本サイトで女優・モデル水原希子が「サントリー・モルツ」の公式CMアカウントにあふれる、ヘイトいや差別ツイートの醜悪さを批判した。

本サイトにも水原希子がたたかれるのは、「『日本人じゃないから許してね』、ということを言ったからですけど」という反論ツイートも寄せられた。

これについては、この手の問題(差別問題)に関してはよくある形で、整理されていないまま一定個人を叩くという現象である。すなわち、
@サントリーのCMに寄せられた差別ツイートに関して、それはどう思うのかを論じる
Aその後、ネットに出回る水原希子の「日本人じゃないから許して」という言葉があったのか、なかったのか。
という段階を経て論じることが必要である。

が、どうやら水原希子の言動自体なかったとされることが真実、あるいは真実性に相当される動画が存在し、翻訳された日本語をみてもそのような単語が見られない。

事実でないのに、このような状況はなぜ起きたのか。つまり火のないところに煙はなぜ立ったのか。

まず拡散した人がもともと、反韓国、反中である素地があったこと。水原希子のサントリーCMバッシングは過去の言動(それが煙がどうか確認せず)があったからだ、と勢いづいてしまった点。勇み足である。

そして反中、反韓的記事がネットにおいて、受けるという点があげられる。いや、こういった記事を読んだ方が差別主義者ではなく、ついタイトルを見てクリックしてしまう人もいるだろう。興味本位の人もいれば、差別についてもっと勉強したいという人もいるだろう。

反韓思想がなくても、韓国に怒りを覚えることがある。WBC2009年の日本代表vs韓国代表戦で、日本が敗北。その際、韓国選手が国旗をマウンドに立てたシーン。あのイチロー選手が激怒した。何て無礼な選手たちだろうと思ったの人は少なくないはず。

これをもって反韓に走るわけではないが、「韓国代表」の選手たちである。韓国に反感を持った人も多いだろう。

とは言え、問題はニュースサイトのPVがネトウヨっぽい記事が受けるのもどうか。水原希子の根拠なきバッシングはネット言論の特色が出ており、水原希子ならずとも、今後、日本国籍を持たない犠牲者が出ると思われる。(編集部)

http://n-knuckles.com/media/entertainment/news002422.html


水原希子がなぜかネトウヨ、いや差別主義者から叩かれている。遠因は恐らく水原希子の両親がアメリカ人の父、韓国人の母という生い立ちからだと思われるが、もしそれが原因だとしたら我々、日本人のメンタリティが問われるくらい、酷い状況だ。

水原希子の生い立ちだけでバッシングするのならば、これはヘイトというより人類の最も大きな過ちの一つ、差別である。先達は歴史に学んで人類の発展に貢献してきた。その先達の魂を汚してはならない。人類は大きな過ちをたくさん犯してきた。その度に自省してきた。

奴隷制度から始まり、近代では広島・長崎の原爆投下、アウシュビッツなどの民族浄化。これらの非人道的行いを糺してきた。差別の名のもとでどのくらいの悲劇が起きてきたのか。忘れてはいけないと言った戦後から約70年。

たったそれだけの年月で差別主義が復活するほど、人類は、いや日本人は愚かではあるまい。水原希子がいわれのない差別を受けているのは、2017年現在である。

因みに先日、ツイッター社前ではヘイトツイートに対してデモが行われた。ツイートをプリントアウトして、足で踏んづけるというものだった。これに対しては違和感を抱く人も少なくなかったようだ。

また、ツイート内容がどのようにセレクトされたのかも疑問が残る。差別をなくそうという意図であるのは分かるが、手法が過激になればなるほど泥沼化する懸念も一方である事を指摘しておきたい。 ヘイトツイートはなぜなくならないのか。文中敬称略。(編集部)

http://n-knuckles.com/media/entertainment/news002407.html