http://www.sankei.com/smp/world/news/180427/wor1804270041-s1.html

 南北首脳による共同宣言を受けた安倍晋三首相と記者団とのやりとりは次の通り。



 −−共同宣言では朝鮮半島の完全な非核化を目指すとした。日本政府としての受け止めは

 首相 文在寅(ムンジェイン)大統領と金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が北朝鮮の非核化などを真剣に議論したことを、北朝鮮をめぐる諸懸案の包括的な解決に向けた前向きな動きと歓迎する。今回の会談を受け、そして米朝首脳会談を通じ、北朝鮮が具体的な行動を取ることを強く期待する。今後の動向を注視する。

 具体的な中身は文大統領から直接、電話で聞くことになっている。いずれにせよ拉致や核・ミサイル問題の包括的な解決に向け、そして、米朝首脳会談に向け、日米韓で緊密に連携していきたい。中国やロシアなど国際社会ともしっかり連携したい。

 −−共同宣言では韓国と北朝鮮、米国、中国で会談を進めるという話もあり、日本が蚊帳の外に置かれる懸念はないか

 首相 それは全くない。先般も(日米首脳会談で)トランプ大統領と11時間以上にわたって話をし、今後の基本的な方針について一致している。文大統領とも日米で話した基本的な方向で一致している。