平昌冬季五輪は9日夜、平昌五輪スタジアムで開会式を行い、開幕する。五輪の開会式といえば、聖火台への最終点火者が最大の関心事だが、今大会は「平和五輪」を掲げて南北融和をアピールしようとしている文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、開会宣言の“ルール”を順守するかどうかも要チェックだ。

 五輪の開会宣言については、開催国の国家元首が行うことが五輪憲章で定められている。国際オリンピック委員会(IOC)は五輪で政治的アピールをすることを禁じており、開会宣言の文言は一言一句、明確に決められている。

 規定によれば、文氏は「私は平昌で開催する第23回オリンピック冬季競技大会の開催を宣言いたします」と言わなければならない。2008年北京五輪の胡錦濤国家主席(当時)も、2014年ソチ冬季五輪(ロシア)のプーチン露大統領も、五輪憲章に従った。

 だが、過去にはルールが破られたことがある。

 2001年の米中枢同時テロ後の2002年に、米ユタ州で開催されたソルトレークシティー冬季五輪の開会式で、ブッシュ米大統領(当時)は単に「ソルトレークシティーで開催する第19回オリンピック冬季競技大会の開催を宣言いたします」と言うべきところを、「誇り高く、決意に満ちた、偉大な国を代表して」と付け加え、物議を醸した。


(以下略、続きはソースでご確認下さい)
http://www.sankei.com/pyeongchang2018/news/180209/pye1802090002-n1.html