープンする。

2019年には「ハンガーゲーム」をはじめ米ライオンズゲートが制作した映画を基にした「ムービーワールド・済州神話ワールド」もオープンする。

ラムジョン済州開発のイム・テクピン副社長は「済州道の神話を全世界の人々が理解しやすいように工夫した」として「今後も神話もベースにコンテンツを開発し、世界的レベルの総合リゾートをつくりたい」と意欲を見せた。

済州= オ・ジェヨン記者

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