http://www.sankei.com/life/news/180125/lif1801250063-n1.html

 日本のヒップホップ界の草分けで、24日に57歳で死去したラッパー、ECD(本名・石田義則)さんを悼む声がツイッター上にあふれた。原発や安保法制に反対するデモにたびたび参加していたこともあり、音楽関係者のほかに左派グループの人々のツイートが多かった。

 在日特権を許さない市民の会(在特会)などへの激しいカウンター活動で知られる「対レイシスト行動集団」(C.R.A.C)の公式ツイッターでは、昨年夏にECDさんが安保法制反対デモに参加した際の写真などを数枚掲載。ミュージシャンと思われる人の「2013年の新宿ロフトのしばき隊のイベントでお話させていただきました」などとするコメントなどもリツイートした。

 政治家からも悼む声が。共産党の池内さおり前衆院議員は「新宿でのハイタッチ、忘れません。ご冥福をお祈りいたします。ありがとうございました」とつづった。

 有田芳生参院議員は「ECDさん。静謐(せいひつ)な佇(たたず)まいに秘められた闘志をヘイトスピーチの現場や国会前などでお見受けしてきました。都知事選のとき、新宿の歩行者天国で、独り、のぼり旗を手に屹立(きつりつ)していた姿を思い出します。お疲れさまでした」と回想した。(WEB編集チーム)