https://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/201803/0011112179.shtml

 【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長がIOC本部のあるスイスから北朝鮮に向かったことが28日、複数の関係者の話で分かった。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と会談する可能性もある。南北融和に貢献した2月の平昌冬季五輪後の訪朝で、IOCの存在感をさらに高める狙いがあるとみられる。

 IOCは平昌五輪出場枠がなかった北朝鮮に特例的な参加を認め、アイスホッケー女子で五輪初の南北合同チーム結成や開会式での合同入場行進を実現させた。国際社会から厳しい制裁を受けている北朝鮮側には、今後の国際大会参加などでIOCの支援を取り付けたい思惑がのぞく。