韓国中部・天安にある旧日本軍の従軍慰安婦に謝罪する内容の碑を書き換えたとして、公用物損壊罪などで在宅起訴された日本人男性(69)の初公判が21日、大田地裁天安支部で開かれ、検察が懲役1年を求刑し即日結審した。

検察は「外交の新たな対立を招きかねない」と理由を述べた。男性は書き換えを認めた上で、碑は、朝鮮半島での女性の強制連行の証言が後に虚偽と分かった故吉田清治氏が設置したもので、公共物ではないと主張した。判決は来年1月11日。

男性は今年3月、謝罪碑の上に「慰霊碑」と記した碑を張り付けた。男性は吉田氏の息子の依頼だったと説明。韓国検察は吉田氏の息子についても聴取をしないまま教唆罪で在宅起訴したが、息子は出廷しなかった。


2017.12.21 14:07
http://www.sankei.com/world/news/171221/wor1712210025-n1.html