今週、一時帰国の際、韓国のアシアナ航空を利用したが、その機内誌(1月号)を見てうなった。機内で見ることができる映画の一覧表が出ていて、「全路線で上映」という各国映画のリスト中で韓国映画が7本で最も多いのは当然として、うち3本が昨年、話題作として大いにもてはやされた反日モノだったのだ。

 戦時中の日本での朝鮮人炭鉱労働者の抗日暴動を描いた例の『軍艦島』と、大正時代の関東大震災を背景にした朝鮮人の無政府主義テロリストが主人公の『朴烈』、それに慰安婦問題がテーマの『アイ・キャン・スピーク』。とくに3つ目は「今月の映画」としてカバーストーリー風になっていて、主演女優が1ページ大の写真で登場し、映画の内容も英語と韓国語で簡単に紹介されている。英文によると彼女は映画で「日本植民地時代および第二次世界大戦中の強制された性奴隷の犠牲者」を演じたと書かれている。

 機内誌の映画ページの表記は「ASIANA ENTERTAINMENT」とある。韓国ではエンターテインメント(娯楽)として慰安婦モノなど反日映画が好まれているということだが日本人には当然、不愉快だ。この種の反日情報が近年、日本人の韓国旅行激減の背景の一つなのだが、そのことが韓国ではまだ分かっていない。(黒田勝弘)

ソース:産経ニュース【ソウルからヨボセヨ】反日映画好む韓国、日本人の旅行激減の背景の一つなのだが…
http://www.sankei.com/column/news/180120/clm1801200005-n1.html