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 ALS(筋萎縮性側索硬化症)の研究支援を目的とした「アイス・バケツ・チャレンジ」が世界中で注目を集めたのが2014年。時が流れるのは早いもので、各国の著名人たちが続々とバケツの冷水をかぶる映像を公開してから4年が経とうとしている。そのブームはすでに去ったが、中国メディア曰く「日本では毎年正月にアイス・バケツ・チャレンジが行われている」とのことである。

 中国メディア・今日頭条は9日、日本の「アイス・バケツ・チャレンジ」として、各地で行われる新年の「水行」の儀式を紹介する記事を掲載した。

 記事は、新年を迎えた東京でこのほど、半裸の神道信者たちが年に一度行う新年の「水行」を実施したと、その様子を撮影した画像とともに紹介した。写真には、寒空の下でふんどし一丁になり、頭に日の丸の鉢巻きを巻いた男性たちが木桶に汲んだ冷水を頭から思い切り浴びる姿が映っている。その気合の入った厳しい表情からは、水の冷たさが伝わってくる。

 「日本式アイス・バケツ・チャレンジ」とも言える新年の水行を執り行う目的について記事は「自分の忍耐力を試すとともに、自らの魂を浄化する。そして、新たな1年に幸運が訪れることを期待するのだ」と説明している。写真では、白い衣を身に着けた若い女性が男性たちに負けず冷水を肩から被る様子も紹介された。

 中国ではこの時期になると、氷の張った湖に中高年者が入って泳ぐ寒中水泳のニュースが伝わって来る。身体と精神の鍛錬を目的として極寒の水中に入るとのこと。そんな彼らからしてみれば、日本で見られる水行は「大したことない」のかもしれない。いずれにしても、無理のない範囲で健康に注意して行わなければならない。