平昌冬季五輪の開幕が迫る韓国国内で、北朝鮮を大会に参加させるために“特例”を連発する文在寅(ムン・ジェイン)大統領を罵倒するラップ曲が動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開され、約2週間で視聴回数が136万回を超えている。

 『平昌遺憾』と題するラップ曲を投稿したのは、「Boy Bugs(虫少年)」と名乗る正体不明の人物。「平壌五輪になってしまった」「どうして北朝鮮に弱腰なんだ」「韓国選手が流した汗より北朝鮮選手が優遇される」「いっそ侵略してくれと願えばどうだ」などと、過激かつ下品な言葉を並べている。

 金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が1月1日の「新年の辞」で平昌五輪へ代表団を派遣する意思を表明してから、「平和五輪」のイメージ作りをもくろむ文氏は次々に、国内外の反対を押し切る形で北朝鮮の要求を受け入れている。

 韓国選手の意思を問わずに、アイスホッケー女子の南北合同チーム結成を性急に進めたことが、政権への反発を拡大させた。若者を中心に批判が広がり、1月25日に発表された世論調査結果では、文氏の支持率は前週より6・2ポイント下落し、59・8%と大統領就任後初めて6割を割り込んだ。

 「韓国国内にいらぬ亀裂を生んだ」といった批判に対し、文氏も「平和五輪のためによいことだと考えていたが、選手たちの立場を前もって十分に推し量れなかった」と認めざるを得なかった。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)
http://www.sankei.com/smp/pyeongchang2018/news/180209/pye1802090011-s1.html