http://www.sankei.com/smp/politics/news/180509/plt1805090031-s1.html

 安倍晋三首相は9日午後、韓国の文在寅大統領と首相官邸で会談した。両首脳は、未来志向の関係を目指す「日韓共同宣言」から今年で20年になるのを踏まえ、首脳同士が相互に往来する「シャトル外交」を推進する方針で一致した。首相は慰安婦問題に関し「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した日韓合意の着実な履行を求めた。

 会談で首相は、北朝鮮の核問題などを念頭に「地域の平和と安定のために意思疎通を図りながら、連携を深めたい」と表明。文氏は「適切な時期に再び日本に来たい。首相にも再び韓国に来てほしい」と応じた。

 首相は、韓国・釜山の日本総領事館前に徴用工像の設置を目指す動きについて、警官隊を派遣するなどして事実上阻止した文政権の対応を評価し、引き続き設置させないよう要請した。