https://mainichi.jp/articles/20180221/k00/00m/020/091000c

 北九州市は20日、北九州空港と韓国・襄陽(ヤンヤン)、務安(ムアン)の両空港を結ぶ国際定期2路線を5月13日から就航させると発表した。両路線でチャーター便を就航させていた韓国の航空会社「コリアエクスプレスエア」が運航する。北九州空港が福岡市や山口県下関市など人気の観光地から近く、24時間発着できる点を評価した。

 ブラジル・エンブラエル社の50人乗りのジェット機を使用。襄陽線が火、木、日曜、務安線は火、金、日曜にそれぞれ運航。いずれも1日1往復で、片道1万5000円を想定している。両路線とも70〜80%の搭乗率を目指し、乗客が増えれば増便も検討するという。

 襄陽空港は冬季五輪開催中の平昌(ピョンチャン)に近く、周辺にはリゾート地がある。務安空港は人気観光地の光州(クァンジュ)へのアクセスが良い。

 同市役所で記者会見した同社の盧祥来(ノ・サンレ)経営企画室長は「北九州は魅力があり、韓国でも関心が高まっている」と期待した。