米国政府が自国民に向け、北朝鮮を訪問する場合は遺言を準備し、葬儀の計画も立てておくよう警告した。

米国務省は今月10日(現地時間)、海外旅行の行き先国別に現地の危険状況を伝える新たなシステムを立ち上げ、ホームページに公開した。その中で北朝鮮については「最悪の状況に備えるべき」と警告した。米国のラジオ放送「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」などが15日に報じた。

国務省が北朝鮮訪問の承認を得るために取っておくべき条件として挙げたのは「遺言状の作成」「保険金受取人あるいは関係する弁護士の指定」「子供の養育費、ペット、財産、葬儀に関する計画を配偶者など家族と話し合っておくこと」などで、緊急時対応計画を準備することを求めた。

米国務省はまたホームページに「米国政府は北朝鮮と外交・領事関係がないため、北朝鮮に滞在する米国市民に緊急時のサービスを提供できない」「米国政府に代わりスウェーデン政府が限られたサービスを提供できるが、北朝鮮政府は拘禁された米国人に対するスウェーデン政府関係者の接近を通常は遅らせ、あるいは拒否している」などと明らかにした。


2018/01/17 09:50/朝鮮日報
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