【ソウル聯合ニュース】

旧日本軍の慰安婦被害者を支援する市民団体「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協)は5日、被害者の1人が同日死去したと伝えた。遺族の意向により氏名などの個人情報は公表しない。韓国政府に登録されている旧日本軍の慰安婦被害者239人のうち、生存者は31人に減った。昨年には8人が亡くなった。

挺対協によると、故人は13歳ごろ工場に連れていってやるという言葉にだまされ、満州(現中国東北部)で慰安婦としてつらい生活を強いられた。日本による植民地支配から祖国が解放され、韓国に戻ったが、慰安所での被害がもたらした体と心の病に苦しんだという。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は4日、慰安婦被害者をソウルの青瓦台(大統領府)に招いて昼食会を開き、「慰安婦問題の解決に最善を尽くす」と述べた。


2018/01/05 16:24
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