0001ねこ名無し ★
2017/10/27(金) 04:53:56.68ID:CAP_USERエネルギー業界では韓国の原発産業が今後「新技術導入と開発中断→研究組織崩壊→国際競争力下落→関連企業退出」という最悪の手順を踏みかねないとの懸念が大きくなっている。
昨年だけでも原子力業界は韓国が近い将来世界の原発市場を掌握するだろうと自信を持っていた。韓国政府と韓国水力原子力が7年間に2000億ウォン以上の予算をかけて2014年に開発した原子炉「APR+」のためだ。
この原子炉は国際原子力機関(IAEA)の報告書で発電容量と効率・安全性などで優秀と評価された。以前のモデルである「APR1400」だけでなく海外の原子炉より一段上という評価を受ける。
2011年の福島原発事故は発電機の浸水により電源が切れたため冷却システムが作動しなくなり被害が拡大した。しかしAPR+は重力など自然力によって冷却水を絶えず供給するシステムを備えることで福島原発事故のような事態に備えた。
特に原発設計の核心コードと計測制御設備など核心技術も100%国産技術だった。以前のモデルであるAPR1400の場合、基本技術を保有したウェスティングハウスが技術流出の可能性をめぐり反発したため中国への輸出に失敗したことがある。
APR+を野心を持って準備した韓国水力原子力は第7次電力需給基本計画に基づき2026〜2027年に完工するチョンジ原発1・2号機に初めて導入する計画だった。輸出も念頭に置いた。韓国原子力安全技術院は米原子力規制委員会の基準に合わせてAPR+の標準設計認可審査を行った。
韓国水力原子力関係者は「長い時間と費用をかけて開発したAPR+は世界で最も先を行く水準の技術だが韓国政府の脱原発政策により死蔵される手順を踏んでいる」と吐露した。
熱心に開発した技術をむやみに捨てるという指摘が提起されると韓国政府は原発技術の海外輸出を補完策として持ち出した。しかし専門家らは韓国国内に導入していない原子炉を購入する国はないだろうと線を引く。韓国国内で十分な運営経験を蓄積していない原子炉は国際市場で信頼を得られないという話だ。
韓国水力原子力とAPR+を共同開発したある重工業会社関係者は「基本技術があれば原発輸出時の建設から運営まで一括受注することになり多くの付加価値を創出できる。米国と英国がAPR+に多くの関心を見せたが韓国政府の原発建設中断決定で光を見られない可能性が大きくなった」と伝えた。
国内受注と輸出が行き詰まれば原発開発に参加する企業に被害が予想される。韓国の原発は1956年に原発第1世代の米国・英国留学に始まり61年の歴史を誇る。この期間に構築された、政府発注、公企業の開発と運営、大企業の建設、中小企業の部品供給につながる生態系が崩壊する可能性が大きい。
当面は新古里5・6号機建設に頼ることができる。しかし新規原発工事がすべて取り消されれば、英国、サウジアラビア、チェコなど海外事業に頼るほかない。2022〜2023年、2026〜2027年は発注がなく端境期を乗り越えなければならない。一部部品会社は「原発事業を放棄しなければならないかもしれない」とこぼす。
原発に入る熱風機部品を納品するJ社関係者は「小さい会社は大企業が発注する製品に対する依存度が高いため産業が消えれば経営も厳しくなるほかはない。現在としては中国需要に頼るしかない実情」と話した。
衝撃を受けたのは中小企業だけではない。原子炉を作る斗山(トゥサン)重工業や電線を納品するLS産電、建設会社である現代(ヒョンデ)建設やサムスン物産など大企業も打撃が避けられない。主力製品転換を念頭に置いている所もある。
http://japanese.joins.com/article/803/234803.html
http://japanese.joins.com/article/804/234804.html
(>>2以降に続く)