産経ニュース2018.2.1 20:43更新
http://www.sankei.com/pyeongchang2018/news/180201/pye1802010017-n1.html

 【ソウル=桜井紀雄】韓国の朴槿恵(パククネ)前政権時代の国政介入事件で保革に二分した国民の気持ちを「平昌五輪で一つに」−。これが文在寅(ムンジェイン)大統領の願いだった。だが、開幕直前の北朝鮮の参加決定をめぐって国論が分裂。反発する世論を抱えたまま、主催国、韓国は9日の開幕を迎える。

 「平和五輪のためによいことだと考えていたが、選手たちの立場を前もって十分に推し量れなかった」

 文氏は1月30日、閣僚らとの会議でこう吐露した。アイスホッケー女子で南北合同チーム結成を性急に進めたことで、若者を中心に「韓国選手の出場機会を奪うものだ」と強い反発が起きたことを受けた言葉だ。

 1月24日、インターネット上に奇妙な現象が現れた。「平和五輪」という用語が人気検索語1位に急浮上した。文氏の支持者らがこの日、誕生日を迎えた文氏に「プレゼントしよう」と文氏のモットーである「平和五輪」を検索するよう呼びかけた結果だった。

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