南北合同チームの連敗止まらず、GKの孤軍奮闘もむなしく

【AFP=時事】平昌冬季五輪は18日、アイスホッケー女子の5〜8位決定予備戦が行われ、韓国と北朝鮮の代表が結成した南北合同チーム「コリア」は、GKシン・ソジョン(Shin So-jung)が51本のセーブを記録する奮闘を見せたが、チームはスイスに0-2で敗れ、今大会の連敗は4に伸びた。

北朝鮮選手12人を含む歴史的な合同チームは、これまで22失点を喫した一方でゴールはわずか1点にとどまっており、メダル獲得の可能性がなくなった今は自らのプライドのために戦っている。この日も、シンの素晴らしい活躍がなければ、スコアはもっと悪いものになっていたかもしれない出来だった。

孤軍奮闘してまずまずのスコアに抑えたシンは試合後、「(五輪に来て)もう10日なるが、あと10日あればいいのにと思う」「最初の試合では自分に向かってパックが飛んでくると緊張してしまったが、(第3戦の)日本との試合からは自分のところに来てほしいと思うようになった」と語った。

試合が行われた関東ホッケーセンター(Kwandong Hockey Centre)には約6000人の観客が詰めかけたが、北朝鮮が誇る約200人の「美女応援団」の姿は見られなかった。敗れたコリアは、20日に平昌五輪で最後の試合に臨む。

【翻訳編集】AFPBB News

ソース:AFPBB News 2018.2.18 18:50
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