https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180209/k10011322721000.html
2月9日 15時54分

9日夜行われるピョンチャンオリンピックの開会式に、日本選手のおよそ7割が、厳しい寒さに対する体調管理や、試合に向けたコンディショニングを優先させるなどとして出席しない見通しとなりました。

JOC=日本オリンピック委員会は、9日午前の段階で開会式に出席する予定にしている選手を発表しました。それによりますと、出席するのは選手124人のうち、旗手を務めるスキージャンプ男子の葛西紀明選手、女子の高梨沙羅選手、カーリング男子の両角友佑選手など37人で、全体の3割程度です。

一方、日本選手団の主将を務めるスピードスケート女子の小平奈緒選手や、ノルディック複合の渡部暁斗選手、スノーボードの平野歩夢選手など、およそ7割にあたる87人は出席しない見通しだということです。

日本選手団は、7日行われた選手村の入村式に選手は参加しておらず、JOCによりますと、開会式についても厳しい寒さに対する体調管理や、試合に向けたコンディショニングを優先させた結果、出席を見送る選手が多くなったということです。

大会の組織委員会によりますと、開会式が始まる午後8時のピョンチャンの最低気温は、ここ数日よりは高いものの氷点下5度と予想されています。